今日わたるこの島の名前は「竹富島」。
名前の由来は、竹富島に
最初に渡来して新里村を開いた
とされる伝承上の人物で、
六つの重要な御嶽である
六山のひとつ、花城御嶽に
祀られている人の名前
「タキンドゥン」が
島名の由来となったといわれています。
すごい名前ですねえ。
本土の人の人智の届かない名前です。
ここへ来たのも、もちろん
二度目となります。
前回この島に来た時は、
ジダンとこの島はどんな感じだろなあ
といいながら、港から
街の方へと歩いていきましたが、
今回はレンタル屋さんの
マイクロバスで島内部に
入っていきます。
せまい島なので、
車はすぐにお店に到着します。
お~すごいですねえ。
自転車が一杯並んでいます。
もうまるで松ノ浜の
自転車預かりより多いです。
この島全体で乗り物というのは
あまりありません。
軽自動車で150台くらいの数ですが、
自転車は何ともう1000台を
超えているそうです。
そう正体はレンタサイクルですね。
まずは客への説明があります。
え~タイヤはチューブラー
ではなくてWOです。
なあんてことは言いませんよ。
この自転車には鍵が付いて
いませんとのこと。
まあ盗んでも持っていくとこ
ないですしねえ。
カメラ片手にぶらぶら歩いている
ドジ旅の二人なんかには
ちょい乗りで盗まれないよう
注意しましょうってことですかね。
みんな同じに見えますので、
自分の自転車はついてる番号等の
特徴を覚えておいてくださいとのことです。
そして乗るときにはサドルの
高さを合わせてくださいとのこと。
返却時の注意事項もあって、
それではdoiron家の自転車は
これですと指示されました。
荷物を積んで、いざ出発です。
まあ道は前回来たので、
よくわかってます。
それでは行くよ~とミセスに指示しますと
「あ、そっちは港です」
といわれました。
うう~へましました。
「ボーっと漕いでんじゃねーよ」
とミセスに叱られそうです・
指示通りの方角にしばらく
漕いでいきますと、
この島唯一の公共機関である
郵便局の前を通りますねえ。
2005年に映画で
「ニライカナイからの手紙」
というのがありましたね。
あの蒼井優の初主演映画です。
ああ、あの山里亮太の
奥さんですね。
もちろんレンタルしてきて
借りてきて見ました。
悲しいけど、ちょっとほっこりした
そんなストーリでしたね。
彼女と関連した聖地
ニライカナイについては後で
解説してゆきます。
映画はこの島に住む蒼井優の
祖父がこの郵便局で
働いていましたね。
今はねえ、役場に行かなくても
この郵便局で住民票がとれるそうです。
あ、役場というのは竹富町なのに
石垣市の中にあるんですね。
そんな郵便局を過ぎて、
こんな花だらけの街中で、
映画の主人公のように
なりすまして写真を撮ったり、
御嶽を眺めながら
祈りを感じたりしながら
走ってゆきます。
牛車を見たときには
ミセスは感動していましたね。
すごいなあと思ってみていたら、
牛がいきなり巨大なフンを
しているじゃないですか。
ウヒャー、あんなにも。
でも担当者は慌てませんよ。
ちゃんとほうきとバケツを持って
説明しながら清掃していましたねえ。
でもウシってどんなけ
ご飯を食べているのでしょう。
この時に、doironが向かっているのは
「西桟橋」というところです。
前回来た時もここには
行ってませんでしたねえ。
それがここ。
海の中に幅5mちょいの
桟橋が伸びていってます。
映画の中ではこの桟橋の先端に
郵便ポストがあったのですが、
あれは映画用に作られたんだそうで、
今はありません。
でもここは、竹富島の最高の
夕陽桟橋になっているそうです。
え~竹富には泊まっていませんので、
そんな夕焼けは見てないですけどね。
でも一本だけ桟橋が海に伸びている姿は、
ちょっぴり非現実的で
よかったですねえ。
先っぽの方まで歩いて行ってみました。
この桟橋は公的な支援もなく
住民が作ったといわれるところです。
でもいまは桟橋ではなく、
夕焼け観察の観光名所として
残っているところです。
続く