『台風の後に、建具の具合が、変化する事もある!』
一見、動かない様に見えるモノが、実は、動いて居る事があるのです!
『大地』だって、日々動いているのを、ご存知でしょうか?
10キロメートルに付き、0.2ミリ位は、毎日、常に動いています。
国の「電子基準点」では、常に、日本列島の「動揺」を測量しています。
また、「地盤沈下」「不等沈下」も、常に起きて居ます!
私が調査した家は、家の南側だけが、北側よりも20センチも低くなって
居ました。
典型的な「盛り土」による、「不等沈下」でした。
…頑丈そうに見えて、びくともしない様に見える「住宅」だって、「微動」
を繰り返しています。
よく、漆喰壁の下に、白い粉が落ちていませんか?
これ、家が「微動」した時に、「漆喰壁」の一部が、粉になって落ちた
モノなのです!
…こんな事もあります…
台風の後に、「建具の調子が悪くなる!」
…これも、「家が強風で動いた」可能性が高いです!
特に、「古民家」の様な建物は、「壁が少なく」、強風によって、常に
建物がゆすられて居ます。
実際に、「強風が吹いた後に、建具に異常が起こる事が多い」のです。
『家』も『大地』も動く事を知る事で、長期的な建物の管理に生かして
頂きたいと思います。