読む日々

テーマばらばらの読書日記

泥ぞつもりて

2013-04-12 | 
宮木あや子「泥ぞつもりて」




清和帝に入内した、藤原高子が大元の主人公らしい。

時系列として
高子の産んだ陽成帝の御代の「泥ぞつもりて」(こい ぞつもりて、と読む)

高子が清和帝の元へ行くまでのごちゃごちゃ「凍れる涙」(こぼれるなみだ、と読む)

陽成帝が廃された後、光孝帝を経て宇多帝、が即位し、菅原道真が遠流されるまで「東風吹かば」

最初は退屈だったげと、読み続けてたら面白くなってきた。
大好きな木原敏江の最近の本で、藤原高子と在原業平の恋を読んでいたので、高子には興味があったし。

権力闘争や、帝の地位にあっても思い通りにならないストレスとか、男も大変だけど、それに振り回される女も大変。


まあまあ楽しめたので
満足度80


<追記・4/17>著者名、間違っていたので訂正しました。
実は、同じ作者の「官能と少女」という本も借りて読んだのですが、あまりのテイストの違いに、てっきり別作者だと思い込み、こちらを「宮本」と思い違いをしていました。

それにしても、本当に同じ作者なのか・・・・?

性虐待ちっくなお話で読み切れず、ここには載せませんでした