この時期、暖かい日があったり
寒い日があったりと
気温が不規則に変動している。
こんなときは
仕事に行く服装が難しい。
もういらないだろうと
先日なおしたチョッキを
引っ張り出したり、
厚手の靴下を履いたり
シャツを厚めにしたり。
パッチは元々履かないんだよね。
腰の周りがモコモコするのが
大嫌いなのだ。
だから、ズボンも厚手、薄手で調整する。
ま、職場に行けば
社で支給される
事務服があるので
駐車場からの徒歩3分を我慢すれば
それほどごちゃごちゃ
考えることもないのだけどね。
しかし、4月からの仕事では、仕事柄
スーツを多用しなければならなくなる。
そんな、どうでもいいなどとも
言ってられないのだ。
社長がびしっと決めているのに
秘書がよれよれというのも
いかんだろうしなあ。
そこで、帰宅後
スーツを買い足しに行くことにした。
奥さんが「青○」か「ハルヤ○」に
行こかというので
「いや、はりこんでアルマーニにしよう」と
返事したら
「マルアーニ」にしとき!だって。
そんなんあらへんし!
結局、紳士服の
「コナ○」に行った。
スポーツジムの
「コナ△」じゃないよ。
平日の紳士服やサンは
ガラガラだ。
店に入ると、若い店員さんが
サササッ~っと近寄ってきた。
「どういった服をお探しでしょうか?」
「え~っとねえ、春からチョイと
形式ばったところへ
チョコチョコ行かないと
いけなくなったので・・・」
「お仕事、かわられたんですか?」
「ま、まあね、そんなところですわ」
それならこういったものは
いかがでしょうか。
と、次々出されてくる。
そ、そんなにあちこちから持ってきたら
あとで戻すのがさぞかし大変だろう。
なので、「サイズわかってるし、自分で探すわ」
とことわって、店内をウロウロすることにした。
その間、店員は絶妙の間隔をあけて
つかず離れず立っている。
時々目を向けたら
すっと目をそらせて
さも手近な服のディスプレイを
整えているフリをするのが
少し面白かったにゃ。
そんな風に、店員の心を
もてあそびながらいろいろ物色し、
ようやくこれかな~と
思ったところで
店員を呼ぼうとすると
気がつけば
その時には、もう
すぐそばまで来ているではないか。
う~ん、もてあそばれていたのは
doironだったのかも。
仕草、表情を通じて
心まで見透かされていたんでしょうね。
そこからは、もう
この店員さんペースだ。
「もう一着だと、半額以下になりますよ~」
「しかも、サイズのお直し、ネームも
無料で入れますよ」
などという言葉にも乗せられ
気がつけば2着買っていました。
さすがに、素人客に
もてあそばれるほど
店員さんも甘くないということだ。
限りなく黒に近い無地のものと
少し光沢のある
目立たないストライプのものを
それぞれ1着ずつ買ったぜ。
結局、
「アルマーニ」でも
「マルアーニ」でもなく
「マルアライ」のスーツだけどね。
しっかし、
ほんまに「似合わねえ~」
なのだが、春からどうなりますことやら。