権力と沈黙とセックス
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ケイトー。。。 なんだか すごいタイトルをつけたのねぇ〜。。。
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いけませんか?
ネット市民の皆さんの目を引くために わざとセンセーショナルなタイトルをデッチ上げたのォ〜?
いや。。。別に、そういう下心があって上のタイトルにしたわけではないのですよ。。。
じゃあ、どういうわけでセンセーショナルなタイトルをつけたわけなのォ〜?
実は、最近 バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次の映画を観たのです。。。
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あらすじ
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『ジ・アシスタント』(原題:The Assistant)は2019年に公開されたアメリカ合衆国のドラマ映画である。
監督はキティ・グリーン、主演はジュリア・ガーナーが務めた。
大学卒業後、ジェーンは憧れだった映画業界で働くことになった。
業界の大物プロデューサーのアシスタントとして採用されたジェーンだったが、任される仕事はコピーやお茶くみなどの雑用ばかりであった。
また、ほどなくして、ジェーンは職務遂行能力に欠ける美人女性社員が厚遇されている事実を知った。
ここに至り、ジェーンは自分が不当に扱われている現実を自覚し、それを何とかして変えようとするのだった。
本作はジェーンの仕事場での一日を描くことを通して、女性蔑視が映画業界の構造の奥深くにまで入り込んでいることを浮き彫りにしていく。
出典: 「ジ・アシスタント」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なるほどォ〜。。。ハリウッドの映画界で大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが多くの女優たちにセックスを強要したという事件があったわねぇ〜。。。上の映画は、その事を思い出せせるわねぇ〜。。。
そうです。。。僕も上の映画を観たら すぐにプロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインの事件が思い出されて、被害にあった女優がスポンサーを探して、自分がプロデューサー兼監督としてこの映画を作ったのだろうと思ったほどですよ。。。
そうじゃないのォ〜?
この映画を監督したのはキティ・グリーンというオーストラリアの映画製作者なのですよ。。。プロデューサー兼監督としてこの映画を作っただけじゃなく、編集も自分でしているのですよ。。。でも、ハーヴェイ・ワインスタイン事件の被害者ではないようです。。。
ハーヴェイ・ワインスタイン
(1952年3月19日 - 現在)
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ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)は、アメリカ合衆国の映画プロデューサー。
ニューヨーク州立大学バッファロー校中退。
ミラマックス社の設立者であり、2005年からは弟のボブと共にワインスタイン・カンパニーを経営した。
毎年アカデミー賞に大量の作品をノミネートさせた。
また『恋におちたシェイクスピア』ではプロデューサーとしてアカデミー作品賞を受賞した。
米国映画界の実力者として、業界内で非常に大きな影響力を持ち、業界の人々から恐れられ、逆らいがたい存在となっていた。
そしてそれを悪用し、女優など多数の女性に対し、セクシャルハラスメントや性的暴行を長年にわたり繰り返していたが、被害者らはワインスタインによる報復を恐れ、被害届を出せずにいた。
だが、2017年10月頃から、ワインスタインがメリル・ストリープなど多数の女性に対しセクハラや性的暴行を長年に亘って行っていたことが、ようやく、次々と明るみに出て、様々な役職を剥奪された。
また、この事件は「ワインスタイン効果」やMeToo運動と呼ばれる社会現象を引き起こした。
セクハラや性的暴行が発覚したことで、ワインスタインが経営するワインスタイン・カンパニーは経営が悪化、2018年3月19日に連邦破産法(Chapter11)の適用申請手続きが行われた。
被害者(ら)によって申し立てられていた性的暴行の件で、2018年5月25日にニューヨーク市警によって公式に逮捕され、逮捕された姿がマスコミにもさらされ、訴追された。
出典: 「ハーヴェイ・ワインスタイン」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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それで、ケイトーが観た映画の中にはハーヴェイ・ワインスタインという人物は出てくるのォ〜?
いや。。。それらしい人物は出てくるけれど、名前は出てこない。。。映画の中では電話の声だけで、姿は見せないようになっている。。。
つまり、ハーヴェイ・ワインスタインは登場しないけれど、米国映画界の実力者である大物プロデューサーが出てきて、業界内で非常に大きな影響力を持ち、業界の人々から恐れられ、逆らいがたい存在となっていることは映画を観れば分かるようになっているのねぇ〜。。。
そうです。。。映画の中の大物プロデューサーは、その影響力(権力)を悪用し、女優など多数の女性をスケコマしてきたわけです。。。上の映画の中ではウエイトレスをしていた美人の女・シエナが、大物プロデューサーの目に留まり、アシスタントの仕事をもらうのですよ。。。もちろん、プロデューサーは、この女性とセックスするために近づいたのです。。。主人公のジェーンは、このプロデューサーの好みのタイプじゃないので、被害から免れる。。。でも、新しいアシスタントが被害者になっているのを見て見ぬ振りができずに、人事部長に直訴するのですよ。。。
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それでどうなるわけ。。。?
結局、人事部長は、「あなたの将来のためにも、正式に苦情を申し出ないほうがいいだろう」とにぎりつぶしてしまう。。。。つまり、見て見ぬ振りをして沈黙を守るように、と暗に諭すのですよ。。。周りの者も陰湿に大物プロデューサーをまもろうとする。。。もちろん、彼のためではない! 自分の将来のために、事がスキャンダルになるのを防いでいるのです。。。被害者も報復を恐れ、被害届を出せずに沈黙を守る以外にない。。。そういう歪んだ映画業界の陰湿な構造を上の映画は浮き彫りにしているのです。
。。。で、ケイトーは何が気になったの?
次のシーンを見てください。。。
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Don't worry. She'll get more out of it than he will.
