ハルヴァ@軽井沢
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デンマンさん。。。、軽井沢でハルヴァを見つけて食べたのですかァ〜?
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いや。。。僕が小百合さんに訊きたいのですよ。。。
私は、軽井沢でハルヴァを探したことはないのですわ。。。
どうしてですかァ〜。。。
どうしてってぇ〜、デンマンさんの生まれ故郷の行田市の業務スーパーの輸入コーナーで デンマンさんがハルヴァを見つけて試食したことがありましたわ。。。
小百合さんも、その時ハルヴァを食べて期待外れだったのですか?
驚くほど美味いという事が書いてありましたけれど、それほど美味いとは思いませんでしたわァ〜。。。デンマンさんはハルヴァが気に入ったのですか?
いや。。。別に気に入ったというわけではないのですよ。。。
それなのに、どういうわけで軽井沢のハルヴァを取り上げるのですか?
ちょっと次のリストを見てください。。。
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■『拡大する』
■『ハルヴァと軽井沢』
■『女子大生の多い混浴』
■『“OK”って何の略?』
これは GOO の僕の「デンマンのブログ」のバンクーバー時間で1月11日の午前4時45分から午前10時45分までの6時間のアクセス者の棒グラフと日別・週別のランキングの記録です。。。アクセスされたページ の赤枠で囲んだ 1番に注目して欲しいのです。。。
あらっ。。。 ハルヴァと軽井沢 を読んだネット市民がいたのですわねぇ〜。。。
そうです。。。『ハルヴァと軽井沢』を読んだ6人の内の一人が、東京の板橋区加賀に住んでいる三枝佳織(さえぐさ かおり)さんなのですよ。。。
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三枝佳織さんは、東京家政大学で教育福祉学を勉強しているのです。。。
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佳織さんは、どのようにして記事を見つけたのですか?
次のように検索したのです。。。
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■『拡大する』
■『現時点での検索結果』
■『ハルヴァと軽井沢』
ハルヴァ 軽井沢 デンマン と入れて検索したのですわねぇ〜。。。佳織さんは、デンマンさんのブログの常連さんなのですか?
そうです。。。
佳織さんは、軽井沢にやってきたヨーロッパ人が日本で初めてハルヴァを作ったと思って調べたのですか?
そうです。。。よく分かりましたねぇ〜。。。
だってぇ、軽井沢といえば、明治時代の頃から外人の避暑地として有名でしたわ。。。だから、外国のお菓子が軽井沢に滞在していたヨーロッパ人によって初めて日本に紹介されたとしても不思議ではありませんわ。。。佳織さんも、たぶん、そう考えたと思うのですわァ〜。。。
そうなのですよ。。。それで、次の小文を興味深く読んだのです。。。
トルコの蜜
小学校3年生の秋、両親の仕事の都合でチェコスロバキアのプラハに移り住んだ。
学校の帰り道、学友たちと駄菓子屋によって買うお菓子の人気ナンバーワンが“TURETSKIJ MED” 直訳すると、「トルコの蜜」 すなわちトルコ蜜飴だったのだ。
ヌガーをもう少しサクサクさせて、ナッツ類の割合を多くした感じ。
並みのキャンディーやチョコレートじゃ太刀打ちできないぐらい美味しい。
なのに、ロシア人のイーラは言う。
「これなら、ハルヴァの方が百倍美味しいわ」
「そのハルヴァっていうの、食べてみたい」
「えっ、ハルヴァを知らないの。 じゃあ今度、モスクワに帰ったときに買ってきてあげる」
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夏休み明けの9月1日、イーラは約束を果たしてくれた。
ちょうど靴磨きのクリームが入っている缶のような形とサイズの青い容器。
蓋に白字で“хaлва”とだけ書かれてある。
今も青い丸い缶に“NIVEA”と白地で書かれたニベア・スキンクリームの容器を見るたびにイーラが持ってきたあの缶を思い出す。
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(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
73 ページ 『旅行者の朝食』
著者: 米原万里
2002年6月10日 第2刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋
これを読むと、ハルヴァはものすごく美味しいと書いてありますよねぇ〜。。。
そうなのです。。。でも、小百合さんが食べてみて、それほど美味いとは思わなかった。。。
なぜ、期待したほど美味しくなかったのでしょうか?
