日本初のヌードショー
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デンマンさん。。。 つい先日、9月27日に“Playboy”の創刊者のヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner)さんが91歳で亡くなりましたわねぇ~。。。
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あれっ。。。 ジュンコさんはよく知ってますねぇ~。。。
だってぇ、ニュースが世界を駆け巡りましたわァ~。。。
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そうなのですよ。。。 僕もちょっと驚きました。。。 しぶとく100歳を超えるまで生き抜くのじゃないかと思ってましたからねぇ~。。。
。。。で、ヒュー・ヘフナーさんを追悼するために“日本初のヌードショー”というタイトルにしたのですかァ~?
それも理由の一つだけれど、実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。
日本初のヌードショー
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昭和22年になりますと、1月15日に日本初のヌードショーが行われました。 (略)
新宿の今の伊勢丹の前にあった映画館「帝都座」の5階に小さな劇場がありまして、そこでいわゆるストリップがはじまったのです。
そうは言ってもタイトルは「名画アルバム」。
“ヴィーナス誕生”と銘打って、カーテンが上がると女の人が額縁を背景に大きな帽子を持って舞台に立ったまま動かないのです。
下半身は帽子で隠されているけれど、たしかにハダカなんです。
まあそれでも男どもは押し寄せまして、固唾(かたず)をのんで舞台の上にはじめての女性のヌードを見たんですね。
この時のヌード第一号が甲斐美春(かい みはる)さんという若い女性だそうですが、彼女は間もなく親父さんに怒られてやめてしまい、その後に出てきたのがヒロセ元美さんという非常に有名なストリッパーです。
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彼女は「立っているだけじゃつまらない」と自ら動き出し、見事な裸踊りを披露して場内は大変沸きました。
これを警察が取り締まることもなく、ストリップは一気に盛んになったんですね。
ちなみに、この年の夏くらいから、浅草の大都(だいと)劇場やロック座でも華々しいストリップがはじまりまして、昭和23年に長岡から東京に出てきた私もよく通わせていただきました。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
207-208ページ 『昭和史 戦後篇 1945-1989』
著者: 半藤一利
2009年7月27日 第4刷発行
発行所: 株式会社 平凡社
確かに、昭和22年を契機にヌードショー、つまり ストリップが日本全国に広まったらしいですよ。。。
デンマンさんも、ストリップを見に日本全国を駆け回ったのですか?
僕は、まだヨチヨチ歩きだったので、母親の乳房につかまりっきりでしたよ。。。 (モナリザの微笑)
それほど、ストリップがはやったのですか?
あのねぇ~、中学生になってから黒澤監督が作った映画『生きる』を観たのだけれど、市役所の万年課長で退職する主人公を演じる志村喬が、“生きがい”を見出すために参考のためにストリップを見に行くのですよ。。。
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上の写真の中央に写っているのが退職してから“生きがい”を探している主人公ですよ。。。
つまり、ストリップに“生きがい”を見いだしたのですか?
やだなあああァ~。。。 いくら何でも“ストリップ”に“生きがい”を見いだして、主人公が 毎晩、毎晩ストリップを見に行ったら、黒澤監督の映画にならないでしょう!
つまり、ヌードショーもストリップも“生きがい”にはならない事を言うために、この記事を書く気になったのですか?
いや。。。 そればかりではありません。。。 半藤一利さんは、上の本で昭和22年に“日本初のヌードショー”が出現したと書いているけれど、もっと大昔に“ヌードショー”があったのですよ。。。
マジで。。。?
僕は、このような真面目な話をしている時にウソとジュンコさんの尻は突きません。。。
。。。で、大昔っていつ頃の事ですか?
