カエルジュース (PART 1)
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デンマンさん。。。、今日はマジでカエルジュースのお話ですかァ~?
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そうです。。。 いけませんか?
だってぇ、それってぇ、マジで気持ちが悪いじゃありませんか!? 最近、バンクーバーにもカエルジュースを飲ませるお店ができたのですか?
いや。。。 バンクーバーに、そういう店ができたとは聞いてません。。。
いったい、どこの国のお話ですか?
あのねぇ~、たまたまバンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのです。。。
カエルドリンクの店
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カエルは、手足を伸ばしても手のひらに乗りそうな小ぶりのサイズ。
どれも深緑色だ。
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いつもは優柔不断なオットットが、すっとカエルドリンクを注文。
お店のおじさんが水槽からカエルを一匹つかみだして、おばさんに渡した。
おばさん、カエルの片足をつかんでビターン!ビターン!とテーブルに叩きつけた。
そして、手でビーっと皮を剥いでミキサーにポイ。 (略)
衝撃的過ぎて、叫び声以外の言葉が出てこない。
見たくないのに、その光景から目を逸らすことも忘れてしまった。
おばさんは鍋から何かの液体を注ぎ、フルーツや根っこみたいなもの、蜂蜜などをどんどん入れて攪拌。
離れたところから見ていた私、キャーキャー言うだけで写真すら撮れない。
オットットは出来上がったドリンクを受け取り、店内のテーブルにつく。
そして、ちょっと苦笑いして、割と躊躇いなく飲み始める。
今日ほど彼を見直した日はない。
「どんな味?」
「フルーツジュース。 甘酸っぱい」
なんだ、カエルの味は消えたのか。
「でも、ほのかに川の匂いがする」
(71-72ページ)
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イースター島に着くと村のキャンプ場にテントを張った。
二人で村を散歩する。
お店のテラスでエンパナーダを食べる。 (略)
デカい犬が私たちのエンパナーダをおねだりしてきて、私より若いママさんが追い払う。
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(186-187ページ)
(読み易くするために改行を加えています。
赤字はデンマンが強調のため
写真はデンマン・ライブラリーより)
『ネガティブ嫁、旅に出る』
著者: 川上弘美
2017年5月20日 第2刷発行
発行所: 由風出版株式会社
カエルジュースを飲ませる店がホントにあるのでしょうか?
あのねぇ~、僕も興味があったのでネットで探したら クリップがありましたよ。。。 真由美ちゃんもじっくりと見てねぇ~。。。
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リマ名物なのですわねぇ~。。。
僕も初めて知りましたよ。。。
でも、リマのカエルジュースはずいぶんと大きなカエルを使うのですわねぇ~。。。
カエルは幾種類か用意されていてお客が選べるのですよ。。。
生のままではないのですわね。。。 いったん鍋で煮ると聞いたので、ちょっと安心しましたわ。。。
カエルを生のままジュースにすると思ったのですか?
そうですわ。。。 そう思ったら、何だけ吐き気を催しましたわ。。。
それはオーバーでしょう!?
デンマンさんは、生きたままのカエルをミキサーですりつぶしてジュースにした物を飲めると思いますかァ~?
僕はゲテモノ趣味はないけれど、試してみたいですね。。。 どんな味がするのか?
マジで。。。?
生のカエルジュースを飲んでも、命まではとられませんよ。。。
でも、カエルの中には毒があるものがあると聞いたことがありますわ。。。
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でも、わざわざ毒のあるカエルは使わないでしょう!?
でも。。。、でも。。。、間違って毒のカエルが混ざっていることだって考えられますわ。。。 私は絶対にカエルジュースは飲みたくありませんわァ~。。。
たぶん、お店には解毒剤が用意されていると思いますよ。。。
でも、やっぱり私は遠慮しておきますわ。。。 もしかして、カエルジュースを私に飲ませたくて、お呼びになったのですか?
いや。。。 僕は真由美ちゃんに強要してカエルジュースを飲ませたいわけではありません。。。 実は、イースター島のエンパナーダに興味を持ったのですよ。。。
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私もお金と暇ができたらイースター島に行ってみたいですわ。。。
真由美ちゃんはエンパナーダを食べたことがありますか?
ありますわ。。。 日本に居たころ お友達と東京の赤坂のパラグアイ料理店「アミーゴ」でエンパナーダをいただいたことがありますわ。
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エンパナーダ
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エンパナーダ(西: empanada)とは、具入りのパンまたはペイストリーである。
この名前は、パンで覆うまたは包むという意味のスペイン語およびポルトガル語の動詞「empanar」から派生した。
別名にエンパナダスがある。
エンパナーダは、生地またはパン生地を折りたたんで具を包んで作る。
スペインでは、エンパナーダは通常大きく丸い形で、食べるとき小さく切り分けるが、ガリシアではそれに加えて一口大から、日本の菓子パン大までの大きさのものがあり、それらはエンパナディージャ(小さなエンパナーダ)と呼ばれる。
また、ポルトガルおよび南アメリカのエンパナーダは通常小さく半円形である(この種類のエンパナーダは、スペインのカディス県でも一般的である)。
エンパナーダは、各国で独自の名で知られている。(各国の節を参照)
エンパナーダは、ウマイヤ朝のイベリア半島支配時代にスペインとポルトガルに普及した塩味のペイストリー「muaajanat」が起源との説がある。
特に半円形の「sanbusak」は、インドの揚げ料理サモサの原型でもある。
アラブ諸国では「muaajanat bi sabaniq maa lahm」(ホウレンソウと肉のペイストリーの意味)が普及している。
スペインでは''empanada gallega(ガリシア風エンパナーダ)またはエンパナーダと呼ばれ、ポルトガルではエンパナーダとのみ呼ばれる。
アメリカ合衆国のエンパナーダは、大きなパイと同様に切り分けて調理される、労働者向けの手軽で栄養のある食事であり、スペインのガリシア州、ポルトガルが起源と推測される。
ガリシア州およびポルトガルのエンパナーダのフィリングには通常、ツナ、イワシ、チョリソが含まれるが、替わりにタラや豚ロースを使うこともある。
肉や魚は通常、トマト、ニンニク、タマネギのソースで味付けされてパンやペイストリーで包む。
ラテンアメリカへの多数のガリシア人移民により、empanada gallegaはそれぞれの地域で人気となった。
この料理は、入植者により南アメリカに伝わり、現在も定着し人気である。南アメリカのエンパナーダは、後述のように様々な種類がある。
出典: 「エンパナーダ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
残念ながら僕はまだエンパナーダを食べたことがないのですよ。。。
分かりましたわ。。。 じゃあ、今週末に腕によりをかけて デンマンさんのためにエンパナーダを作ってみますわァ~。。。
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(すぐ下のページへ続く)