欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

見えない地下の川『水脈』が家を傾ける!

2014年02月16日 09時32分56秒 | デザイナーズ住宅の欠陥



『地下水脈に注意する建築家は、ほとんど居ない怖さ!』


もし、私達の足下に「川が流れている!」と、言われたら信じますか?

しかし、実際、そうなのです!



東京の地下鉄の設備は、「アンカー」と言う船のイカリみたいなもので

固定しないと、「地下水」で浮き上がってしまうのです。



井戸水を利用してた頃は、この「地下水脈」を「龍脈」と表現して、

「風水的に良い土地」とされて居ました。



しかし、あまり、浅い地層に「水脈」があった場合、その上に家を建て

ると、「必ず家が傾く」ので、この様な場所には、絶対に家を建てません

でした。



昔の年寄りは、「竹や笹が茂ってる山肌には、家を建てるな!」と、

言ったものです。



これは、竹や笹が、大量の水を必要とする植物で、これらが茂る場所

には、必ず「地下水脈」があるのです!



この様な場所の地盤は、「地下水脈」の流れる方向に、ゆっくり移動

します。



傾斜した地域でしたら、建てた家は、「必ず谷川に傾斜」して行きます。



…ならば、地中に「杭」をうてば、大丈夫ではないか?


そう、思われますか?





残念でした!

地下数メートル位の短い「杭」では、何の役にもたちません。



実際に、「家が傾いている」ケースのほとんどが、ちゃんと、基礎の

下に、「杭」がうってあるのです!




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする