行田総合病院と事なかれ主義(PART 1)
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行田総合病院の理事長の挨拶には次のように書かれています!
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かけがえのない命を守る
病気の予防から治療、さらには介護や在宅医療の支援まで、
患者さま一人ひとりのニーズに応えられるサービスの提供が、
病院に求められるという考えから、医療・福祉の総合的な支援体制強化に注力。
現在では、介護老人保健施設ハートフル行田、在宅介護支援センター、
訪問看護ステーション、訪問介護ステーション、複合型介護保険施設心春(こはる)、
社会福祉法人壮幸会特別養護老人ホーム雅(みやび)を開設しています。
お気軽にお問い合わせください
TEL 048-552-1111
FAX :048-552-1116
〒361-0056 埼玉県行田市持田376
『行田総合病院の理事長の挨拶』より
そもそも、僕の母親が行田総合病院に入院したきっかけとなったのは
「介護老人保健施設ハートフル行田」に入所していたときに
風呂場でころんで仙骨を骨折したことでした。
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老人保健施設ハートフル行田
〒361-0037 埼玉県行田市下忍1157-1
TEL:048-554-9700(問い合わせ)
FAX:048-554-9730
それが原因で、寝たきりのような状態になったのです。
母親の退所に関しての報告書は受け取ったものの
骨折の件に関しての報告は一切なされてない!
この報告書の作成者は担当看護師の瀧澤さんです。
当時、僕が行田にいたなら、当然、ハートフル行田の担当の介護師の責任を追及したと思います。
どう見ても“業務上過失致傷”なのです。
僕が行田に帰省したのは2016年10月19日でしたが
僕に会うのを楽しみにしていた母がハートフル行田から実家に帰ってきたのが10月18日。
しかし、その翌日、僕が成田に着いたときには、すでに行田総合病院に入院したあとでした。
担当の吉田医師は特に悪質な医師だとは思いません。
江戸川病院で医療事故を起こして逃げ回る医者と比べれば
ずいぶんましな医師です。
しかし、“事なかれ主義”に凝り固まっているようです。
日本の医療制度にそって 入院医療報酬が削減されないように
患者を安定状態にして速やかに退院させることに努めている。
高齢者は どうせ、まもなく死ぬだろうという高をくくった医療だけを施しているように見えた。
なぜなら、僕は治療の件で呼び出されたことはない!
カロリーと水分の補給に関して呼び出されたのだけれど、
要は、次の病院はどこにするのか?
話を聞いていると、それを決めるのが最重要の件だと思われた。
しかも、入院中に母は脳梗塞を起こしてしまった。
その時に吉田医師が脳外科の専門医・波多野医師に問い合わせたのです。
t-PAという脳梗塞に効く薬があるのだけれど、
それは高齢者には適さないという。
吉田医師とモニターでカルテを見ながら話したのだけれど、
そのカルテには「患者は高齢者で体力が落ちているので この治療はナンセンス」と書いてある。
この文章はまるで素人が書いたような文章です。
専門の脳外科の医者が説明する文章とは思えない。
カルテの書き方を医学部で勉強してきたのか?
人によっては、66歳は高齢者だと見なす人だっているでしょう!
脳外科の専門医ならば、少なくとも次のように説明すべきです。
患者は満90歳以上であり、会話もできず、
目を瞑ったまま病床についている。
しかも、経口で固形食物を食べることができず
点滴で栄養を補給しており、
かなり体力が落ちているのを認めることができる。
よって t-PAの投与は不適切と思われる。
少なくともこのように書いて欲しい。
吉田医師に尋ねると脳外科の専門医の波多野医師は
患者に直接会って診ていないという!
吉田医師に「不適切」な理由を具体的に訊くと
高齢者の場合、t-PAは副作用があり、
一時的によくなっても他の部位で大出血をして
亡くなる可能性が高い。
それでt-PAを投薬しなかったという。
しかし、ネットで調べると、すぐに次のサイトに出会うことができる。
“おばあさんがよくなった!”
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2006年のある夜、10時頃のことでした。
その日の仕事がやっと終わった私は、SCU(脳卒中集中治療室)に向かいました。
緊急入院した90歳代のおばあさんが、重症患者用ベッドで治療を受けていました。
目は閉じたままで、名前を呼んでも返事がなく、右手足は全く動きません。
「ご高齢で、これだけ重症だと命を救えるかどうか……。うまくいっても寝たきりだろう」と思いました。
おばあさんは、ある薬の注射中でした。
新薬のt-PAです。
「ご高齢でしたが、発症から病院到着まで1時間と早く、『適正治療指針』(後で説明します)にも適合していたので……」と当直医が説明してくれました。
この患者さんのことが気になった私は、翌朝いつもより早くSCUに出勤しました。
大変驚いたことに、患者さんはベッドに座り、自力で朝食中でした。
担当看護師が「先生が帰られた後で、意識が急速に回復し、手足のまひもなくなりました」と笑顔で報告してくれました。
新薬t-PAの効果を心から実感した瞬間でした。
数日後に患者さんは退院、歩いて自宅へ帰られました。
『脳梗塞の新しい治療法』より
つまり、90歳代のおばあさんであっても回復するのです。
僕の母親も このおばあさんと同じような様態だった。
ところが脳外科の専門医である波多野医師も、内科医の吉田医師もこの事実を知らない。
要するに、二人とも自己啓発をしていない“事なかれ主義”の平凡な医者に過ぎない。
ところで、行田総合病院の理念には次のようにうたわれている。
基本理念と運営方針
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患者さまのその苦しい時間、辛い時間を、共に過ごして、その痛みを和らげ、病魔を取り除き、再び元通りの生活に戻ることができるよう、最善の努力を尽くす、それが私たちに与えられた使命です。
その使命を全うすることが、私たちの誇りでもあります。
その使命と誇りを、次代へと"受け継ぎ"、より健やかな地域社会を実現するために、私たちは今日も歩み、今日も患者さまの傍らに佇みます。
『基本理念と運営方針』より
波多野医師も、吉田医師もこの基本理念を十分にかみ締めて
“事なかれ主義”ではなく、「患者さまのその苦しい時間、辛い時間を、共に過ごして、その痛みを和らげ、病魔を取り除き、再び元通りの生活に戻ることができるよう、最善の努力を尽く」して欲しいと思います。
次の記事でも母の入院中の医療について書いています。
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■『行田総合病院 評判』(2016年11月10日)
僕の母親は2012年の12月に入院して奇跡的に命を長らえた。
その時の様子は次の記事で書きました。
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■『虹のかなたの奇跡』
■『奇跡の回復』
要するに、波多野医師も、吉田医師もマンネリ化して、日本の医療システムの中で“事なかれ主義”に陥っている!
患者の苦しい時間、辛い時間を、共に過ごして、その痛みを和らげ、病魔を取り除き、再び元通りの生活に戻ることができるよう、最善の努力を尽くしていないのです!
行田総合病院の中でも 奇跡的に患者を回復させる三宅医者のような人物もいるのです。
同じ病院内でも 医師によって ずいぶんと対応が違うものです。
人の命を預かる医者です。
患者が再び元通りの生活に戻ることができるよう、最善の努力を尽くして欲しい。
それができないならば、人の命とは関わらない職業を選ぶべきです。
(すぐ下のページへ続く)