欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

あれっ! 『設計図がうちには無い!』

2014年02月12日 09時21分52秒 | デザイナーズ住宅の欠陥




『インスペクターが、おかしな事ばかりするので…』



皆さんの家には、「住宅の設計図」がありますか??

ほとんどの方が、お持ちなのは、簡単な「間取り図」ではないでしょうか!



本来、「住宅設計図」には、「契約図面」と「施工図面」があります。

そして、それらは、かなりの枚数の書類ですので、普通は、バインダーに

閉じてあります。



その中に、屋根裏の構造とか、梁の位置や寸法まで、書き込まれた詳しい

「設計図」があれば、問題ないのですが、最近は、それらの図面を、施主

に渡さない「建設業者」が増えました。



本来、これらの書類を「施主」に渡すのが、当たり前ですし、商取引に

関わる法律に照らし合わせても、そうするべきなのです!



…では、なぜ、施主に渡すべき書類を、業者が渡さなくなったかと言うと、

「偉そうに構えた怪しげなインスペクター」が、何でもかんでも「欠陥!」

と、騒いで、勝てもしない「裁判」を、起こしてくるからなのです!



これほどに、「消費者」にとって、「不利益」で「迷惑」な事は、無い

のでしょうか!



『お宅には、設計図面がありますか??』


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『建築にとっての庭』…密会の場やトイレだった!

2014年02月11日 09時30分45秒 | 建築のうんちく



『フランスで、昔、庭は紳士淑女の乱れた楽園だった!』


今日は、日本の庭ではなく、「フランス中世の貴族の邸宅の庭」について、

書かせて頂きます。



まず、皆さんに知って頂きたいのは、昔の貴族の邸宅に、今の様な「トイレ」は、

存在しませんでした。

「椅子式のおまる」の様なモノは、あったようですが、今の住宅にある「便所」は

無かったわけです。



中世のフランス貴族の女性は、すその広がった、いわゆる「フランス人形」みたい

ないでたちをしていました。


これは、「庭でトイレ」をしやすい様に、考えられた衣装です!

あの、ふわっとしたスカートは、トイレしてる姿を、隠す為のモノでした。



…庭がトイレだったなんて、驚きですが…




当時、庭には、もっと、刺激的な「使用方法」があったのです!

『男女の密会場所』としての性格も、あったのです。



…よく、中世の貴族の女性は、「父親の分からない子供」を産みました…


では、どうしてでしょうか?





中世の「貴族の館」には、必ず庭に「離れ」がありました。

その「離れ」の中には、今の世の中なら、大型のジャグジーみたいな、

巨大な浴槽があって、貴族社会の隠れた社交場みたいな施設です。




…当時は、この様な「隠れた男女の社交場」に、夜な夜な貴族社会の

男性、女性が集まり、「遊興にふけっていた」訳です。



その様な中で、「父親の分からない子供」が、誕生するのも、不思議で

無い訳です。






…今の日本では、「庭のある家」を持つなんて、「贅沢な事ですね!」

でも、よほどのお金持ちで無いと、広い庭なんて持てませんから、


災害の時に、「庭をトイレ」に使うのも難しいかもしれません!



世界3位の経済大国になった日本も、「家は兎小屋のまま」なのは、

寂しい限りです。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『阪神大震災』←『クレイマー元年』

2014年02月10日 09時22分02秒 | デザイナーズ住宅の欠陥



『それは、阪神大震災から始まった、恥ずかしき出来事!』



皆さんは、いつから、「欠陥建築クレイマー」による「企業脅迫」が、

始まったか、ご存知でしょうか?



私が、知る限りでは、「阪神大震災」の後からだったと、記憶しています。



『建物が、壊れたり、倒壊したのは、全部、欠陥が原因!』(嘘です!)

…と、一部の「建築士」が、騒ぎ始めた事に、端を発します!



『とりあえず、裁判に訴えてみる!』

…こんな、恥ずかしい事が、流行り始めたのです!



そして、その結果は…

『ほとんどの裁判は、原告のボロ負け!』に、終った訳です。





「阪神大震災」で倒壊した「建物」は、「欠陥が原因ではなく!」、

古い耐震基準で、建築された為に、大きな被害となった訳です。



国は、地震で被害が出る度に、「耐震基準」を引き上げていますが、

一旦、建築してしまった建物を、その後の「耐震基準」に適合させる様に、

改修しなさいと言う、法律は、阪神大震災当時ありませんでした。




…この様な事は、専門家である「建築士」なら、誰でも知っていましたし、

「弁護士」だって、良く知っていたはずです!



『自分だけ儲かればそれで構わない!』

『とりあえず、裁判で、喧嘩をうってみる!』



…いつしか、日本人は、「中国人」や「韓国人」みたいに、恥知らずで

みっともない国民に成り下がってしまったのです!



『阪神大震災は、人の命だけでなく、日本人の恥の文化さえ、奪ったのです!』


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

24時間換気の話!

2014年02月07日 09時21分20秒 | デザイナーズ住宅の欠陥



『法律で、部屋にもシックハウス対策の換気扇があるが…』



ちょっと、昔、「シックハウス症候群」というのが、流行ました。

私も、この経験者で、「新しい家の中に居ると、目がチカチカしました。」



これは、合板や、クロスの接着剤、塗料、家具等から、「ホルムアルデヒド」

が放出されるので、様々な、健康被害が出たのです。



そこで、国は、24時間換気出来る設備(普通は小型の換気扇)を設置しなさい、

と、義務づけた訳です。



家の中には、「ホルムアルデヒド」だけでなく、コンクリートから出る、放射性

のガス「ラドンガス」も存在します。

これらは、「肺ガン」のリスクを高めますので、非常に危険です!



…ですから、常に換気して、2時間に1回位、部屋の空気を入れ替える訳ですが、

これが、思わぬ弊害を伴います。



「換気」している訳なので、「部屋が寒い」訳です!



特に、真冬は、この寒さが、堪え難いと、おっしゃる方も多いのです。

貴方は、「シックハウス症候群」や「肺ガン」になってでも、「温かい部屋」を

望まれますか??


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする