37年後に出現した飛行機
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デンマンさん。。。、37年後に出現した飛行機 というのは どういうことですか?
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ある日、ニューヨークからマイアミに向かって飛び立った飛行機が途中で その姿を消してしまったのですよ。。。
それで、その日から37年後に飛行機が乗客を乗せて現れたというのですかァ〜?
そうです。。。
マジで。。。? 冗談でしょう!?
じゃあ、クリップを見つけたのでベティさんもじっくりと観てねぇ〜。。。
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あらっ。。。これってぇ〜マジですかァ〜?
事実ならば、人間が月に足を踏み出した程度には、騒がれたはずですよ。。。
私は、初めてこの事件を知りましたわァ〜。。。
僕だってぇ、調べごとをしていて、初めてこの事件に出くわしたのですよ。。。ベティさんが これまで知らなかったのも当然のことです。。。
つまり、これはフィクションなのですかァ〜?
そうなのですよ。。。よくできたフィクションです。。。
それにしても、ずいぶんと人騒がせな作り事ですわねぇ〜。。。信じてしまう人もいるのではありませんかァ〜?
でも、実害はないでしょう! かつて、オーソン・ウェルズがラジオで宇宙人が攻めてくるというドラマを放送したことがあった。。。
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これはラジオ放送のドラマなんですよ。。。でも、途中で聴き始めた人は、あまりにも迫真に迫っているのでマジで宇宙人が攻めれくると思い、ニューヨークなどの街では大混乱に陥ったのですよ。。。
ラジオの放送劇を本当に信じて避難行動を起こした人が実際にいたのですかァ〜?
信じられないことだけれど、マジで緊急事態が出現したと思って、車で逃げ出した人達が居た。。。だから、大きな街では大混乱になったというのですよ。。。でも、パンアメリカン航空914便失踪事件が報道された時には、別に騒ぎは起こらなかった。。。
。。。で、誰がパンアメリカン航空914便失踪事件をデッチあげたのですか?
悪名高いタブロイド紙「Weekly World News(ウィークリー・ワールド・ニューズ)」のフィクション作品なのですよ。。。そもそも1955年の機体では1992年の管制方法では探知できない。。。失踪当時は管制側レーダーから電波を出して機体からの反射を拾う方式なのです。。。それが、1992年頃には機体側から機体名やらの情報を発信する方式になった。。。だから、管制レーダーには映らない。。。こういう矛盾があるのです。。。また、空港名の「カラカス空港」という呼び名は無く ベネゼエラのカラカスにあるのは「シモン・ボリバル国際空港」なんですよ。。。
でも、どういうわけで、そういう事件をでっち上げたのでしょうか?
実は、似たような失踪事故が1957年にあった。。。これも同じパンアメリカン航空の007便の失踪事故だった。
パンアメリカン航空007便失踪事故
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パンアメリカン航空007便失踪事故とは、パンアメリカン航空のボーイング377ストラトクルーザー旅客機がハワイ沖で失踪した航空事故である。
後に、漂流していた007便の残存物から、不時着水に失敗した可能性が指摘されたが、機体の主要部やエンジンを発見できなかったため、原因不明とされた。
事故の概要
パンアメリカン航空007便はサンフランシスコを基点とした世界一周便として運航されており、1957年11月8日の便はボーイング377ストラトクルーザー(機体記号:N90944)"Clipper Romance of the Skies"で運航されていた。この007便には乗員8名と乗客36名が搭乗していた。
サンフランシスコからハワイのホノルルに向かう国内航空区間を飛行していた007便は、中間地点を少し過ぎた地点を巡航高度10000フィートで通過し、順調に飛行中との定期通信を最後に失踪した。
大規模な捜索が行われたが、1週間ほど経過した11月14日になって、アメリカ海軍の「フィリピン・シー」が、フライトプラン上の航空路から北に145Km離れたホノルルの北東約145kmの太平洋上に浮遊する機体の残骸の一部と機内装備品、搭載されていた郵便袋、そして搭乗者19名の遺体を発見した。
搭乗者44名全員は死亡したと断定された。
事故原因
