獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

障害厚生年金 裁定請求書を提出した。

2007-05-01 17:54:35 | 障害厚生年金 獲得プロジェクト
 9連休の4日目。朝から大学病院へ行く。障害者厚生年金のための診断書2通ができあがったとのことでその受取。

 受取だけなので待ち時間なし。会計でびっくり。たかだか2通の診断書になんと10500円!!。Berryz工房や℃-uteのコンサートなら2公演行けるよ・・・。

 手持ちはなかったけど、クレジットが使えたので使う。便利。大学病院をあとにする。足下をみながらゆっくりゆっくり歩く私デスペア。入口で親子連れ、女の子と目が合う。眼球が飛び出た女の子。びっくりする私。一方女の子は無邪気なもの、スキップの女の子。頼むぞ眼科医諸君!!。

 家にもどり、診断書をみながら、裁定請求書、病歴・就労申立書、網膜色素変性症のアンケートを記入。あらかじめ草稿をパソコンで作成済みなので書き写す。

 いざ社会保険事務所へ。途中、コンビニによりA3の申立書などをコピー。バスにのり社会保険事務所へ。1400から1500まで待つ。今日は客が多い。ゴールデンウィークの間のウィークデー。

 どの時点を初診日ととられるかわかりませんが・・・・受付の人の言葉。診断書に視力の項目が抜けていることを指摘される・・・後日問い合わせが行くかもしれませんとのこと。

 網膜色素変性症アンケートには素直に答えた私。中学生のころRPと告知されたことを書く。これでもし不利益を受けるようなら最後まで戦う気持ち十分の私。

 さぁ8月ごろに年金支給か不支給かの裁定が下る。

 年間100万円の障害厚生年金を受給できるか。法律は弱者のためにあることを確信する私デスペア。厚生年金の趣旨から考えれば私が障害厚生年金をもらえないはずがない。
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大学病院にて視野検査 をやった。

2007-04-19 14:55:56 | 障害厚生年金 獲得プロジェクト
 去年の2月。司法試験の時間延長の特例措置の申請のための視野検査以来。1年3ヶ月ぶりに大学病院にて視野検査。

 予約ありだったので、2日前の8時間待機ということなく、実質1時間半で病院から帰宅の途へ。

 視野検査をしてやっぱり視野は狭まっている。中心視野がなんと3度・・・・。3年前の視野10度と言われた私デスペア。急激に悪化か!!(貼付画像参照)

 そうではなく、3年前の医者は外側の視野も含めて判断。今日の医者は中心視野だけで判断。今日の医者曰く。

 医者<「今は中心視野で診断書書いてもいいんです」とのこと。さらに

 医者<「身体障害者手帳で2級、障害年金なら1級とれますよ」とのこと。

 手帳2級を所得することを勧める医者。

 デスペア<「いやぁ・・・2級でもあまりメリットないので・・いいです」

 手帳2級で私が受けられるメリットは年1万3千円ほど税金が還付される程度。収入があるので医療費はただにはならない。私鉄の阪急なら手帳1.2級所持者なら全路線半額のラガールカードが買える。それぐらいのメリットしかない。

 よって強くおことわり。

 私の今現在の関心は障害厚生年金が受給できるかどうか。視野3度なら年金2級の障害程度に該当する。

 問題は・・・・・「初診日」これにつきる。

 私デスペアのRP医者診断をうけた時期と初診日と年金額。

1、中学生のころRPの疑いと診断・・・・0円。
   このころが「初診日」とされると、私が受けられのは国民年金。視野3度なら障害基礎年金の2級、年間80万円がもらえるのだが・・・20歳前の初診日、年金保険料を払っていないころの初診日。80万円もらうためには収入制限あり、手取り360万円の私はもらえないことになる。

   

2、24歳ごろ、ものもらいで市民病院で診断・・・・80万円。
   まだ夜自転車にも乗れていたこのころ。まだ阪神甲子園球場にナイターを見に行けたころ。視野障害で不便はそれほどなかった24歳の私。たまたまものもらいの薬をもらいに近くの市民病院へ。その時のカルテには私がRPであると記載あり。このころが「初診日」となると、20歳以降の初診日となり、収入制限がなく、私は年間80万円もらえる。


3、30歳ごろバイトしてたころ市民病院と大学病院で診断・・100万円、
  視野が狭まってきて工場でのバイトが困難になったので、障害者手帳を取得するべく市民病院に行く、それから数日後大学病院にも行く。このころ私は厚生年金加入。このころが初診日とされると報酬比例部分が加算されて年間100万円の障害厚生年金がもらえる。


デスペアの各病院のカルテの記載。

1、中学生の頃のカルテ
  保存期間がすぎていて今はもうない。ということは誰も私が中学生の時にRPと診断されたことを証明することはできない。(ただし、私自ら申告してしまったら話しは別・・・)


2、市民病院のカルテ
  中学生のころにRPと診断された旨の記載はなし。初診日は24歳のころになると思われる。

3、大学病院のカルテ
  中学生のころにRPと診断された旨の記載あり。(私が素直に言ってしまった)よって、初診日は中学生のころと書かれてしまう。



 以上のことから私がとりうる手段。

その1、24歳で市民病院の診断時を「初診日」と申告し、障害基礎年金80万円をもらいに、市役所の国民年金課に裁定請求。

 
その2、30歳の大学病院で診断書を書いてもらう、「初診日」は中学生のころとなってしまうが・・・・

 「先天性心疾患、網膜色素変性症等については、通常に勤務し、厚生年金保険の被保険者期間中に具体的な症状が出現した場合はその日が発病日となります」この社会保険事務所の受付点検要領の記載を信じて、

 障害厚生年金100万円を目指して社会保険事務所で裁定請求する。


 うーーんどうしよう・・・・・。ただどっちにしても網膜色素変性症で障害年金を申請する場合にはアンケートに答えなければならない。「小さい頃ご家族に目のことで何かいわれて、あるいは学校の健康診断等で何かいわれて医療機関にかかったことはありますか?」この質問にこたえなくてはならない。

 このアンケートがどの程度の義務があるのか不明だが、あきらかにこの質問はあんた!!20歳前に発症(初診)してただろ!!あんたは年金保険の給付をうける権利はねぇーよ!!という趣旨のアンケートを必ず書かねばならない。

 うーーん。迷う。

 ・・・・・決断。

 正攻法でいこう。素直に中学生のころRPと診断されたことを申告しよう。そのせいで初診日が20歳前に認定されて、年金がもらえないならそれは制度の不備。その不備を声高に叫んでいこう!!それが司法試験受験生の私デスペアの使命。正直者が馬鹿を見る世の中は機能不全。

 また後に続くRPの若者に、こうやったら年金貰えなくなるから、初診日にはきをつけろよと教えることもできるしね。それが手取り360万円の独身私デスペアの使命。

 さぁ1週間後診断書を取りにいき、その後、コピーをとり、その足で社会保険事務所へ申請に行こう!!

 
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大学病院 に行った。

2007-04-17 20:39:13 | 障害厚生年金 獲得プロジェクト
 網膜色素変性症な私デスペア。視野がどんどん狭まっていく病。

 最近平成14年から、視野障害視野5度以内で障害年金の2級が受給できるとのこと。

 今日、有休をとって大学病院へ。朝一番0715に家を出て、帰ってきたのが1700。病院に半日。

 予約をとっていない飛び込みの診療のため。後回しにされる。視力検査を1245にしてもらい。それから病院内のローソンでカツサンド320円とチョコデニィシュ105円とコーヒー牛乳95円を買う。

 最近の病院はすごい。ローソン、スターバックス、ケーキ喫茶、郵便局。売店などで買ったものを食べられる出入り自由のカフェテラス。病院の代金も全自動支払い機で支払える。しかもクレジットカード払いOK。

 約1年ぶりの大学病院。様変わり。

 カツサンドを食べ1330に眼科待合室へ。それから2時間まって問診。結局視野検査はしてもらえず・・・。視力検査のあとスグに瞳孔を散大させる目薬をいれられて、今日は視野検査はできないとのこと・・・・。

 視野検査の予約を後日にいれてもらい、病院をあとにする私デスペア。

 長時間音待ち時間。まったく苦にならない。iPodのおかげ。iPodに取り込んだラジオ番組ヤン土4週分をずーっと聞いていたため。

 眼科の待合室で笑いをこらえるにやつく私。ショージとさんまのかけあいはおもしろい。ヤン娘もなかなかいい。

 数年前この大学病院に来た私。障害者手帳申請の診断書を書いてもらう私。待合室でまつ、小さい子供が待合室にいて泣いているのを見るだけで、泣き出しそうになった私。

 3年時が過ぎた。視野はまちがいなく狭まっているが、病院にきても気が滅入らなくなった。RPを受け入れつつある。絶望を獲得したおかげ。
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政府管掌健康保険の所管はなんと社会保険事務所!!その1

2007-04-15 14:41:18 | 障害厚生年金 獲得プロジェクト
  司法試験まであと30日をきったというのに、択一試験の勉強ではなく、夜中までネットで障害厚生年金について調べる私デスペア。

  網膜色素変性症な私、視野が5度以内なら障害厚生年金2級で、年100万円受給。

  先日行った、社会保険事務所での担当者のこの発言が気にかかる。初診日がきにかかる。厚生年金加入期間中に初診日(≒発病日)がないと厚生年金がもらえない。

  ちなみに、私デスペアの場合の初診日がいつかによって、もらえる障害年金の額に大きな差。たとえ視野が5度以内で障害等級2級にがいとうしたとしても、

1、初診日が20歳以前だと・・・・現在の手取り年収が360万円の私は障害年金はもらえない。

2、初診日が20歳から27歳(27歳から工場でバイトをはじめる前の校区民年金加入期間)までだと・・・年間80万円。

3、初診日が27歳以降(27歳から工場でバイト厚生年金加入開始)だと・・・年額100万円。


 こんなにも大きな差・・・・。網膜色素変性症な私。交通事故で大けがをして障害が残る場合と違って、網膜色素変性症は先天的なもの、よって初診日(≒発症日)があいまい。いろいろな解釈が成り立ちうる。RPにとっては初診日が非常に最大重要論点。

  初診日にで気にかかる点、それは先日社会保険事務所での面談者のこの言葉。

  担当者<「いきなり大学病院にかかられたんですか?その前にどこかの病院にはいかなかったんですか?」

  この言葉が非常に気にかかる。あたかも私が大学病院の前に私が市民病院にかかっていたことを知っているかのような、その疑り。

  たしかに大学病院のまえに私は近くの市民病院にいった。

  だが、そこでは視野検査は予約をしないとダメでいまは受けられないこと。

  それと、数年前ものもらいができてその市民病院にかかった私。ものもらいの薬をもらって帰っただけだったのに、そのものもらい受診のとき眼底検査?かなんかをしたせいで、医者には私がRPだとばれていた。ばれていただけでなく、数年後こんどはRPの視野検査をしてもらいにいったその時に、前回のそのカルテにはなんと「網膜色素変性症」であることが記載されていたことを、医者に告げられた。

  市民病院の医者<「前回こられたときのカルテに網膜色素変性症だとかいてありますよ。」

  デスペア<「えっ その時はなんにもいわれてなかったんですが・・・。となると初診日ってのはいつになるのでしょうか?」(この当時、私は障害年金受給には初診日がいつかが非常に大事だと言うことは知っていたのでこの質問。)

  市民病院の医者<「前回こられた時が初診日になります。」

  デスペア<「えっ・・・」

  絶句したのは、前回ものもらいでかかった時は私はまだ厚生年金に加入していなかったのだ!!!

