『快適、安上がり、堅牢な縦穴式住居!』
皆さんは、「竪穴式住居」で生活された事がありますか?
私は、あるんです!
家の前が、雑木林でしたので、子供の頃、直径3メートル位の小さな
「竪穴式住居」を自分で作って、夏も冬も、住み心地を研究しました。
この「竪穴式住居」と言うのは、夏は涼しく、冬は温かいのです!
冬に、内部の「炉」で火を焚くと、汗をかくほどに、温かいです。
内部で、火を焚いても、ちゃんと、煙が屋根の方から、自然に出て行きます!
…「竪穴式住居」は、石器時代後期から、奈良時代まで使われました。
それもそのはずで、どこにでもある材料で、簡単に作れます!
皆さんは、なぜ、「竪穴式住居」の土間が、低くなっているか、分かりますか?
もし、地面と同じ高さに「土間」を設けると、「雨水」が「土間」に侵入
して来ます。
それだけでなく、「ヘビ」「ダニ」「害虫」まで、屋根と地面の間から侵入して
来てしまいます。
また、「竪穴式住居」は、壁が無いので、もし、「縦穴」にしないと、建物内部
で、人が立ち上がった時に、屋根が低いので、頭が屋根にぶつかるんです!
…最近になって、「ドームハウス」みたいな、「壁の無い」屋根が壁の役目も
兼ねる住居が、登場してきていますが、こんな、アイデアは数千年前に、もう
あったんですね^^
この「竪穴式住居」に壁の付いたものが、「古民家」のスタイルへと変わって
行きます。
…この『竪穴式住居』を、もっと、現代的に、使い易くした家を、研究中です!
永住する「住宅」にも最適だと思いますし、災害地域の「仮設住宅」、また、
戦争難民の「難民キャンプ」にも応用出来ると、思います。
現代の「建築基準法」に従って、「現代的竪穴住居」を設計した場合、発電用
「太陽電池パネル」「浴室」「トイレ」「キッチン」を装備して、4人家族が
使用可能なモノを建てた場合、費用は、最低で500万円位から可能です!