政府の地震調査研究推進本部が公表している毎月の地震活動の評価によると、1月は「M4.0以上およびM5.0以上の地震の発生は、それぞれ80回(12月は79回)および15回(12月は8回)であった。また、M6.0以上の地震の発生は0回であった。」との内容だ。
幸いにも1月は大きな地震はなかったが、M6.0以上の地震発生の回数は、1924年から2007年の84年間の平均値で月回数1.4回、年回数約17回とのことであり、確率的には今年もM6.0以上の地震は発生することは間違いない。
特に政府が予測している海溝型、活断層型地震以外の隠れた断層が何千年、何万年ぶりに引き起こす地震も考えられ油断は禁物だ。
東京に住む我々にとって公表されている断層以外に気がかりな断層がまだあるかもしれない。70年代に荒川断層が存在するとされてきたが、2004年に存在しないことがわかった。しかし、ひとつ解明されていない武蔵野台地北部周辺に活断層があれば直下型地震として埼玉県南部と東京西部は大きな被害となるであろう。
いずれにせよ地震対策は不断からの準備が必要だ。