ちょっと次の記事を読んでみてください。。。
アメノウズメ
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アメノウズメは、日本神話に登場する神。
「岩戸隠れ」の伝説などに登場する芸能の女神であり、日本最古の踊り子と言える。
一説に別名「宮比神」(ミヤビノカミ)。
大宮売神(オオミヤノメノカミ)と同一視されることもある
『古事記』では天宇受賣命、『日本書紀』では天鈿女命と表記する。
神名の「ウズメ」の解釈には諸説あり、「強女(オズメ)」の意とする『古語拾遺』説や、「髻華(ウズ)」を結った女性(巫女の装束)の意とする『稜威道別』(イツノチワキ)説、折口信夫が『若水の話』で出した、「マナを指すヲチの音便で、魂をヲチふらせる意」説などがある。
神話での記述
岩戸隠れで天照大神が天岩戸に隠れて世界が暗闇になったとき、神々は大いに困り、天の安河に集まって会議をした。
思兼神の発案により、岩戸の前で様々な儀式を行った。
『古事記』では次のように記述されている。
「槽伏(うけふ)せて踏み轟こし、神懸かりして胸乳かきいで裳緒(もひも)を陰(ほと=女陰)に押し垂れき。」
つまり、 アメノウズメがうつぶせにした槽(うけ 特殊な桶)の上に乗り、背をそり胸乳をあらわにし、裳の紐を股に押したれて、女陰をあらわにして、低く腰を落して足を踏みとどろかし(『日本書紀』では千草を巻いた矛、『古事記』では笹葉を振り)、力強くエロティックな動作で踊って、八百万の神々を大笑いさせた。
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その「笑ひえらぐ」様を不審に思い、戸を少し開けた天照大神に「あなたより尊い神が生まれた」とウズメは言って、天手力雄神に引き出して貰って、再び世界に光が戻った。
天孫降臨の際、瓊瓊杵尊(ににぎ)が天降ろうとすると、高天原から葦原中国までを照らす神がいた。
アメノウズメはアマテラスと高木神に、「手弱女だが顔を合わせても気後れしない(面勝つ)からあなたが問いなさい」と言われた。
この時のアメノウズメは『日本書紀』では次のように記述されている。
「その胸乳をあらわにかきいでて、裳帯(もひも)を臍(ほそ=ヘソ)の下におしたれて、あざわらひて向きて立つ。」
つまり、乳房をあらわにし、裳の紐を臍の下まで押したれて、あざわらいながら向かって言ったとある。
その後、名を問い質すと、その神は国津神の猿田彦と名乗り、道案内をするために迎えに来たと言った。
アメノウズメは天児屋命(あめのこやね)、太玉命(ふとだま)、玉祖命(たまのおや)、石凝姥命(いしこりどめ)と共に五伴緒の一人としてニニギに随伴して天降りした。
アメノウズメはサルタヒコの名を明かしたことからその名を負って仕えることになり、猿女君の祖神となった。
一説にはサルタヒコの妻となったとされる。
アメノウズメは大小の魚を集めて天孫(ニニギ)に仕えるかどうか尋ねた。
みな「仕える」と答えた中でナマコだけが何も答えなかったので、アメノウズメはその口を小刀で裂いてしまった。
それでナマコの口は裂けているのである。
出典: 「アメノウズメ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
これは、もう古代のストリップショーなのですよ。。。
でも。。。、でも。。。、これは神話ではありませんかァ~!
あのねぇ~、確かに、神話には違いないのだけれど、このような事がなかったと言い切ることはできない!
デンマンさんは、実際に、このような珍事があったと断言するのですか?
そうです。。。 でも、この事は僕だけが言っているわではないのですよ。。。 実は、この神話の起源には“日食”が関係していると言われている。。。
“日食”ってぇ、月が太陽の前を通り過ぎるときに、地球から見て太陽をすっかり隠してしまうので、一時的に夜のように暗くなるという、あのことですか?
その通りです。。。
それが古代のストリップショート関係あるのですか?
ちょっと考えてみてください。。。 天照大神が岩戸の中に隠れてしまったというのは、ちょうど月が太陽を隠してしまったので、夜のように暗くなったということなのですよ。。。 その時、当時の縄文人はビックリしてしまった。。。 それで、この世はもう終わりだという人たちが、酒を飲んで歌えや踊れやの乱痴気騒ぎをしたわけです。。。 中には酒を飲みすぎて酔っ払った女が、裸になって踊りだす。。。
つまり、それが古代のストリップショーとなって神話になったとデンマンさんは言うのですか?
だから、僕だけが、そう言っているわけじゃないのですよ。。。
他にどなたが、そう言ってるのですか?
あの映画俳優で、監督のメル・ギブソンが、すごい映画を作ったのですよ。。。 その映画の中に“日食”が出てくる。。。
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■『実際のカタログページ』
あらっ。。。 デンマンさんはバンクーバー市立図書館でDVDを借りて上の映画を観たのですか?
そうです。。。 歴史に興味がある人にとっては見逃せない映画ですよ。。。
。。。で、どのような内容なのですか?
日本語版の『ウィキペディア(Wikipedia)』には次のように書いてあります。
アポカリプト
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『アポカリプト』(原題: Apocalypto)は、2006年のアメリカ映画。
監督はメル・ギブソン。
概要
スペイン人侵略直前のユカタン半島を舞台に、生贄にされそうになった捕虜の脱走と生き残りを掛けた逃走を描く。全編通じて、マヤ語を使った映画となっている。
宣伝の際には「マヤ文明の衰退を描く作品」として宣伝されていたが、マヤ文明自体の衰退は描かれておらず、作品は終始逃走活劇である。
米国では、激しい暴力シーンが続くことからR指定作品となった。
評価
非英語作品、出演俳優は無名揃い、レイティングがR指定、そして公開前に監督のメル・ギブソンの逮捕とユダヤ人蔑視発言などの騒動も起こったが、それにも関わらず全米で、公開初週の週末(2006年12月8日 - 10日)の興行収入は初登場1位を記録した。
前述した監督の不祥事事件がプラスになったのではとも言われている(事件についてはメディアによって連日報道されていた)。
しかし、スタートの週末に稼ぎ出した興行収入(約1500万ドル)は監督の前作『パッション』と比べると、低調である。
実在したマヤ文明との相違を議論される作品である。
第一に、マヤ人に劇中にあるような虐殺行為があったかどうかであるが、マヤ文明はトルテカ文明と交流を深めた結果、末期になり盛んに生け贄を捧げる行為を行っていたとされる。
これは入植者であるスペイン人の記録(マヤ人による書物の大半はスペイン人により焼却された)によるものである為、自らを正当化する詭弁という意見もあるが、それらを差し引いても、当事のヨーロッパは未開地への侵略を容認していたことから、生け贄を捧げていたこと自体は事実であるようだ。
映画評論家の町山智浩は「この作品のストーリー構成や演出は、コーネル・ワイルド監督が66年に発表した映画『裸のジャングル』(原題: The naked prey)の影響が顕著であり、重要なシーンは完全に盗作と言ってよいほど似通っている」と評論している。
出典: 「アポカリプト」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
。。。で、この映画にもストリップが出てくるのですか?
この当時の人たちは、ほぼ裸に近い生活をしているから、特に“ストリップ”が強調されてるわけじゃないけれど、僕が注目したのは“日食”の部分が出てくるのですよ。。。 要するに、科学的なマインド持っていない人々にとっては、“日食”はかなりショッキングな現象ですよ。。。 だから、縄文人にとっても、この衝撃的な現象が神話の『天岩戸』伝説を生むことになった。
それで、上の映画では、どのような伝説を生むのですか?
上の話は西暦1511年当時のユカタン半島を舞台にくりひろげられるのです。。。 生贄にされそうになった捕虜が、ちょうど“日食”が出現して、その超自然現象に“神秘性”を感じて、“王”がその捕虜を殺さずに生かすことにするのです。。。 つまり、そのときのエピソードが伝説化され、現代になって映画化されたというわけです。。。
。。。で、ストリップは。。。?
だから、日本の縄文人にとっては“日食”とストリップが結びついたのだけれど、ユカタン半島は熱い国だから、日常の生活の中で“ストリップ”は珍しいことではなかった。。。 それで、伝説は“日食”と“サバイバル”が結びついたわけです。。。
つまり、縄文人は寒い国に住んでいたので、ショッキングな現象が“ストリップ”と結びついたけれど、熱い国では“日食”は“サバイバル”と結びついたということを言うために、わざわざ“日本初のヌードショー”を持ち出してきたのですか?
そうです。。。 いけませんか?
初出: 2017年10月2日
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【ジューンの独り言】
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ですってぇ~。。。
あなたも、もしお暇だったら、近くの図書館でDVDを借りて『アポカリプト』を観てください。
日本語版があるはずですわ。。。。
日本語吹き替えでは次のようになってますわァ。
•ジャガー - ルディ・ヤングブラッド(高橋広樹)
•セブン - ダリア・エルナンデス(甲斐田裕子)
•ミドル・アイ - ヘラルド・タラセーナ(東地宏樹)
•ゼロ・ウルフ - ラオウル・トルヒーヨ(飯塚昭三)
図書館でDVDを借りることができない人は
わたしがハマッている“愛と性の美学のロック”のクリップでも観てください。。。
では、じっくりと味わってくださいねぇ~。。。
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ところで“アメノウズメ”のお話も面白いですけれど、
日本の古代史には、他にも興味深い不思議なお話がたくさんあります。
たまには、日本の古代の話も読んでください。。。
では次の記事から興味があるものをお読みくださいねぇ~。。。
■天武天皇と天智天皇は
同腹の兄弟ではなかった。
■天智天皇は暗殺された
■定慧出生の秘密
■藤原鎌足と長男・定慧
■渡来人とアイヌ人の連合王国
■なぜ、蝦夷という名前なの?
■平和を愛したアイヌ人
■藤原鎌足と六韜
■古事記より古い書物が
どうして残っていないの?
■今、日本に住んでいる人は
日本人でないの?
■マキアベリもビックリ、
藤原氏のバイブルとは?
ところで、他にも面白い記事がたくさんあります。
興味のある方は次の記事も読んでみてくださいね。
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■『宮澤理恵@Macao(2013年2月28日)』
■『チョコレートと軍産複合体』
■『チョコレートと甘い権力』
■『CIAの黒い糸』
■『美しい日本語再び』
■『宮沢りえブーム?』
■『また、宮沢りえ?』
■『浅間山噴火とフランス革命』
■『なぜアクセスが急増したの?』
■『気になる検索ワード』
■『なぜ塩野七生批判』
■『その検査、ムカつく!』
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■『宮沢りえと床上手な女』
■『MH370ミステリー』
■『なぜ死刑廃止?』
■『真犯人はそこにいる』
■『MH370ミステリー裏話』
■『お裁きを信じますから』
■『ジャルパックと国際化』
■『古代ローマのセックス』
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■『CIAとノーパン』
■『エロいローマ再び』
■『エロいけれどためになる話』
■『えろあくにめ温泉』
■『エロいけれどためになる』
■『地球上のネット普及率』
■『原発はダメだったのに』
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■『スカートをはいた兵隊』
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■『シャフリ・ソフタ』
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■『女性の性欲@ラオス』
■『美学de愛と性』
■『女の本音』
■『にほん村からの常連さん』
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。
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『スパマー HIRO 中野 悪徳業者』
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ィ~ハァ~♪~!
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