『地下水脈に注意する建築家は、ほとんど居ない怖さ!』
もし、私達の足下に「川が流れている!」と、言われたら信じますか?
しかし、実際、そうなのです!
東京の地下鉄の設備は、「アンカー」と言う船のイカリみたいなもので
固定しないと、「地下水」で浮き上がってしまうのです。
井戸水を利用してた頃は、この「地下水脈」を「龍脈」と表現して、
「風水的に良い土地」とされて居ました。
しかし、あまり、浅い地層に「水脈」があった場合、その上に家を建て
ると、「必ず家が傾く」ので、この様な場所には、絶対に家を建てません
でした。
昔の年寄りは、「竹や笹が茂ってる山肌には、家を建てるな!」と、
言ったものです。
これは、竹や笹が、大量の水を必要とする植物で、これらが茂る場所
には、必ず「地下水脈」があるのです!
この様な場所の地盤は、「地下水脈」の流れる方向に、ゆっくり移動
します。
傾斜した地域でしたら、建てた家は、「必ず谷川に傾斜」して行きます。
…ならば、地中に「杭」をうてば、大丈夫ではないか?
そう、思われますか?
残念でした!
地下数メートル位の短い「杭」では、何の役にもたちません。
実際に、「家が傾いている」ケースのほとんどが、ちゃんと、基礎の
下に、「杭」がうってあるのです!