西部戦線異状なし
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ケイトー。。。 どういうわけで 西部戦線異状なし を取り上げたのォ~?
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10月29日にバンクーバー市立図書館でDVDを借りて次の映画を観たのですよ。。。
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西部戦線異状なし
All Quiet on the Western Front
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『西部戦線異状なし』(ドイツ語: Im Westen nichts Neues)は、2022年配信のドイツ・アメリカ合衆国の戦争映画。
エーリヒ・マリア・レマルクによる同名小説(Im Westen nichts Neues)の映画化であり、1930年公開の映画。
1979年放送の映画に次ぐ3度目の映像化である。
定額制動画配信サービス「Netflix」にて配信された独占作品。
第一次世界大戦末期を舞台とし、理想に燃える若きドイツ人兵士のパウル・ボイマーを描いている。
仲間と共にドイツ軍に入隊したボイマーは戦争の現実を目の当たりにし、英雄になるという当初の希望を打ち砕かれながらも生き残るために最善を尽くす。
本作では原作小説にはない休戦交渉を描いたパラレルストーリーが追加されている。
2022年9月12日にトロント国際映画祭で初上映された後に2022年10月28日にNetflixでストリーミング配信された。
2022年8月に第95回アカデミー賞国際長編映画賞のドイツ代表作としての出品が発表され、1月24日にノミネートが決定。
同時に作品賞を始め、作曲賞、音響賞、撮影賞、脚色賞、国際長編映画賞、美術賞、視覚効果賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の計9部門にノミネートされ、作曲賞、撮影賞、国際長編映画賞、美術賞の計4部門において受賞を果たした。
映画は原作の反戦メッセージに忠実であるとして批評家から高評価を得た。
またナショナル・ボード・オブ・レビューのインターナショナル映画トップ5に選ばれた。
プロット
第一次世界大戦開戦から3年目の1917年。
17歳のパウル・ボイマーは学友のアルベルト・クロップ、フランツ・ミュラー、ルートヴィヒ・ベームと共にドイツ帝国陸軍に入隊する。
彼らは学校職員の愛国心に満ちたスピーチを聞いた後、戦死した兵士から剥ぎ取られクリーニングと補修された軍服をそうとは知らずに受け取ってしまう。
北フランスのラ・マルメゾン近郊に配属された彼らは先輩兵士のスタニスラウス・"カット"・カチンスキーと親しくなる。
西部戦線の塹壕戦の現実は彼らのロマンを打ち砕き、ルートヴィヒは初日の夜に砲撃で命を落としてしまう。
1918年11月7日。ドイツ軍人のマティアス・エルツベルガーは陸軍最高司令部と会談し、連合国との休戦協議を開始するよう説得する。
一方でパウルとカットは農場からガチョウを盗み、アルベルト、フランツ、そしてシャンパーニュ戦線の裏で共に戦った別の先輩兵士のチャーデン・スタックフリートにも分け与える。
文盲のカットはパウルに妻からの手紙を読んでもらい、日常に戻った後に社会復帰が困難であると心配する。
フランス人女性と一夜を過ごしたフランツは彼女のスカーフを土産に持ち帰る。
11月9日朝。フリードリヒ将軍はエルツベルガーとドイツ代表団を休戦交渉のためにコンピエーニュの森行きの列車に乗せる。
パウルとその仲間たちは増援に来るはずだった行方不明の新兵60人の捜索任務に出発し、新兵たちは防護マスクを外すのが早すぎたために毒ガスで全滅していたことを突き止める。
交渉に反対するフリードリヒはフランスの援軍が到着する前に攻撃を命じる。
その夜にエルツベルガーの代表団はコンピエーニュの森に到着し、一方でパウルの連隊は前線に送られてフランス戦線攻撃の準備をする。
11月10日朝。連合国最高司令官のフェルディナン・フォッシュは交渉の余地を与えずに72時間以内に連合国の条件を受け入れるようにドイツ軍に通告する。
一方でドイツ軍の攻撃は白兵戦の末にフランス軍の前線を奪取するが、サン・シャモン突撃戦車、飛行機、火炎放射器による諸兵科連合の反撃を受けて敗走する。
フランツは一同とはぐれ、アルベルトは投降しようとして殺される。
フランス兵と共に無人地帯のクレーターに閉じ込められたパウルは彼を刺し、ゆっくりと死んでいく姿を見ながら後悔し、死体に向かって許しを請う。
エルツベルガーは皇帝ヴィルヘルム2世の退位を知り、その夜にパウル・フォン・ヒンデンブルク元帥から連合軍の条件を受け入れるように指示される。
パウロは部隊に戻り、戦争終結を祝う仲間たちの姿を目にする。
彼は負傷したチャーデンを発見し、フランツのスカーフを渡す。
パウルとカットは彼に食べ物を持ってくるが、身体が不自由となった現実に取り乱したチャーデンはフォークで自分の喉を刺して絶命する。
11月11日午前5時頃。エルツベルガーの代表団は午前11時に発効する休戦協定書に署名する。
休戦の話を知ったパウルとカットは最後に農場から盗みを働くが、カットは農家の少年によって撃たれ、パウルによって看護所へ運ばれたところで死亡する。
フリードリヒはドイツの勝利で戦争を終わらせたいと考え、10時45分に攻撃を開始するよう命じる。
落胆し、戦意を喪失したパウルは多くのフランス兵を殺害した末に銃剣で胸を刺され、その直後に11時を迎えて戦闘は終結する。
しばらくしてパウルが戦闘で助けた新入りのドイツ兵がパウルの泥まみれの死体を発見し、フランツのスカーフを拾う。
評価
レビュー集積サイトのRotten Tomatoesでは126件の批評に基づいて支持率は91%、平均点は8.3/10となり、「タイムリーかつ時代を超えた『西部戦線異状なし』は、戦争の無益さに焦点を当てることでその古典的な原作の力を保持している」とまとめられた。
Metacriticでは35件の批評に基づいて加重は76/100となり、「概ね好評」と示された。
『Netflix Junkie』のレビン・コウチーニョは「それはあなたを身もだえさせられる脚本で手加減はありません。(中略)この映画は孤独、絶望の触媒、戦闘中の民間人の恐怖、そして混沌を取り上げている」と評した。
ベン・ケニスバーグは『ニューヨーク・タイムズ』紙上でこの映画は1930年版よりも印象的ではないと感じたが、緊張感あるサウンドトラックを高く評価した。
彼はまたたとえそれが原作小説の一人称話法の物語から逸脱したとしても、休戦を求めるパラレルプロットの追加を賞賛した。
彼はさらに微調整されたキャラクターの運命が物語的に強力であると論じた。
一方で『ニューヨーク・タイムズ』のジャメル・ブイエは2022年版は反戦だけでなく、帰還した人々でさえも疎外されて酷い犠牲になるという原作小説の本質を見逃していると指摘した。
ブイエは「レマルクは地政学としての戦争に興味があるのではなく、人間の不条理が顕在化した戦争に興味があるのだ」と述べた。
彼はさらに「この政治的な小話を盛り込み、(1930年版にあった)パウルの帰還(の場面)を除外したことで『西部戦線異状なし』は兵士の体験の心理的考察と戦争への非難から高潔な兵士と彼らを裏切る冷笑的指導者というより単純な物語に変貌する」と評した。
出典: 「西部戦線異状なし(2022年の映画)」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケイトーはコメントで1930年製作の映画よりも2022年製作の映画の方が良い出来だったと書いているけれど、1930年に制作された映画も観たのォ〜?
デンマン(ケイトー)のコメント
Oct. 29, 2023
The original version turned superb, but this version appears much better.
It gripped me at the edge of my seat until the last moment.
1930年製作の映画は素晴らしい出来だったけれど、この映画はそれ以上に良かった。
最後まで釘付けになって観てしまった。
1930年に制作された映画も観ましたよ。。。
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西部戦線異状なし
All Quiet on the Western Front
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『西部戦線異状なし』(原題: All Quiet on the Western Front)は、1930年公開のアメリカ合衆国の映画。
エーリヒ・マリア・レマルクによる同名小説(Im Westen nichts Neues)の映画化であり、脚本はマクスウェル・アンダーソン、デル・アンドリュース、ジョージ・アボット、監督はルイス・マイルストン。
第3回アカデミー賞最優秀作品賞、および最優秀監督賞を受賞した作品。
アメリカ連邦議会図書館が1990年、アメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品でもある。
戦争の過酷さをドイツ側から描く、アメリカ合衆国の映画としては異色の作品である。
ストーリー
第一次世界大戦中、ドイツのとある学校。
授業そっちのけで愛国心を説く老教師の言葉に感化された生徒たちは我先にと入隊を志願、愛国歌「ラインの守り」を歌いながら教室を後にする。
級長のポール(リュー・エアーズ)は同級生のフランツ、ムラー、アルバート、ベームらと同じ内務班に配属された。
新兵の教育にあたるのは、予備役から応召したヒンメルストス軍曹である。
普段は気のいい郵便配達員としてポールたちとも顔馴染みのヒンメルストスだが、軍服に身を包み練兵場に現れると態度が豹変、ポールたち新兵に情け容赦のない猛訓練を課す。
その加虐な仕打ちに腹の虫が収まらないポールたちは、検査に合格して出征を控えたある夜、泥酔して帰営したヒンメルストスを待ち伏せ、袋叩きにして鬱憤を晴らす。
やがて彼らは汽車でフランス軍と相対する西部戦線へと送られる。
一息入れる間もなく、さっそく初めての任務、鉄条網の敷設に駆り出されるポールたちだったが、敵軍の銃砲撃の中、いちばん気弱なベームが無惨な死を遂げる。
訓練とはまったく違う本物の戦争を目の当たりにして衝撃を受ける若者たちに、戦場で生き延びて行く為のノウハウを授けてくれたのは、カチンスキー(ルイス・ウォルハイム)ら分隊の古参兵たちだった。
連日の戦闘の中、ひとり、またひとりとクラスメイトたちが戦死していく。
ある日の戦闘でポールは砲弾穴へ落ちたが、同じ穴に飛び込んできたフランス兵をとっさに突き殺す羽目になる。
そのフランス兵のポケットから彼の妻子の写真が落ち、ポールの胸は痛む。
そして数か月が経ったが、戦争はまだ続いていた。
若者たちは一人前の兵士に成長し既に古参兵の域に達していた。
ひょんな事から知り合いになったフランス娘たちと楽しいひとときを過ごした翌日、ポールは行軍中に砲撃を受け負傷、病院へ送られる。
やがて傷も癒え、休暇をもらった彼は帰郷した。
母校では相変わらず老教師が戦争を讃え、愛国心を説いている。
教室を覗いたポールに老教師は、生徒達に戦場での素晴らしい体験談を話して聞かせて欲しいと促す。
まるで英雄でも見つめるかのように軍服姿の自分に羨望の眼差しを向けてくる生徒たち。
彼らや教師が期待するような功名談など話す気になれないポールは戦場の悲惨さを語ろうとするが、実際の戦場も知らず、愛国心に興奮状態の生徒たちには伝わる筈も無く、ただ彼らを失望させるだけだった。
久しぶりの帰郷にもかかわらず、自宅でも心が休まらないポールは休暇を切り上げて戦線へ復帰した。
隊に戻るとかつての自分たちのような幼く不安げな新兵ばかりになっていた。
カチンスキーは相変わらずだったが、再会を喜んだのも束の間、敵の砲爆で負傷、ポールは野戦病院まで背負い続けるが、カチンスキーは既に死亡していた。
長雨の後の晴れた日、戦場は珍しく静かだった。
ハーモニカの音が聞こる。
ポールはふと飛んできた蝶にそっと手を伸ばすが、身を乗り出したところを敵兵士に狙撃されて死亡し、物語は幕を閉じる。
出典: 「西部戦線異状なし(1930年の映画)」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あらっ。。。2013年4月24日と2021年9月6日に観てコメントを書いたのねえ〜。。。どうして2度も観たのォ〜?
