読む日々

テーマばらばらの読書日記

だれにも話さなかった祖父のこと

2015-12-10 | 絵本
「だれにも話さなかった祖父のこと」マイケル・モーパーゴ文/ジェマ・オチャラハン絵/片岡しのぶ訳



最近はまっているモーパーゴの短編。もしや自分のことなのか?

戦争で大変な傷を負った祖父と家族の中でただ一人正しく心をかけわせたマイケル少年。
祖父はあるとき、彼にだけ自分の身に起こったことを語りだす。


絵がいい。祖父と孫息子の信頼関係がいい。
なんだかとてもじーんときます。
全部読むのに30分もかからないし、絵を眺めているだけでも安らぐのでおすすめ。
買おうかな。

真実から目をそらしたり遠慮しすぎたり、家族でも人間関係って難しいな。

スピリットベアにふれた島

2015-12-06 | 絵本
「スピリットベアにふれた島」ベン・マイケルセン作 原田勝訳



ミネソタ州の15才の不良少年が、「サークルジャステイス」というシステムを受けて、犯罪者を更生させるプログラムを受けることに。それはアラスカの無人島で1年間、1人で生活するというものだった。

アラスカにはスピリットベアと呼ばれる真っ白な大きい熊が生息しているがその島にはいない、と聞かされていたのに、上陸し1人取り残されたとき、泳いで脱走を試みて失敗しイライラしていた彼の前に熊は現れた。

熊にケンカをふっかけて瀕死の重傷を負った少年。救い出され再度チャンスを与えられ、インディアンの出身である関係者の愛を受け、とんでもなくねじ曲がった少年の心は変わっていく。

そして後遺症に苦しみ自殺を図った被害者を彼は「救いたい」と決意し島へ呼ぶ。避けられたり暴力を振るわれつつも被害者の怒りを受け入れていく少年。そして被害者も徐々に変わっていった。


人は変われる。ということを見せつけられた本でした。怒りは自分次第。
なるほどとは思うものの難しいです。

自分がしてもらった恩をまた別な人に返す。その「サークル」という考え方はすごいな。
損得ではない。自分は地球の中のサークルの一部であると受け入れる。

そんな大人でいたいとは思うけど自分のことで精いっぱいな自分・・。

いつか、あなたも

2015-12-01 | 
久坂部羊「いつか、あなたも」


今、母子で嵌っているドラマ「無痛」の原作者が書いた本。病室と家で同時に見てLINEで「やっぱこいつだったね」「でも黒幕はアイツだ」とかやり取りしながら楽しんでます(笑)

この本は在宅医療の診療所が舞台の短編。死について考えさせられますね。

気づけばもう人生半分過ぎました。これから出来る事ってなんだろう、死に方ってどうすればいいの?とか考える年頃に。
でも昨日ヤフーで、ノルウェーの90歳のお婆ちゃんがこなすリフティングの映像みて励まされたわ。あと50年くらいフットサルできるかも。

逸れました。

在宅医療は殆どが死にゆく人のお世話。人の生き様と死に様、家族の有り様など、色々考えさせられました。

満足度80