欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『家』も『大地』も常に動いている!

2014年02月22日 09時38分33秒 | デザイナーズ住宅の欠陥



『台風の後に、建具の具合が、変化する事もある!』



一見、動かない様に見えるモノが、実は、動いて居る事があるのです!


『大地』だって、日々動いているのを、ご存知でしょうか?

10キロメートルに付き、0.2ミリ位は、毎日、常に動いています。

国の「電子基準点」では、常に、日本列島の「動揺」を測量しています。



また、「地盤沈下」「不等沈下」も、常に起きて居ます!

私が調査した家は、家の南側だけが、北側よりも20センチも低くなって

居ました。

典型的な「盛り土」による、「不等沈下」でした。



…頑丈そうに見えて、びくともしない様に見える「住宅」だって、「微動」

を繰り返しています。



よく、漆喰壁の下に、白い粉が落ちていませんか?

これ、家が「微動」した時に、「漆喰壁」の一部が、粉になって落ちた

モノなのです!



…こんな事もあります…

台風の後に、「建具の調子が悪くなる!」

…これも、「家が強風で動いた」可能性が高いです!



特に、「古民家」の様な建物は、「壁が少なく」、強風によって、常に

建物がゆすられて居ます。

実際に、「強風が吹いた後に、建具に異常が起こる事が多い」のです。




『家』も『大地』も動く事を知る事で、長期的な建物の管理に生かして

頂きたいと思います。


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