先日職場の同期の仲間の家で
お通夜があったので参列してきた。
その同期の彼とは、何かと縁があり、
今の仕事の募集時に
人事担当部署に申し込み用紙を
取りに行ったときから知り合いになった。
話しかけたのも、
きっと二人とも同じにおいがしたのでしょう。
彼は大学が四国の大学で、
doironは北陸。
二人とも親元を離れての下宿生でした。
しかも、
彼の同級生がdoironと同じ下宿にいた友達だった
というのも後で知って驚いたものである。
採用されて、
新人が集まったときには
お互い顔を見合わせて
再会を喜び合ったものでした。
その後、職場において、
doironが同期の社員の会の会長となり、
彼は世話役の役割を担ってくれている。
昨年、スーちゃんが介護が必要になったときに、
彼にそのことを何気なく話したら、
彼の母親も同様なんだということがわかった。
しかも共働きという境遇も同じなので、
いろいろ家庭内の用事も
doironと同様にこなしているようだった。
なので、二人で
「お互い、下宿してたころの
料理の真似事が
今頃になって役に立ってるよなあ」
としみじみと語ったものでした。
そんな彼の母親が亡くなったので、
先日彼の実家である奈良県にまで
お通夜に行ってきた。
彼の母親は享年80歳。
スーちゃんより2歳若い。
通夜式の会場にいた彼と
話をする機会はなかったが、
焼香後の挨拶で
一瞬合わせた目と目で、
彼はいろんなことを語ってくれた。
「遠いところまで悪かったなあ」
「俺の苦労は今日までだけど、
お前はまだまだがんばれよ」
彼の目は一瞬の間にそう語っていた。
さて、今年の桜もそろそろ散り始めている。
今日はスーちゃんに
そんな今年の桜を見せてあげたくて、
帰宅後、車に乗せて
近所の桜の名所を回ってあげた。
夜桜見物だ。
途中、助○公園では
車を降りて寒かったので
毛布を着せて車椅子で練り歩いた。
満開の桜の木の下で
スーちゃんが言ったのは
「来年は杖をついてでも
歩いてきたいな」だって。
実現したらどれだけ
うれしいことだろう。