ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

孫を訪ねて18切符4

2020年02月01日 20時56分24秒 | 生活

電車は只今塩尻から
松本の方に向かっています。
この区間の乗車時間が
2時間20分と今回の
電車の旅の中で一番長い
区間ですねえ。

そしてもう長野県なので、
これで6府県をわたって
いることになります。

いやあなかなか使い出のある切符ですねえ。

もし行先もはっきり決まっておらず、
行けるところまで行こう
と考えたら、何か面白い
旅が出来そうですねえ。

例えば季節が夏だったら、
駅のベンチで寝たり、
急遽宿をとったりしながら
気ままに旅を続けます。

小さなテントを持って、
寝泊まりできるような
スペースが駅にあったり
したらいいのにねえ。

ああ、それはもうまさに
青春還暦切符ですねえ。
でも無人駅なら簡単に
そんな自由な旅も
できるかもしれませんね。

無茶はいけませんが、
良識の範囲内で気楽な
旅なんかが出来たら最高やねえ。

そんなこともまだ楽しいと
思えるのもまだ若いのかなあ。
またいろいろと計画して
みようなんて考えていました。

やがて電車は松本駅に到着です。

まあ北アルプス登山なんかの中心駅です。
ここもまた少し降りて
みたかったのですが、
次の長野までの乗り換え時間は
7分しかありません。

次がJRでいく最終区間なので、
最後もきっちり座るために
もうホームで待つことにしましょう。

結局まあこの電車は、
空席もできるほど
すいていたのでちゃんと
座ることができたのですがね。

松本を出た電車はかなりの田舎道を
ゴトゴトと進んでいきます。

聖高原なんかも過ぎますと、
下の方に平野を見渡すような
山道を進んでいくのです。

そして到着したのが「姥捨」駅です。



遠くの景色もよく見えますよ。
ここはたしか上白石さんが
CMで歌を歌っていた
場所じゃないかなあ。

以前車で来た時も、
この駅に来て写真を撮ったりして
遊びましたねえ。

姨捨なんていう名前ですが、
実際に姨を捨てたという
話ではなくて、捨てようと
した姨をやはり連れて帰った
という民話が残っていますねえ。



電車の中から写真を撮りましたが、
曇り空で時間も3時過ぎと
薄暗くなっていたので、
しっかりとは撮れませんでした。

この駅からの景色は、
日本の三大車窓のひとつと
いわれています。

まあ降りることは
できなかったから仕方ないですね。
そんな姨捨を出てしばらく走ってゆくと、
おっ、電車が止まりました。
駅でもないしなあ、どうして。
ああこんなところで
特急電車とかをやり過ごすのかな
と思っていたら、

あれ?電車が反対方向に
進んでいきます。

ははあ、これがスイッチバック方式
というやつですね。
知らなかったら、運転手が
駅に忘れ物をしたのかと
誤解してしまいますよねえ。

こんな時は両側に運転手がいるのかなあ。
よくわかりませんでした。

反対向きに進んでいくと、
あ、また止まりましたよ。

すると今度は元の方向へと
また変わってゆきます。
これは面白いですねえ。
こんな風にして急な傾斜の
山を越えていくのですねえ。

途中の建物にはこんな看板が。



この姨捨周辺を走る電車の姿は、
まるで銀河鉄道だという声があります。

いやあ本当にそんな感じですねえ。

そんなところに新駅を
誘致する地元の計画があるようですね。
信州の眺めのいい山道を走る電車、
こんなところも18切符で
快適に通り過ぎてゆきます。

やがて、銀河を抜けて電車は
太陽系にはいっていきます。

午後3時41分に電車は
予定通り長野駅に到着です。

あとは18切符の有効でない
しなの鉄道で上田へ向かう予定です。
もともとできればここまで
息子の車がお迎えにとも
思っていたのですが、
孫のこともあるので、
あとひと息電車で上田へと
行くことになったのです。

時刻表を見ると、
しなの鉄道は長野手前の
篠ノ井駅からの出発です。

続く