読む日々

テーマばらばらの読書日記

オウリィと呼ばれたころ

2017-11-17 | 小説・近代
佐藤さとる「オウリィと呼ばれたころー終戦をはさんだ自伝物語ー」



コロボックルで有名な児童文学者で近年亡くなられた佐藤さとるさんの自伝的物語。

父母の出会いや横須賀、横浜での幼い頃の生活、そして海軍の父がミッドウェー海戦で亡くなってからの生活が描かれた後、戦局混迷での過酷な日々からの疎開、そして旭川で迎えた終戦。進学で横浜に戻ってからのこと。

今毎日観ているドラマ「トットちゃん」と少し時代が被るので興味深く読みました。
今、気になるのは、日本の借金の額との対GDP比が終戦時を超えていること。終戦の時の、預金引き出し額制限や新円切り替えで庶民が味わった混乱が知りたい。

なんちゃって。

あと毎朝観ている朝ドラ再放送「花子とアン」も、花子が児童文学の賞を取るところをやっているのでその辺りも被ったなぁ。

本を書く人、って、やはりなにか突き上げて来たり、チャンスや流れがやって来たりして自然に書くようになるのかしら?

児童文学者だけあって、ものすごーく明快で読みやすい文章で、こういう本、大好き。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