恋愛迷子
2013-04-11 | 本
小川内初枝「恋愛迷子」
メーカー勤務、独り暮らし、5年付き合ってる恋人あり、な31歳が主人公。
自分に自信がないというか、価値がない、いつか彼に捨てられるという不安が拭えないまま、ずるずるした毎日を過ごしている。
偶然知り合った近所のバツイチ女性や、夫を亡くしたのに姑とお米屋さんやってる女性と親しくなる。
ある日、彼が転勤が決まる。
別れるか結婚するか、どちらかにしてほしい、と。
友人達に背中を押されるラスト。
軽く書くと彼がヤな男に見えるけど、彼女を正確に理解している、いい人です。
私は主人公の気持ち、よくわかる。自分が大事に思ってる人がいつか自分から去っていくんじゃないか、って不安。あまりに心配で、やなことは早く済ませたいから、もうサヨナラしたいとか考えちゃうタイプ。なのに、1分1秒でも、今の状態を長引かせたくて往生際かわるくなる。
この主人公の思考回路はあまりに自分に似ていて、胸が苦しかったです。
でもこの主人公は友人達のお陰で大好きな人に向かっていけるからよかった。
満足度90
メーカー勤務、独り暮らし、5年付き合ってる恋人あり、な31歳が主人公。
自分に自信がないというか、価値がない、いつか彼に捨てられるという不安が拭えないまま、ずるずるした毎日を過ごしている。
偶然知り合った近所のバツイチ女性や、夫を亡くしたのに姑とお米屋さんやってる女性と親しくなる。
ある日、彼が転勤が決まる。
別れるか結婚するか、どちらかにしてほしい、と。
友人達に背中を押されるラスト。
軽く書くと彼がヤな男に見えるけど、彼女を正確に理解している、いい人です。
私は主人公の気持ち、よくわかる。自分が大事に思ってる人がいつか自分から去っていくんじゃないか、って不安。あまりに心配で、やなことは早く済ませたいから、もうサヨナラしたいとか考えちゃうタイプ。なのに、1分1秒でも、今の状態を長引かせたくて往生際かわるくなる。
この主人公の思考回路はあまりに自分に似ていて、胸が苦しかったです。
でもこの主人公は友人達のお陰で大好きな人に向かっていけるからよかった。
満足度90