007便失踪の直接の原因を確定できる証拠は発見されなかった。
しかし発見された犠牲者の遺体の中にはライフジャケットを着ていたものがあった事や、死因も溺死が半数を占めていた事実から、007便はなんらかのトラブルに遭遇して不時着水を決行したが失敗し、機体が破壊されたものと推測された。
これは、同じパンアメリカン航空のストラトクルーザーで、前年10月にハワイからサンフランシスコに向かっていた006便がレシプロエンジンの暴走によるトラブルで飛行が困難となり、不時着水する事故が発生していたためである。
この時はアメリカ沿岸警備隊所属の観測船のそばに着水することができたため、着水の衝撃で機体は分断され水没したものの、搭乗者全員が無事救助されている。この006便はトラブルから不時着水まで長時間飛行を継続できたが、007便はトラブル発生から僅かな時間で、メイデイ(緊急事態)通報をする間もないまま不時着水を余儀なくされたものと推測された。
なおトラブルの原因であるが、空中爆発ないし空中火災の痕跡はなく、エンジントラブルによって航路を逸脱したと推測されたが、確定するまでに至らなかった。
また発見まで時間が経過していたため、正確な墜落地点の特定も水没した機体の回収もできなかった。
出典: 「パンアメリカン航空007便失踪事故」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おそらく、この事件にヒントを得たのでしょう!
この他にも、同じようなでっちあげの失踪事件はあるのですか?
あるのですよ。。。同じアメリカのタブロイド紙・ウィークリー・ワールド・ニューズが記事に書いた。。。
サンチアゴ航空513便事件
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サンチアゴ航空513便事件とは、アメリカのタブロイド紙・ウィークリー・ワールド・ニューズ、日本のオカルト雑誌ムー、2001年9月放送のTBS系列のバラエティ番組「USO!?ジャパン」といったメディアが報じた、航空機が消息不明となった後、35年後に白骨死体を乗せたまま突然現れたとする架空の事件。
証拠となるものは存在せず逆に反証が多く存在しており、都市伝説、事実確認のないマスコミの情報伝達上の架空事件とされている。
概要
アメリカのタブロイド紙・ウィークリー・ワールド・ニューズは、1989年11月14日号の15ページにおいて、以下のような事件が発生したと報じた。
1989年10月12日、ブラジルのポルト・アレグレ空港に1機のロッキード・スーパーコンステレーションが、管制塔の許可を得ずに着陸した。
機内を調べると、乗客乗員あわせて92名全員が白骨死体となっていた。
フライトレコーダーを調べてみると、同機は1954年9月4日、西ドイツのアーヘン空港からポルト・アレグレ空港に向かっている途中で行方不明になっていたサンチアゴ航空513便だと判明したと上記のマスコミが伝えた。
ムー1990年3月号、並びに2001年9月放送のTBS系列のバラエティ番組「USO!?ジャパン」においても紹介された。
これらのマスコミは、バミューダトライアングルに消えた航空機が帰ってくる「逆バミューダ・トライアングル現象」と報道した。
事件に関する傍証
この事件に関する物証はなく、これに該当する事件もなかったことが明らかになっている。
したがって、この事件自体がウィークリー・ワールド・ニューズのオリジナルフィクションであると考えられる。
そもそも、ウィークリー・ワールド・ニューズの主な記事はジョークもしくは何らかのパロディであり、ウィークリー・ワールド・ニューズ自体が超自然現象や超常現象に関するフィクションならびにジョークを主に扱う風刺タブロイド紙である。
以下に主な反論及び反証を挙げる。
ウィークリー・ワールド・ニューズは、記事中においてサンチアゴ航空(Santiago Airlines)は1956年に廃業したと述べているが、サンチアゴ航空という航空会社はICAOの記録に存在しない。
従って、サンチアゴ航空が運行していたとされるアーヘン空港からポルト・アレグレ空港への直行便も実在しない。
ドイツにはアーヘン空港はないが、アーヘンの名を冠したアーヘン・メルツブリュック飛行場という小規模な飛行場が存在する。
この飛行場には、定期旅客便は存在せず、ブラジルへの長距離国際便も当然存在しない。
このため、隣国のオランダにある、アーヘンの名を冠した「マーストリヒト・アーヘン空港」と混同して報じた可能性が存在するが、これだとオランダから出発したことになるため記事に矛盾が生じる。
また、ブラジルのポルト・アレグレにもポルト・アレグレ空港という空港は存在せず、ポルト・アレグレにあるのはサルガド・フィーリョ国際空港である。
アメリカのNPO法人『Flight Safety Foundation』の提供するウェブサイト、Aviation Safety Network の航空事故一覧には、1954年9月4日、ならびに1989年10月12日に該当する事故が発生したという記録は存在しない。
ウィークリー・ワールド・ニューズは、1992年5月26日号において、リオ・デ・ジャネイロ発ハバナ行のDC-3348便が1939年4月16日に行方不明になり、53年後の1992年に36名の白骨化した乗客を載せてコロンビアのボゴタの空港に着陸したという同様の事件を報じている。
更に1994年7月5日号にも、着陸日時が違うだけの全く同じ内容の事件を報じ、ボゴタに着陸したのが1994年、55年後の出来事であると改めて伝えている。
だが、リオ・デ・ジャネイロ発ハバナ行の直行便は1939年当時存在しなかったことが明らかになっている。
Aviation Safety Networkの事故一覧にも、これらの事故の記録はない。
また、ウィークリー・ワールド・ニューズは1989年7月11日号でも、1942年12月5日にソ連上空で行方不明になった旧ドイツ軍のクラウス・ジーガート大尉が、46年後の1989年6月5日のミンスク空港にやはり白骨化して着陸したと報じている。
この事故の記録もAviation Safety Networkの事故一覧には存在しない。
自動操縦による初の着陸成功は、1966年のことである。従って1954年当時の旅客機に、着陸が可能な自動操縦装置は存在せず装備され得ない。
仮に存在したとしても、後に開発された空港の設備に適合するはずがない。
一般に、離陸後3分間と着陸前8分間は、航空機事故が集中する「クリティカル・イレブン・ミニッツ(Critical 11 Minutes)」と呼ばれ、通常は操縦士の制御が必要である。
よって、操縦士が白骨死体になっていた場合、通常の着陸を行うことは不可能である。
自動着陸装置を持った最初の旅客機はホーカー・シドレー トライデントで、これは1964年に路線就航している。
故に、それよりも前に路線就航しているスーパーコンステレーションでパイロットが死亡している場合は、そもそも着陸出来ないはずである。
フライトデータレコーダー(FDR)は1956年に初めて開発されたもので、1954年に失踪した機に搭載されているはずがない。
ブラジルの新聞や他のマスコミ、例えばポルトアレグレ発行のZero Horaなどに、該当事件の記事がない。
出典: 「サンチアゴ航空513便事件」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
どうして ありもしない失踪事件を記事に書くのでしょうか?
こういう衝撃的な話を書くと雑誌や本や新聞が売れるし、こういうニュースを流せば放送番組の視聴率が上がるからですよ。。。
面白いけれど、人騒がせな話ですよねぇ〜。。。
これからも、こういうデッチ上げの事件を書く人がいるのでしょうか?
必ず出てきます。。。今度は、マレーシア航空MH370便が行方不明になってから数十年後に現れたという事件を書く人が出てきますよ。。。
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■『MH370ミステリー』
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【ジューンの独り言】
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ですってぇ~。。。
貴方も、マレーシア空港MH370便が いつか忘れた頃に出現すると思いますか?
ええっ。。。「そんな事はどうでもいいから、他にもっと面白いことを話せ!」
あなたは、そのような強い口調で わたしにご命令なさるのですかァ~?
分かりましたわァ。。。
デンマンさんが10年以上も前にアンケートを作りました。
(wp91228.gif->june21-11-29.jpg->art09-12-26.jpg)
■『拡大する』
■『もう一度クリスマスのページ』
上のリンクをクリックすると、
左側のサイドコラムにたくさんの質問が出てきます。
ひとつひとつ見ながら ぜひアンケートに答えてみてください。
ええ。。。、「そんな暇ないよ!」
じゃあ、たまには、古代のお話も読んでみてくださいね。
意外に面白いですわよ。。。
あなたも古代の謎に挑んでくださいねぇ~。。。
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