地震リスク delphis manta blue

身近な地震リスク 減災を目指して

<復興を願い 2011.3.11東日本大震災>
<未曾有の巨大災害 記録>

福島県沖地震 震度5弱 被害はない模様

2010-03-14 | 地震リスク

福島県沖でM6・6、楢葉町で震度5弱(読売新聞) - goo ニュース

昨晩から地震が発生していた福島県沖で、再び地震が発生した。北海道から東海にかけて揺れを感じた。

<気象庁 地震情報>

http://www.jma.go.jp/jp/quake/20100314171703491-141708.html

<USGS 地震情報>

http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/recenteqsww/Quakes/us2010tva3.php


宮城県は地震多発県なのか?

2010-03-14 | 地震リスク

宮城・福島・山形で震度4 震源は福島沖(朝日新聞) - goo ニュース

昨晩の東北地方の地震は福島県沖を震源する最大震度4(宮城県)の地震であった。東北の太平洋側は北米プレートに太平洋プレートが沈み込むことによって起きる海溝型地震が特徴だ。

約37年周期で発生する宮城県沖地震は、1978年6月の発生以来、今年で32年が経過する。政府の地震調査研究推進本部が公表した30年発生確率は99%と非常に高い確率だ。いつ起きてもおかしくない。

気象庁が1926年から記録している震度データによると、宮城県で震度5弱以上の揺れに見舞われた回数は23回、震度6弱以上に絞ると6回で、この6回はなんと2001年以降に発生した地震に集中している。

2001年以降、震度6弱以上を記録した地震は、2003年5月宮城県沖地震(被害額54億円)、2003年7月宮城北部地震(被害額320億円)、2005年宮城県沖地震(被害額9億円)、2008年岩手・宮城内陸地震(被害額1,100億円)と海溝型地震、断層型直下地震と続いている。(注:被害額は宮城県公表の住宅被害を除く産業・土木等の被害額)

今後、宮城県で予想される大地震は、宮城県が公表している地震被害想定では、宮城県沖地震の単独・連動発生、津波の発生と仙台市の真下にある利府・長町断層直下地震の発生が懸念されている。

大地震の発生を止めることはできないが、これまでの地震被害を教訓に減災に向けた建築物の耐震化等により、被害を最小限に止め、大地震が起きてもビクともしない社会基盤づくりが必要だ。

NHKスペシャルで放映されている巨大地震メガクェークは、一般の我々にとって、将来確実に起きる災害をわかりやすく語りかける貴重な番組だ。

大都市に乱立する超高層マンション・ビルは未知の長周期地震動により被害を受け、今晩放映される津波は、つい先日のチリ巨大地震津波により日本へも確実に押し寄せる津波の恐怖を実感させた。

人口100万人を超える仙台市は、東北の経済の中心地である。1978年宮城県沖地震により戦後初の都市型災害を経験した教訓を生かすことができるのか見守りたい。