デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

天の火もがも

2021-09-10 01:40:46 | 即興の詩・愛のコラボ


 

天の火もがも

 


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デンマンさん...、 あんさんは何だか知らんけど、古風なタイトルを書きましたやん。。。昔の天災の話でもしやはるのォ~?


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いや。。。昔の天災の話でも現在のコロナウイルスの話でもあらへん。。。ちょっと次のリストを見て欲しいねん。。。

 


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『拡大する』

『焼き滅ぼさむ』(PART 1)


 



これは GOO の わての「デンマンのブログ」の5月4日のアクセス者数のグラフと日別・週別ランキングの記録やねん。。。赤枠で囲んだアクセス元ページの9番に注目して欲しい。。。



あらっ。。。焼き滅さむ天の火もがもと入れて BING で検索しやはって『焼き滅ぼさむ』(PART 1)を読みはったのやねぇ~。。。

そういうことやがなァ~。。。

 


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『焼き滅ぼさむ』(PART 1)


 



。。。で、誰が読みはったんか、あんさんは突き止めはったん?



常連さんの一人の金 明淑(キム・ミョンスク)さんが読みはってん。。。

 


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どこかで聞いたような名前やん。。。



キムさんは、めれちゃんのファンなのやでぇ~。。。かつて次の記事を読みはってん。。。

 



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『萌える愛』

 



ずい分前のことですやん。。。



2018年の5月のことやァ~

確か、韓国で一番古い歴史のある梨花女子大学の3年生やったわねぇ~。。。

よう覚えてるやん。。。

 


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金 明淑(キム・ミョンスク)さんは人文科学部の史学科に籍を置いて日本史を勉強していたのやけど、現在は大学院に進んで更に日本史の勉強をしておるねん。。。



キムさんは『焼き滅さむ』を読みはって、何が面白いと思いはったん?

次の箇所に興味を持ったのやがなァ~。。。

 



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1998(平成10)年に復元された朱雀門に立って、南面すれば当時の朱雀大路の景観を実感することができる。

平城京生活者にとって「ふるさと」とイメージされる場所だった飛鳥、都を思い出させる景観として想起された都大路。

それは、紛れもなく「万葉びと」の生活空間の一部であった。

さて、先ほど見た中臣宅守と狭野弟上娘子の贈答歌に、次のような歌がある。



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君が行く

道の長手(ながて)を

繰(く)り畳(たた)ね

焼き滅ぼさむ

天の火もがも




あなたの行く

長い長いその道のりを

手繰り寄せ、そして重ねて

焼き滅ぼしてくれるような

天の火が欲しい


(巻15の3724)


 

狭野弟上娘子は、あなたが行く長い道中を、手繰り寄せて畳んでしまい、焼き滅ぼしてしまう天の火が欲しい、と宅守に歌を送っている。

これは、二人を隔てる物理的、時間的距離をなくしたい、ということを歌っているのであろう。

つまり、歌を交わすことによって心的距離をなくしているともいえるだろう。

物理的、時間的距離を無化させる歌の力のようなものを、私はこの歌に感じている。

もちろん、この贈答歌が、あとから何らかの歴史的事実に基づいて作られた虚構の歌で、実際にやり取りされたものではない、という可能性もあるのだが、そうであるならば、なおさらのこと、この歌の表現が多くの人びとの共感を前提として作られている証拠になるであろう。

上野誠・奈良大学教授

(注:写真はデンマン・ライブラリーから貼り付けました。
赤字はデンマンが強調)




42 - 43ページ
『別冊太陽 日本のこころ156 平城京』
(平城遷都1300年記念)
2010年4月1日 初版第3刷発行
編集人: 湯原公浩
発行所: 株式会社 平凡社


 





あんさんが『別冊太陽』から、引用しやはったのやねぇ~。。。



あきまへんか?

かまへんけど、わたしには、一つだけ大きな疑問がありますねん。

どないな疑問やねん?

あんさんも もう一度 検索結果を見て欲しい。

 


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『現時点での検索結果』

 



上の検索結果が どうやと言うねん?



あんさんの Denman Blog へのリンクは 4番目に出てきよる。。。 ということは、“君が行く道のながてを繰くり畳たたね焼き滅ぼさん天あめの火もがも”を入れて検索しやはった人は、当然のことやけど、1番から3番のリンクをクリックして3つの記事を読みはったに違いあらへん。

そうやろなァ~。。。

それやのに、どうして4番目に出てきよる あんさんの Denman Blog を読む必要があるのやろか? つまり、わたしが言いたいことは 1番から3番の記事の中に、“君が行く道のながてを繰くり畳たたね焼き滅ぼさん天あめの火もがも”の和歌の意味がちゃんと書いてありますやん。 わたしやったら、トップの記事を読んで意味が書いてあれば、他の記事など読まへん。。。 それやのに、どうして Denman Blog のあんさんの記事を読む必要があるのやろかァ?

あのなァ~、めれちゃん。。。 ニーチェのおっさんが かつて次のように言うたのやァ~。。。

 


読むべき書物


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わたしたちが読むべき本とは、次のようなものだ。

読む前と読んだあとでは世界がまったくちがって見えるような本。

わたしたちをこの世の彼方へと連れさってくれる本。

読んだことでわたしたちの心が洗われたことに気づかせるような本。

新しい知恵と勇気を与えてくれる本。

愛や美について新しい認識、新しい眼を与えてくれる本。

 

『悦ばしい知識』 --- ニーチェ




183 『超訳 ニーチェの言葉』
訳者: 白取春彦
2010年3月20日 第11刷発行
発行所: 株式会社ディスカバー・トゥエンティワン


 



つまり、“君が行く道のながてを繰くり畳たたね焼き滅ぼさん天あめの火もがも”を入れて検索しやはった人は、次のような記事を読もうと思いはったん?


