欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『建築にとっての庭』…密会の場やトイレだった!

2014年02月11日 09時30分45秒 | 建築のうんちく



『フランスで、昔、庭は紳士淑女の乱れた楽園だった!』


今日は、日本の庭ではなく、「フランス中世の貴族の邸宅の庭」について、

書かせて頂きます。



まず、皆さんに知って頂きたいのは、昔の貴族の邸宅に、今の様な「トイレ」は、

存在しませんでした。

「椅子式のおまる」の様なモノは、あったようですが、今の住宅にある「便所」は

無かったわけです。



中世のフランス貴族の女性は、すその広がった、いわゆる「フランス人形」みたい

ないでたちをしていました。


これは、「庭でトイレ」をしやすい様に、考えられた衣装です!

あの、ふわっとしたスカートは、トイレしてる姿を、隠す為のモノでした。



…庭がトイレだったなんて、驚きですが…




当時、庭には、もっと、刺激的な「使用方法」があったのです!

『男女の密会場所』としての性格も、あったのです。



…よく、中世の貴族の女性は、「父親の分からない子供」を産みました…


では、どうしてでしょうか?





中世の「貴族の館」には、必ず庭に「離れ」がありました。

その「離れ」の中には、今の世の中なら、大型のジャグジーみたいな、

巨大な浴槽があって、貴族社会の隠れた社交場みたいな施設です。




…当時は、この様な「隠れた男女の社交場」に、夜な夜な貴族社会の

男性、女性が集まり、「遊興にふけっていた」訳です。



その様な中で、「父親の分からない子供」が、誕生するのも、不思議で

無い訳です。






…今の日本では、「庭のある家」を持つなんて、「贅沢な事ですね!」

でも、よほどのお金持ちで無いと、広い庭なんて持てませんから、


災害の時に、「庭をトイレ」に使うのも難しいかもしれません!



世界3位の経済大国になった日本も、「家は兎小屋のまま」なのは、

寂しい限りです。






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