地元の老人会で
新年会がありました。
あ、一月の話です。
自治会や老人会そのもので
こういう親睦の階には
いろいろと補助が出ているので、
激安で宴会に参加することができます。
まあ自分なりには老人会の
メンバーという割には
まだ若いと思うのですが、
まあ年齢的に見てもう
そんな年なんですねえ。
子どものころから、
子ども会、青年団、若頭、
世話人会とずっと時を重ねて
付き合ってきた近所の友人たちとも、
もうこれで最後のくくりの中に
入っていくのですねえ。
この新年会は、ちょっと個人的には
生きにくそうな宴会場で
開催してくれるので、
一度行ってみようって感じで
参加することが多い。
今回も以前からここに
宴会場があることは知っていたのだが、
まあ行くのは初めてだ。
バスで公民館前まで迎えに来てくれて、
また公民館前まで送ってくれる
システムだから、まあ飲む人には
ありがたいのである。
今回集まったの約40人。
老人会全部で70人くらいいるのだが、
かなりご高齢で参加できない人も
いるからそこそこ集まっている
ということになる。
40人中30人が女性、
つまりおばちゃんで、
10人が男性、
つまりおっさんの飲み会である。
金色の置物や掛け軸なんかの
ぶら下がっている廊下から、
しずしずと中に入っていくのだが、
普段から付き合いのある我々は
比較的若いおっさんばかり
集まったテーブルで
ワイワイと飲む。しかし
中にはおばちゃんの中に
紛れ込んで殿様気分を
満喫している人もいる。
会長の挨拶や、副会長の乾杯を
交わした後は、それぞれのテーブルで
ワイワイと話が盛り上がっていく。
こんな新年会って
効果あるのかなあと
中のええ友だちとしゃべったりしながら、
最近やった麻雀の話、
競馬で大勝ちした話、
祭りの話に昔話と
そこそこ話題は尽きません。
こういう瞬間が効果の
ひとつなんですかね。
呑み助のおっさんは
どんどん飲んでこちらにも
継ぎに来るのだが、
気持ちは冷静にdoironは
しずしずと飲んでいくのである。
ある程度飲んできたところで、
最長老の席に乾杯に行きます。
ここではねえ、
doironたちの知らない昔の話が、
いろいろと出てきてこれも面白いのです。
一番盛り上がるのが、
昔の祭りの盛り上がりの話だ。
そしてたまに出てくるのが、
亡くなった人の打ち明け話。
うちのおじいちゃんは
なくなったときも葬式が
大騒ぎだったというのは
よく出てくる話だ。
doironがよく高齢者にするのは、
子どもの頃にあのいつも
火鉢の前に座っていたおばあちゃんに、
よくたばこを買いに行かされた
という話。
もうたばこの銘柄なんかも
忘れてしまったけど、
多分「新生」とか「ひかり」とか
なんかそんな名前だったと思う。
小学生の子どもが
たばこを買いに来るなんて、
今の時代だったら絶対考えられないけど、
当時は全然許された。
買ってきたらおつりの
10円をいただいたりして、
子ども心にアルバイト
しているような気分だったな。
当時10円といえば高額の
こずかいだ。
友達と、
お~い、これでお菓子を
買いに行こうぜなんて
言いながら、村で唯一の
お店であるお菓子屋さんで
たむろしたりしたなんて
話も良くした。
でそんな話をしてたら、
近所の85歳のおじさんが、
「あのさあ、今度飲みに行く時に
車で送ってくれたら
小遣い上げるで」なんて
言ってきた。
まだ元気なおじさんで、
免許証も変換していないが、
飲むと帰りの運転が
大変なんだとのこと。
いやいや運転したらあかんでしょう。
そんな話なんかしながら、
新年会は盛り上がってゆきます。
最後の抽選会で、doironは1等賞。
1000円の現金を
いただきましたぜ。
一等賞は5人くらいいたけどね。
続く