獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

網膜色素変性症の若者とお話をした。飲み会。

2024-08-16 23:53:13 | 視覚障害者の婚活獲得プロジェクト
若者


今日は、金曜日、比佐肢ぶりに、サウナのあるスポーツジムへ。サウナはきもちいいね。ただ、外の気温は36度。蒸し暑い。なので、外でもサウナ状態かな。
その後は、夜から、飲み会。その前に、視覚障害者の若者たちが、私の事務所、ウエカジハローセンター。日本で初めての全盲視覚障害者によるヘルパー事業所に尋ねに来てくれた。訪ねてきてくれた人も、今度、同行援護の講座をうけます。ガイドヘルパーの視覚をとりますとのこと。うれしいね。私のまわりでも、どんどん、視覚障害者当事者が、ガイドヘルパーの視覚をとって、ゆくゆくは、自分でヘルパー事業所を立ち上げようと考えている人が増えたね。うれしいね。目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。盲人ウエカジさんができるのなら、私も!!っていう人が増えてきたね。うれしいね。


特に、全盲視覚障害者は、事務職で働いていても、仕事をあたえられなかったり、おもしろくもない仕事をただたんたんとこなすだけだったりと、モチベーションがあがらない。しかも、ほとんどの全盲視覚障害者は、出世ができない。上司から正当な評価をうけられない
やる気をなくすのよね。
そんな人にとっても、盲人ウエカジさんみたいに、ヘルパー事業所をたちあげて、経営することができるから、いつでも仕事をやめてやろうと思えるのは、大きいよね。じぶんの障害を、資本として、その資本を利用して売り上げをあげる。障害資本主義。この考えがどんどんひろまっていけばいいね。


飲み会では、久々に、阪急、石橋駅のガード下をくぐって居酒屋へ。ここには昔、餃子の王将があったなとおもいだす。30年前は、600円もあれば、昼ランチたべれたのに、今は100円ぐらいするのかな。
飲み会では、視覚障碍者の若者とおはなし。刺激になるね。若者の、結婚観、結婚するなら、視覚障害者か晴眼者か。網膜色素変性症は遺伝疾患だけど、そのことは、どうおもうか、などいろいろ聞いてみた。今の若い視覚障害者は、しっかり正しい情報をもっているせいか、僕は、私は、網膜色素変性症なので、こどもができたら、遺伝するので、結婚しない、こどももつくらない、という短絡的なあやまったおもいこみもしてないよう。


思えば30年前、インターネットもほとんどなく、近くに網膜色素変性症の人もいなくて、将来に絶望しかなかったのよね。そう考えると、今は、ネットがあって、いろな情報が収集できるのがいいよね。


網膜色素変性症であっても、遺伝形式がいろいろで、こどもに遺伝しない場合がほとんどであることなど、今では当たり前のことも、昔はわからなかったのよね。情報って大事だね。
情報を、30年前に私も取得できていたなら、恋愛や、結婚、こどもをつくることに、臆病にならなかった、あきらめたりしなかっただろうね。


そんなことをおもいながら、久しぶりの飲み会。若いってほんと、すばらしいね。


コメント (2)
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