読む日々

テーマばらばらの読書日記

シャングリラをあとにして

2015-11-15 | 絵本
「シャングリラをあとにして」マイケル・モーパーゴ作/永瀬比奈訳



表紙の絵がいい。クレア・フレッチャーという方が描いたらしい。


イギリスに住む11才の女の子、セシーの家に突然現れたおじいちゃん。
パパのパパだけど、パパが5才の時に両親が離婚して以来ゆくえがわからなかったらしい。

パパのママと継父はパパが幼い頃事故死し、パパは孤児院で育った。
今はラジオ局の人気パーソナリティー。

幼い頃、実の父が迎えに来ることを夢見てそして裏切られ続けてきたパパはおじいちゃんに素直になれない。
脳梗塞でついた日に倒れたおじいちゃんが「ルーシー・アリス号」という船にこだわるものの昔の記憶が蘇らず、
認知症か何かを疑って老人保健施設「シャングリラ」におじいちゃんを入れてしまう。

おじいちゃんとすっかり仲良しになったセシーは、様々な偶然からおじいちゃんの住まいだった船「ルーシー・アリス号」を見つけ出す。

そして、老人12名とセシーで、昔おじいちゃんを助けてくれた「ルーシー・アリス」を探しにフランスの港への大冒険が始まる。


って感じのお話でした。
いろいろ深い。深すぎて児童書とは到底おもえない。とにかく感動でした。
いや児童書だから可能な人としての真っ直ぐさなのかな。