■ 読む前と読んだあとでは
  世界がまったくちがって
  見えるような記事。


■ わたしたちをこの世の彼方へと
  連れさってくれる記事。

■ 読んだことで
  わたしたちの心が洗われたことに
  気づかせるような記事。

■ 新しい知恵と勇気を
 与えてくれる記事。

■ 愛や美について新しい認識、
  新しい眼を与えてくれる記事。


 



その通りやがなァ~。。。 要するに、常識的な、誰もが思いつくような意味だけでは満足できへんかったのやがなァ~。。。

それで、あんさんの Denman Blog の記事を読んで、ようやく満足できる解釈に巡りあったわけやのォ~。。。?

そういうこっちゃがなァ~。。。 その人は、わての解釈を読んで読む前と読んだあとでは 世界がまったくちがって見えるようになったのやァ。。。

。。。で、上の和歌の意味は。。。?

次のような意味やねん。。。

 



(yamayaki.jpg)

 

君が行く

道の長手(ながて)を

繰(く)り畳(たた)ね

焼き滅ぼさむ

天の火もがも





文字通りに解釈すれば
「あなたの行く長い長いその道のりを
手繰り寄せ、そして重ねて
焼き滅ぼしてくれるような
天の火が欲しい」という意味になるけれど、
そんな事を言うために上の和歌を詠んだわけじゃない。

私の父・旅人(たびと)は
729(神亀6)年2月に起こった「長屋王の変」で
涙を呑んで藤原氏の専横に屈しなければならなかった。

しかし、藤原氏の専横がいつまで続くわけではない。
いつか 必ずや 天の火が天罰のように
藤原氏を見舞うことになるだろう。


(巻15の3724)


 



そやけど、そないな解釈をこれまでに 見たことあらへんわァ~。。。



そやから、次の記事を読むと、上のように解釈した理由が書いてあるねん。 それで読む前と読んだあとでは 世界がまったくちがって見えるようになるねん。

 


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『萌える恋歌の裏に』




『焼き滅ぼさむ』(PART 1)より
(2015年6月17日)


 



つまり、萌える恋の歌の裏には当時の藤原氏の専横を批判する意味が込められているので、キムさんは面白いと思いはったん?



そういうことやがなァ~。。。奈良大学教授の上野氏も次のように書いている。

 




(yakamochi9.jpg)

 

もちろん、この贈答歌が、あとから何らかの歴史的事実に基づいて作られた虚構の歌で、

実際にやり取りされたものではない、という可能性もある
のだが、

そうであるならば、なおさらのこと、この歌の表現が多くの人びとの

共感を前提として作られている証拠になるであろう。


 



万葉集は単なる歌集ではあらへん。。。編者である大伴家持は専横の藤原氏に排除された貴族の代表として、藤原氏批判の歌を仰山(ぎょうさん)万葉集に載せておるねん。。。そやから、例えば大伴氏はもちろん、紀氏とか、橘氏とか、多治比氏、小野氏、賀茂氏、佐伯氏などの人々が上の歌を読めば、たちどころに藤原氏を批判したものだということが共感できる。



それで、上野氏も「この歌の表現が多くの人びとの共感を前提として作られている」と言うたのやろか?

それに間違いあらへん。。。



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【レンゲの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも万葉集には政治的な批判の歌がたくさん載せられていると思いますか?

ええ。。。そんな事はどうでもいいから、他にもっと面白いことを話せ!

あなたは、そのように強い口調で あたしに命令なさるのですか?

分かりましたわ。
では、あなたのために、ニーチェのおじさまが語った言葉をお聞かせしますわ。

 



 

あなたは ニーチェの言葉をどう思いますか?

デンマンさんは何度となく、めれんげさんに『即興の詩』サイトを再開するように催促していました。
そして、めれんげさんも、デンマンさんの勧めに応じて『即興の詩』サイトを再開することになりました。

 

めれんげさんの『即興の詩』サイト

 

それにしても再開して間もないのに 検索結果 3,960,000件中の 9位に躍り出るなんてすごいですよね。

 


(gog30703.gif)

『現時点での検索結果』

 

すぐ上のリンクをクリックしてみれば解るように
現在では めれんげさんの『即興の詩』サイトはトップと2位を独占していますわ。

検索エンジン最適化をいつも考えて頑張っている人には
「どうしたら、そんなに上位に掲載されるのォ~?」と不思議に思えたり羨ましく思えるかもしれません。

その秘訣を知りたかったらデンマンさんが面白い記事を書いていますわ。
次のリンクをクリックして読んでみてください。

『おばさんの下着に見るSEO』

ところで、めれんげさんは可愛い猫を飼っていますが
あなたも、猫ちゃんを飼っていますか?
ええっ。。。 ワンワンちゃんを飼っているのですか?

そういえばデンマンさんが『ワンワンちゃん』という面白い記事を書いていました。
気が向いたら下のリンクをクリックして読んでみてください。

 


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『ワンワンちゃん』

 

とにかく、次回も興味深い話題が続きます。
あなたもどうか、また読みに戻ってきてくださいね。
では、また。。。


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メチャ面白い、

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こんにちはジューンです。

卑弥子さんが面白いお話を集めて

楽しいサイトを作りました。

次のリンクをクリックして

ぜひ覗いてみてくださいね。

■ 『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。バーィ



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