読む日々

テーマばらばらの読書日記

巣立ち

2013-08-07 | 
諸田玲子「巣立ち」(お鳥見女房シリーズ)


大好きなシリーズも、オットの転職とともに何気に経済苦境に立たされた頃から買えなくなり
で、なんとなく読まずにいましたが、昨日図書館で見つけて2冊同時に借り受け。

これは5作目。たぶんここから読んでなかったんだよね。。
とウロ覚えながら開いてみたら、あたってた。

お鳥見役の妻、珠世が主人公で、将軍家の鷹匠の下にいる、鷹のエサを探したり、行方不明になった鷹を探しだしたりするお役目のおうち。実父、婿養子の夫、長男、とその役目は引き継がれますが、この役職、実は隠密めいた闇の仕事もあり、前4冊までは、その役目で行方不明となった夫を探したり、同じような役目で苦しんだ実父について書かれていたり。

そんな中で、とにかく「ザ・よい人」の珠世は、父を頼ってきた(んだったかなあ)浪人とその子供5人を居候させたり、その浪人を敵として探し当てた女剣士まで面倒見たり、夫を探す過程で敵同士の二人が恋に落ちたり・・といろいろありました。

今回は、子供達が大きくなって、それぞれ伴侶を迎えたり、その後はその浪人と、結婚した女剣士の出産を通して、連れ子でふる浪人の子達の成長が描かれていたり。

とにかく面白い。
ただの人情話とは違って奥が深いんです。

短編で繋がっているので読みやすいし。

今回は、珠世が思わず惹かれてしまう男の人が出てきたり(もちろんプラトニック)ちょっとドキドキさせられました。


明日は続きが読めるかなあ?

満足度150


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