昨晩のNHKスペシャルをみて改めて南海トラフ巨大地震が今世紀最大の地震災害になるのではないかと感じた。
シミュレーションで描かれた高知市の大津波は都市がまさか津波被害を受けるとはと絶句した。東京湾岸ももしやこんなことが起きるのか不安となった。
1707年の宝永地震は東海・東南海・南海地震が一気に起こり、10mを超える大津波が各地を襲ったとされる。300年が経過し、今度来る南海トラフ巨大地震がこのタイプの地震になるだろうとのことに恐怖を感じた。
福島県沖でM6・6、楢葉町で震度5弱(読売新聞) - goo ニュース
昨晩から地震が発生していた福島県沖で、再び地震が発生した。北海道から東海にかけて揺れを感じた。
<気象庁 地震情報>
http://www.jma.go.jp/jp/quake/20100314171703491-141708.html
<USGS 地震情報>
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/recenteqsww/Quakes/us2010tva3.php
宮城・福島・山形で震度4 震源は福島沖(朝日新聞) - goo ニュース
昨晩の東北地方の地震は福島県沖を震源する最大震度4(宮城県)の地震であった。東北の太平洋側は北米プレートに太平洋プレートが沈み込むことによって起きる海溝型地震が特徴だ。
約37年周期で発生する宮城県沖地震は、1978年6月の発生以来、今年で32年が経過する。政府の地震調査研究推進本部が公表した30年発生確率は99%と非常に高い確率だ。いつ起きてもおかしくない。
気象庁が1926年から記録している震度データによると、宮城県で震度5弱以上の揺れに見舞われた回数は23回、震度6弱以上に絞ると6回で、この6回はなんと2001年以降に発生した地震に集中している。
2001年以降、震度6弱以上を記録した地震は、2003年5月宮城県沖地震(被害額54億円)、2003年7月宮城北部地震(被害額320億円)、2005年宮城県沖地震(被害額9億円)、2008年岩手・宮城内陸地震(被害額1,100億円)と海溝型地震、断層型直下地震と続いている。(注:被害額は宮城県公表の住宅被害を除く産業・土木等の被害額)
今後、宮城県で予想される大地震は、宮城県が公表している地震被害想定では、宮城県沖地震の単独・連動発生、津波の発生と仙台市の真下にある利府・長町断層直下地震の発生が懸念されている。
大地震の発生を止めることはできないが、これまでの地震被害を教訓に減災に向けた建築物の耐震化等により、被害を最小限に止め、大地震が起きてもビクともしない社会基盤づくりが必要だ。
NHKスペシャルで放映されている巨大地震メガクェークは、一般の我々にとって、将来確実に起きる災害をわかりやすく語りかける貴重な番組だ。
大都市に乱立する超高層マンション・ビルは未知の長周期地震動により被害を受け、今晩放映される津波は、つい先日のチリ巨大地震津波により日本へも確実に押し寄せる津波の恐怖を実感させた。
人口100万人を超える仙台市は、東北の経済の中心地である。1978年宮城県沖地震により戦後初の都市型災害を経験した教訓を生かすことができるのか見守りたい。
チリ中部でM7.2の地震=国内沿岸部に津波警報(時事通信) - goo ニュース
チリ巨大地震の余震が立て続けに発生した。最大余震はマグニチュード7.2を記録した。日本で懸念される首都直下地震規模の余震が発生したことになる。
産経新聞の記事によると、今回の地震は過去100年間で5番目の規模に相当するとのことで、保険会社の負担する金額は総額40億~70億ドル(約3600億-6300億円)に上る可能性が高いとのことだ。
<SankeiBiz記事>
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100312/mcb1003120507008-n1.htm
江戸の町炎上…安政地震の瓦版、岡山で見つかる(読売新聞) - goo ニュース
近い将来に発生するとされる首都直下地震。その東京で江戸時代に発生した1855年安政江戸地震(首都直下地震)の様子が記述された瓦版がみつかった。
1923年関東大地震同様に江戸は火の海となったようだ。
遠くの地震で津波、11年度から予測精度向上へ(読売新聞) - goo ニュース
気象庁はこれまでの8kmメッシュ計算から2kmメッシュ計算に変更し、想定場所、規模をこれまでの5倍に増やす予定とのことだ。
M6.0の地震、40人超死亡=泥れんがの家で被害大-トルコ(時事通信) - goo ニュース
日本時間8日午前11時半すぎ、トルコ東部でマグニチュード6.0の地震が発生した。
偶然にもここのところ世界的に大地震が続いている。
沖縄本島近海で2月27日に発生したマグニチュード6.9の地震は、最大震度5弱を記録し一時津波警報も出されたが、幸いにも大きな被害とはならなかった。
消防庁の災害情報によるとこの地震による主な被害は、負傷者2名、住宅一部損壊4棟、水道管・水タンク破損が114件の状況だ。
今回の地震で沖縄本島が北西方向に1cm地殻変動したことが国土地理院の調査でわかった。
沖縄は大地震がないといわれるのは大きな間違いだ。不断の地震備えが必要だ。
<国土地理院>
http://www.gsi.go.jp/chibankansi/chikakukansi60005.html
<琉球大学理学部 中村衛研究室>
http://seis.sci.u-ryukyu.ac.jp/index.html
http://seis.sci.u-ryukyu.ac.jp/hazard/recent_event/20100227/20100227.htm
http://seis.sci.u-ryukyu.ac.jp/hazard/large-eq/okinawa_earthquake.html
<沖縄タイムス 2009.10.9記事>
スマトラ島沖でM6.5の地震(時事通信) - goo ニュース
世界的に大地震が続いている。今度はスマトラ沖でM6.5の地震が発生した模様だ。津波警報が出されておらず、被害も今のところは確認されていない。
<USGS 地震情報>
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eqinthenews/2010/us2010tlbk/
損失額は2兆7000億円=地震被害でチリ国連大使(時事通信) - goo ニュース
チリ巨大地震は死者数が800人を超えた。チリ政府によると今回の地震による被害額は2兆円を超える見通し。銅、ワイン産業に供給懸念が生じている。
養殖被害6500基超 チリ大地震津波、宮城・岩手で復旧進む(河北新報) - goo ニュース
チリ巨大地震の津波による被害は漁業を中心に数百億円規模に上るとの報道だ。これまでの調査によると岩手県宮古市では2mの津波が襲来したとされる。