それは、次の箇所を読むと分かるのですよ。。。
トルコの蜜
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ハルヴァ職人は、イランではカンダラッチと呼ばれている。
今に至るも、これは他の料理職人から区別される特別な料理人で、ハルヴァ作りは特殊な修業を要する技術であることが分かる。... 職人の手で直に作られるハルヴァが今も残っているのは、イラン、アフガニスタンとトルコだけであり、最良のハルヴァは、この地域でしか食べられない。
(中略)
ハルヴァの成分は極めてシンプル。
砂糖と蜂蜜、サボンソウの茎根、油分のある味の濃い食材(アーモンドなどのようなナッツ類かひまわりや胡麻の種)、それに穀物の粉がつなぎの役割を果たし、さらに多数の香料が加えられる。
この何の変哲もない材料がハルヴァに変貌するためには、材料のすべてが、砂糖もナッツも粉も、泡状にならなくてはならない。
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そのためにさまざまな技術が動員され、その多くが今もカンダラッチ一人ひとりの企業秘密になっているのだ。
それが、近代工業的方法ではどうしても実現できないのである。
(中略)
ハルヴァとは、まず第一に、一定の密度と粘度と温度にいたるまで素材を泡立てた結果であり、第二に、こうして出来たいくつかの泡を混ぜ合わせ、泡立てながら冷やしてゆく技術なのである。
だからこそ、ハルヴァは、お菓子の品質も美味しさも粘度も、材料組成ではなく、何はさておきそれを調理する技術に左右されることを物語る好例なのである。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
82-84 ページ 『旅行者の朝食』
著者: 米原万里
2002年6月10日 第2刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋
ハルヴァは、お菓子の品質も美味しさも粘度も、材料組成ではなく、何はさておきそれを調理する技術に左右されるのですよ。。。つまり、行田の「業務スーパー」で試食したハルヴァは、工場で作られたもので、ハルヴァ職人が作ったものではないからですよ。。。
なるほどォ〜。。。そのためにさまざまな技術が動員され、その多くが今もカンダラッチ一人ひとりの企業秘密になっているので、近代工業的方法ではどうしても「夢のハルヴァ」が実現できないのですねぇ〜。。。
そういうことです。。。
でも、記事の中には、ハルヴァが日本では軽井沢で初めて作られたとは書いてありませんわねぇ〜。。。
残念ながら『ハルヴァと軽井沢』の記事の中にはハルヴァが日本では軽井沢で初めて作られたとは書いてない。。。でも、佳織さんは、軽井沢で初めて作られたに違いないと思ったのですよ。。。
それはどう言うわけですか?
なぜなら、検索結果の2番めに出てきた記事のタイトルを目にしたからですよ。。。
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■『拡大する』
■『現時点での検索結果』
■『軽井沢タリアセン夫人のハルヴァ』
記事のタイトルを見て、ハルヴァが軽井沢タリアセン夫人によって日本で初めて作られたと直感したのですか?
そうです。。。
でも、上の記事を読んで見れば分かりますが、私は料理が苦手なのですわァ〜。。。それに時代が違います。。。私は軽井沢に別荘を持っていますが、日本人です。。。「軽井沢タリアセン夫人」というのは、デンマンさんが勝手に私に名付けた名前ですわァ。。。
でもねぇ〜、ハルヴァは、日本では軽井沢タリアセン夫人が作ったと思っている人が多いのですよ。。。
どうしてですか?
次のリストを見てください。。。
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■『拡大する』
■『軽井沢タリアセン夫人』
これはアメブロの僕のブログ『バークレーの書きたい放題!』の人気記事リストですよ。。。見れば分かるように1月14日までの30日間に『軽井沢タリアセン夫人』が最もよく読まれているのです。。。毎日二人がアクセスして読んだということです。。。他のサイトでも『軽井沢タリアセン夫人』は人気があって、よく読まれているのです。。。
でも、『軽井沢タリアセン夫人』の記事にはハルヴァのことは何も書いてありませんわァ〜。。。
その通りです。。。だけど、ハルヴァ 軽井沢 デンマン と入れて検索すると、軽井沢タリアセン夫人のハルヴァ が出てきてしまう。。。それで、佳織さんのように、明治時代に軽井沢に住んでいたタリアセン夫人がハルヴァを初めて日本に紹介したと考えてしまうネット市民が出てきてしまうのです。。。
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【卑弥子の独り言】
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ですってぇ~。。。
あなたは、ハルヴァを食べたことがござ〜ますかァ〜?
もしも、まずかったら、それはハルヴァ職人が作ったものではないのですわァ。。。
工場で大量生産されたものです。。。
ハルヴァ専門店を見つかって買ってくださいね。。。’
ええっ。。。? 「そんなことは どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」
あなたは、そのような強い口調で あたくしに ご命令なさるのでござ〜♬〜ますかァ?
いけ好かないお方。。。
わかりましたわ。。。
では、デンマンさんが暮らしているバンクーバーに一度も行ったことがない人のためにバンクーバーを紹介するクリップを貼り出しますわ。
ジックリとご覧になってくださいませぇ〜♬〜。
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世界で最も住みやすい街バンクーバー
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ビデオを見ても、なんだかワクワクしてくるでしょう?
とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。
だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ~~。
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メチャ面白い、
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