この上の写真の中央の人物が映画の主人公のジェーンです。。。向かって右にいる女性は、ジェーンの直接の上司であるイグゼキュティブ・アシスタントのプルワ・ベディです。。。このプルワがジェーンに向かって上のように言ったのですよ。。。これをどう訳すか?
文字通りに訳せば、「心配しないで。彼女は彼以上に、その事から多くのことをゲットできるわ」という意味よねぇ〜。。。
そうなります。。。
。。。で、この「彼女」というのは誰? 「彼」というのは。。。?
彼女というのは、大物プロデューサーに餌食(えじき)にされようとするウエイトレスの女・シエナですよ。。。新しいアシスタントに雇われたばかりです。。。
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向かって右の女が、その餌食にされようとする新しいアシスタント・シエナです。。。ジェーンが一緒にリムジンに乗り込んで、大物プロデューサーの指示で 近くの高級ホテルに案内するところです。。。当然、あとから大物プロデューサーがやって来て、シエナとセックスすることになるのです。。。「彼」は、もちろん、その大物プロデューサーです。。。
つまり、ジェーンがシエナを送り届けたあとで、ジェーンの直接の上司であるイグゼキュティブ・アシスタントのプルワがエレベーターの中で Don't worry. She'll get more out of it than he will. と言うのねぇ〜。。。
そういうことです。。。
。。。で、ケイトーはどのように訳したのォ〜?
僕は次のように訳したのですよ。。。
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Don't worry. She'll get more out of it than he will.
心配しなくていいのよ。 シエナは(彼の言いなりになって、奴隷のように体を任せるけれど)、彼以上に多くの罪を背負い込む事になるのよ。(良い事よりも悪い事を背負い込むことになるの。 だから彼女を羨むことはないわ)
でも、それは違うと思うわ。。。
シルヴィーはどのように訳すわけぇ〜?
私なら次のように訳すわ。。。
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Don't worry. She'll get more out of it than he will.
心配しなくていいのよ。 シエナは(彼がセックスを楽しむ以上に)、多くのベニフィトをゲットできるのよ。 例えば、早く昇進するし、良い地位を確保される。(だから、たとえ彼に餌食にされても、それ以上の幸運に巡りあえるから、それほど悲しむことはないわ)
僕とは全く正反対の訳し方をするんだねぇ〜。。。
イグゼキュティブ・アシスタントのプルワは、悲惨な状況なのだけれど、なるべくポジティブに物事を見ようとしているのよ。
なるほどォ〜。。。たとえそうだとしても、シエナは、後で絶対に後悔すると思うよ。
それは、この記事を読むネット市民の皆様の判断に任せるべきよ。。。
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【ジューンの独り言】
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ですってぇ~。。。
あなたはどう思いますか?
シエナは、あとで後悔すると思いますか?
ええっ。。。 「そんなことはどうでもいいから、もっと楽しいことを話せ!」
あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?
分かりましたわ。
シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。
次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。
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■『アダムとイブは何を食べたの』
■『舞踏会 明子』
■『波乱の人生』
■『国際化だよね』
■『イングナさんを探して』
■『美しい日本語 チェーホフ』
■『横の道@ニコライ堂』
■『また塩野七生批判』
■『日航スチュワーデス』
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■『クレオパトラ@塩野批判』
■『テルモピュライの戦い』
■『思い出の蓮』
■『角さんと天罰』
■『ラーメン@リガ』
■『角さんと天罰がなぜ?』
■『南京事件と反知性主義』
■『あけびさんの卒論』
■『愛は降る星の彼方に』
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■『サイバー戦争』
■『エロくて、ごめんね』
■『モバイル社会とガラケー』
■『元老のアメリカ』
■『ケネディ家の呪い』
■『欧米を敵に回す』
■『ソフィアからこんにちわ』
■『ドイツが原爆をロンドンに』
■『いまだに謎』
■『さらば大前研一』
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■『空飛ぶスパイ』
■『愛情はふる星@ベトナム』
■『ヒラリーと塩野七生』
■『ケネディ夫人@インドネシア』
■『究極の大前研一批判本』
■『フェルメールの謎』
■『女に文句を言う女』
■『あなたの祖国』
■『宮沢りえ@韓国』
■『正しい戦争』
■『ゴールデンシャワー』
■『死刑廃止』
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■『かまびすしい』
■『今、新たな戦前』
■『クレオパトラ@アラビア』
■『政府は嘘をつく』
■『犬と人間と戦争』
■『未来予測』
■『知られざる悲劇』
■『量子活動家』
■『アンネの運命』
■『10次元の世界』
■『ポーランドの犬』
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■『熟女ヌード@デンマン』
■『ロッキード事件の真相』
■『政府と役人と嘘』
■『ジュンガル』
■『地球温暖化は避けられない』
■『国際平和連合』
■『鬼島』
■『悪徳サイト』
■『あげつらう』
■『過ちを犯す』
■『三島由紀夫の謎』
■『ヒラリートランプ現象』
■『ノーパン@CIA』
■『未開人と文明人』
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■『オセロの失敗』
■『サン・ラザールの裏路』
■『「夜と霧」を観た?』
■『虫酸が走る』
■『大空に乾杯』
■『ターバンを巻いた少女』
■『美しい日本語を探して』
■『アダムとイブのバナナ』
■『宮沢りえ@サンタフェ』
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■『中国人がアメリカを発見した』
■『2000年前の光通信』
■『習近平皇帝』
■『プーチンの復讐』
■『ペンタゴン・ペーパー』
■『南米の富士山』
■『ダンケルク』
■『無実の罪』
■『殺人光線』
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。 バーィ。
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ィ~ハァ~♪~!
メチャ面白い、
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