2013年に観たことを忘れてしまったのですよ。。。
つまり、1930年制作の映画は、ケイトーにとってそれほど印象的ではなかったということねぇ〜。。。
いや。。。充分に印象的だった。。。忘れっと言ったけれど、別の映画だと思ったのですよ。。。つまり、タイトルを忘れていたのです。。。
。。。で、2022年制作の映画の方が良かったわけぇ〜?
僕には、1930年の映画よりも、ずっと印象的だった。。。
どういうところが。。。?
あのねぇ〜、ウィキペディアには、「(1930年版にあった)パウルの帰還(の場面)を除外したことで『西部戦線異状なし』は兵士の体験の心理的考察と戦争への非難から高潔な兵士と彼らを裏切る冷笑的指導者というより単純な物語に変貌する」と書いてあるけれど、高潔な兵士と彼らを裏切る冷笑的指導者というような単純な物語にはなってませんでした。
どういうところが印象的だったわけぇ〜?
『ニューヨーク・タイムズ』のブイエは「レマルクは地政学としての戦争に興味があるのではなく、人間の不条理が顕在化した戦争に興味があるのだ」と批評したけれど、2022年の映画の方が その不条理が強烈に描き出されていましたよ。
マジで。。。?
あのねぇ〜、ヒトラーも第一次世界大戦に下士官として参加して戦ったのだけれど、彼が第2次大戦を起こしたのは、まさに戦中・戦後のこの不条理を体験したからなのですよ。。。
あらっ。。。そうなのォ〜?
ちょっと次の記録映画を観てください。。。
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つまり、戦争は不条理な現実を戦中だけではなく、戦後にも残してしまう。。。だから、ヒトラーは、野望をいだいて第2次大戦を起こし、少なくとも千年続く第3帝国を立ち上げようとしたのですよ。。。その妄想にも似た野望は、ある程度実現したけれど、その第3帝国にも不条理があった。。。
その第3帝国の不条理とは。。。?
ユダヤ人を絶滅させようとした。。。そんなことをしたら、ユダヤ人を含めて、多くの民族が不条理を感じてヒトラーを亡き者にしようとするのは目に見えてますよ。。。不条理が不条理を生むのですよ。。。そうやって歴史が繰り返されてゆく。。。
ハマスとイスラエルの戦争も、不条理が戦争を起こして、この戦争の後も不条理を残すわけねぇ〜。。。
そういうことですよ。。。そういう不条理の連鎖は、断ち切らねばならないと人間は理解しているのに、必ず、ヒトラーのように野望を抱く人間が現れて戦争を始める。。。
つまり、人間は他の動物よりも頭が良くなったのに、意外なところで馬鹿なのねぇ〜。。。
そういうことですよ。。。分かっているのに戦争を止められない! 必ず戦争をやりたい人間が出てくる。。。民衆は、その人間に引きずられて、戦争に巻き込まれてゆく。。。バカバカしいことだけれど、そういう事が繰り返されているのですよ。。。
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【ジューンの独り言】
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あなたは、どう思いますか?
北朝鮮の将軍様が そのうち気まぐれに核兵器を使うと思いますかァ~?
ええっ。。。「そんなことはどうでもいいから、他に何か面白い事を話せ!」
貴方は、そのような強い口調で わたしにご命令なさるのですかァ~?
分かりましたわ。。。
シルヴィーさんが登場する 興味深い面白い記事は たくさんあります。
興味があったら、ぜひ次の記事を読んでみてください。
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■『角さんと原発と天罰(2013年1月5日)』
■『真紀子落選(2013年1月14日)』
■『野火(2013年1月18日)』
■『タイタニックと国際化(2013年2月1日)』
■『宮澤理恵@Macao(2013年2月28日)』
■『インドのキリスト』
■『宗教戦争』
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とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。
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ィ~ハァ~♪~!
メチャ面白い、
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