ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

淀川完歩25 人気の河川敷

2016年05月11日 20時51分07秒 | ウォーキング

この河川敷の道は、
ロードレーサーがやたら走っています。
もうこれまでのどんなコースよりも
たくさんの自転車です。



見ていますと、まあ素人から
セミプロみたいな人まで様々です。

前も言いましたが、
高そうな自転車に乗っているのは
高齢者たちが多いですねえ。

道にはこんなお手製距離表示もあります。



生えている植物も、
さほど変わらないので
歩きながらそんな
サイクリストたちを眺めています。



え~しかしこの辺りは
高い木が多かったりして、
見晴らしが悪いですねえ。



周りの景色があまり見えないので、
どんな場所を流れているのか
よくわかりません。

まあ、こんなに木がたくさん残っているほど
この河原にあふれるような
たくさんの水が流れることは
なさそうということですかね。

ちょっとこのあたりで
歩くコースを変えて
土手の上に出てみましょう。

踏み跡がありそうな
なさそうな道を選んでコース替えです。



ウヒャー、途中で蛇と出会いました。
これはもう早く抜けなきゃ、
抜けなきゃっと。
こんな池や、



秘密のトレーニング場を



横目にしながら、
やっと土手に上がっていく
階段にたどり着きました。



堤防に上がると、
さっきまで対岸に見えていた
高槻市の清掃工場なんかも見渡せます。



川の向こうはこんな感じです。



おお~、堤防の斜面に
距離標もあります。
あと28キロですねえ。



で、しばらく歩いていきますと、
なあんや河川の道が
この辺ではすぐに堤防の下に
なるように敷かれており、



さっきのけものみちウォークが
無駄になりましたな。

地図を見てみますと、
あと少しくらいで
大きな川を越えていきます。

それがこの川「天野川」です。



そう、これは
「銀河と言われる夜空を横切る・・・」
ではありません。

枚方市の排水を集めて
淀川に流れ込んでくる川です。

それをこんな橋で渡ります。



あっ、トイレのそばに
休憩所がありますねえ。

ぼちぼちお昼ですし、
ここらあたりで弁当を広げましょう。
とはいっても、
こんな持参おにぎりと、
コンビニ味噌汁ですけどね。



自転車の人たちも大勢憩している中で
ランチタイムです。

食べながら見ていると、
ロードバイクに乗っている
子どもも結構いますねえ。

まあ、自動車がいないので
この辺は安全でしょうからね。
そんなGW家族も結構いましたね。

昔、doironはなかなか
自転車に乗れませんでした。
近所の子供たちの中では
最後まで三輪車で遊んでいた
弱虫っ子でした。

でおまさかねえ、
そんな弱っちが
将来トライアスロンに出るとはねえ、
人生なかなかわからんものです。

その休憩所のところに
こんなものがありました。

今から400年以上前に
大阪城再建のために
木津川で切り出された大石が
河原の中に残っていたそうです。



「木津川の残石」

としてそこに展示されていました。
あれ?でもねえ、
なんかこんな石はかつて
見たことがあります。

大阪城公園の中?
ああたしかにそこにも
残石が飾られていました。



加茂散策の時?
はいはいそこにもありましたねえ。

でも、こんな感じで
飾られているのをほかにも見たような気がします。

とおもっていたら、
そうです。

昨年の夏この辺りに来ていました。
淀川完歩番外編で
「淀川資料館」の見学に来ていたのです。

そこにはたくさんの
淀川資料も展示されていて
勉強になったのですが、



外に出てお弁当を食べてた時に
見に来た展示でしたね。
あの時は、目の前に広がる
淀川の広々した景色を眺めながら、
「歩いていたらここまでくるんやなあ」
とか思いながら眺めていたのを
思い出しました、
となつかしみながら続きます。


