読む日々

テーマばらばらの読書日記

生きるぼくら

2013-04-25 | 
原田マハ「生きるぼくら」



中高校時代の壮絶なイジメ体験から引きこもりになった24歳の「人生」。
限界を感じた母は置き手紙をしていなくなる。

母が残した、ずっと会っていなかった父方のの祖母からの年賀状を見た人生はいてもたってもいられず、祖母の住む蓼科へ。
そこには、父が再婚した相手の連れ子である、21歳の「つぼみ」が同居していた。



いやあ、これもう、大感動!!!!!
引きこもりの青年と、対人恐怖症の若い女の子と、認知症の祖母が、特殊な田んぼでの米作りを通し、
近隣の人達にも支えられ、大きく成長していく物語。

昔ながらの米作の様子もわかりやすく表現されていて、幼い頃、母の実家方の稲刈りへ行った思い出がよみがえってきた。
稲架掛けとか懐かしい。

そして全編通してのテーマが「おにぎり」。私も、農作業の手伝いで母の実家へ行った際、作業の邪魔になるから、と私より年下の親族一同を、耳の不自由なうちの祖母がまとめて面倒みていた際、大量のおにぎりをおさらにテンコ盛りにしてくれたのがすごく美味しかった。

自分の幼少期とも様々重なるから余計感動したのかもだけど、祖母や父母の愛の深さ、大きさにもじーんときたし、
自然が人を癒す力の凄さも、くさくなく、すんなり受け入れられました。

もう物凄くオススメです。

満足度500
いや、青天井