  つづく・・・・。

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社会保険事務所 レポ 4月11日

2007-04-14 12:14:25 | 障害厚生年金 獲得プロジェクト
 網膜色素変性症な私デスペア。視野は3年前10度。最近はスーパーでも他の客とぶつかること多数。ゆっくり店内を歩いてても。おそらく視野は現在5度から7度くらいだとおもわれる。

 視野障害5度以内で障害年金2級が受給できるらしい。

 デスペア的社会保険事務所レポ 4月11日

1、番号札をとる順番待ち
   順番を待ってる間、あたりをキョロキョロ、しばらくして相談にこられた方へのお願いポスターを発見。「待ち時間短縮のためあらかじめ相談内容を用紙に記入してください」

   基礎年金場号と、住所、氏名、障害年金の相談にチェックを入れる。

2、ブースの中にはいって相談。
   私1人に相談員1人と端末でデータを取り出す人1人。基礎年金番号から私の年金加入履歴をプリントアウト。それを見ながら相談をうける相談員。障害手帳の提示ももとめられる。

   相談員がしつこく聞いてきたのは、「初診日」。初診日が大事、なぜなら、厚生年金加入期間に初診日がなければ、相談は市役所の国民年金課に行かなければならない(厚生年金のほうがメリットがおおい)。

 相談員<「症状がでたのはいつごろですか?」

 私<「障害手帳を取得したのがH16年6月なので、それ以前の平成15年ごろだったと思います。」

 相談員<「季節とか覚えてませんか?どんな服装だったかとか」

 私<「工場でアルバイトをしていてよく人にぶつかったり、物に躓いたりしてましたが、具体的な季節はおぼえてません。ただ、障害手帳の前に特定疾患の医療費補助の申請をしていたので、おそらく平成15年だったとおもいます。」

 相談員<「症状がでてから病院にはいかれましたか」

 私<「はい大学病院に行きました。」

 相談員<「いきなり大学病院ですか・・・。近くの病院には行かなかったんですか?」

 私<「えーー母校の大学の附属の病院だったので」(焦る私デスペア)

 
 しつこく初診日をきいてくる相談員。それをみこしての返答の私デスペア。網膜色素変性症であることは中学時代に病院で告知されたけど、それはまったく申告せず。うそをつくのはちょっと後ろめたいが・・・こう思う私。

 初診日は原則その病気で医者にかかった日なのだけど、原則があればもちろん例外がある。

 「先天性心疾患、網膜色素変性症等については、通常に勤務し、厚生年金保険の被保険者期間中に具体的な症状が出現した場合はその日が発病日となります」(出典どこかのHP 内容不確か、社会保険庁のHPで通知をを検索したけどみつけられなかった・・)

 RPにはこういう特例がある。しかし相談員はおそらくあ非常勤のアルバイト。あくまで原則の基本事例での処理しか教わっていないはず。それをみこして、あえて中学時代の病院での告知は申告しない私デスペア。

 その後、相談員に2.3質問。

 私<「視野障害でも視野が5度以内なら年金2級がもらえるようですが、年金3級を受給する視野は何度以内なんですか?」

 相談員<「ちょっとおもたちください。」

 数分待つ。なにかの本の数ページをコピーしたものを手に戻ってくる。

 相談員<「ちょっとわかりません。障害等級の基準表はこれですが・・・。3級の視野障害要件はいまわかりませんので、後日お電話でよろしいですか?」

 案の定、相談員はすべての事例、例外ケースを頭にいれているわけではない。

 最後に

 相談員<「年金が受給できるかどうかは、こちらで判断するのではなく、専門家が判断します。ですから、年金がもらえことを保障するものではありませんのでご了承下さい。特に、以前にどこかの病院にかかっていたことが判明すれば、まったく違ってきますので・・・」

 最後の最後まで初診日、初診日、初診日・・・・。

 絶対口はわらんぞ!!と心の中で叫びながら、こういうデスペアであった。

 デスペア<「そうですよね。初診日って大切ですよね」

 席を立つ私デスペアの額からは汗がでていた。そんな春の陽気の社会保険事務所での1日。

  





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