淀川完歩24 多彩な河川敷

2016年05月10日 21時18分48秒 | ウォーキング

前回の淀川歩きは、
石清水から始まって、
広い河川を歩いて京阪の
「樟葉」でゴールでしました。



したがって、今回はこの駅を起点にして
歩き始めることになります。



ここまではスタートまで車で来ていたのですが、
かなり近くなってきたので、
今回は家から電車で出かけることにしました。

「おけいはん」ではなく
「おっさんけいはん」です。

まるで席に座ってビールを飲んで、
がっはっはと笑いながら進んでいきそうな、
うう~かなりわやくちゃそうな電車名です。

ま、そんなことはなく実際は、
休みの日だったので
枚方公園に向かう子ども連れの
家族が多かったですね。

そう、「ヒラパー」族ですね。

その公園駅で電車は一気にすきました。

あっ、よく見ると京阪電車内には
こんなお守りが設置されたりしています。



おもしろいねえ。

そうして午前10時に「樟葉」に到着。



さあ、行こうかと用意をしていると、
あっ、しまった、この日は帽子を
忘れてきました。

影のないコースと書かれてあったのに迂闊です。

まあ、フサフサの髪の毛がありますから
問題ないでしょうが、
髪の毛の保護も考えて、
リュッくんの底にあったバンダナを
駅前で頭に巻いて出発することにしました。



あ、そうそうここんとこ
携帯ナビも調子悪かったので
その動きもじっくりと確かめてから、
さあスタートです。

まずは、淀川沿いを走っている
「京都守口線」の歩道を進んでいきます。



この日はGWだったので、
その自動車道を走っているロードバイクも
いっぱいいました。

河原はこの辺りはゴルフ場が続いています。

でもねえ、コース設置が狭いところに
固まっているので、
doironのような暴れん坊ゴルファーにとっては、
命がけの注意が必要ですなあ。

おっ、淀川の看板です。



大阪湾まで32キロです。
熊野といい、淀川といい
ぼちぼち完歩が近づいていますねえ、楽しみです。

その先で、道路は河川敷へと入っていきます。



ここから、大阪湾までは
基本的に乗用車は通行止めとなります。
そんな道に入っていきましょう。

この辺りはゴルフ場があったりするほど
河川敷が広く残っています。



世間の排水も十分飲み込めるような
状態ですから、
ポンプ場の配水場も



ところどころに作られているようです。

このエリアを歩くときに
一番注意しないといけないのが
ロードバイクです。

カメラを構えて変な動きをしていると
ぶつかってしまいそうですから、
歩くときは常に後方注意です。

今の時期、最も元気に咲いているのが
「クサフジ」です。



草むらにも咲く、雑草に絡まったり、
立ち木にも絡まっても咲く花です。

そう、たぶんこの日は
100万輪のクサフジの花を
見たでしょうというくらい
咲きまくっていました。

アカツメクサも咲いています。

おっ、これはちょっと珍しい

「キツネアザミ」。



花がアザミに似ていて
だまされるところから、
名前に「キツネ」がついています。

そしてこれが「オドリコソウ」。



花の一つ一つの姿が
袈裟を着て踊っている人に
見える花ですねえ。

お寺や神社など河川敷の中にはありません。
足を止めてゆっくり眺めたりするのは
そんなふうに植物観察が多いですねえ。

おっ、こういう白花のクサフジも
珍しいですねえ。



初めて見たように思います。
意外にちょっと珍しい草があったりして、
まあ植物観察もいいかもねえ。

そういえばもう少ししたら、
琵琶湖に近い瀬田川に、
あのおいしかった
ナワシロイチゴの実もなる季節ですねえ。

またその時期が来たら
採集の旅に向かっていきますかねえ~
などと考えながら、
淀川歩き、続きます。


GWも明けて

2016年05月09日 20時46分51秒 | 最近の出来事

さて、今年のゴールデンウィーク、
九州の地震もなかなか収まらず、
御柱の柱立てから転落事故があったり、
各地で山の事故、交通事故もありました。
いつも世の中、大変なところでは
大変なことが起こりますねえ。
自分の周りにも気を付けておかなくちゃね。

で、また一方で息子が嫁候補を
連れて帰ってきたり、
入院していた近所の人が
無事に退院して来たりと
喜び事もたくさんありました。

近所の公園ではイベントごとがいくつもあって、
村の人らが「真田焼」を焼いていましたな。



お好み焼きに6枚の
エビせんべいを乗せただけなんですが、



遊びに行ったら結構売れていたみたいです。
でも、知合い来たら「ハイ、あげる」
なんて言いながら配っていたら
いけませんよねえ。

それにしても「真田焼」とは、
NHK大河ドラマの影響は絶大ですなあ。

そんなふうに今年の休みにも
いろんなことがありましたが、
いつもエイでお酒を飲みながら
会議をしているお友達の
S藤さんにも大きな喜びごとが
ひとつありました。

休みの間に開かれる会社の創業祭で、
勤続表彰を受けられたそうです。

これがねえ、驚きの
「勤続50年表彰」ですよ。

いやあ、驚きですねえ。
18歳から働き始めて
50年が経ちました。

ふつう、そんなころから働き始めて、
うまくいって勤続42.195年が
いいところでしょう。
それがねえ、50年ですよ。
フルマラソンもこえて
ウルトラ会社員ですねえ。

doironなんか
途中リタイアもいいところですなあ。

これまで社員の勤続50年表彰は
会社では誰もなかったようで、
素晴らしいことだったそうです。

そしてそんなS藤さんも
もうすぐ会社勤めを終えられる
予定だと聞いています。
なので、最近のエイでの会議の話題は、
退職後の温泉旅行に行こう
という話で持ちきりです。

50年の勤続を癒しつつ、
これからの楽しみを
どんどん深めていくための
楽しい旅行になればいいなあ
と思っています。

いやあ、わたくし運転しまっせ、
お酒つぎまっせ、何でもしまっせ。

GWの次の楽しみの一つとして
これはもうダントツ一番の
楽しい出来事になるでしょうな。


京都に行ったカモ~ 5

2016年05月08日 21時01分30秒 | ウォーキング

下鴨神社に向かう「糺の森」の一角は、
葵祭前に行われる「流鏑馬神事」が有名です。

そういえば、上賀茂神社では
そのころに「競馬会神事」が
行われていますねえ。

ゴールデンウイークの頃は
その辺が見ごろのようです。

それもそのはず、
この流鏑馬神事は
「葵祭」が無事平穏に
行われるようにという
祓い清めの神事なのです。

一席2500円の席で
見物することができます。

あ、ちなみにそれは5頭の馬が
4回走るというのが全容です。

馬は「埒」を抜けて
挑むところから、
ここの「埒」も
「埒が明かない」の語源に
なっているとのことです。

ここが多分その「流鏑馬神事」が
行われる場所ですねえ。



その中をてくてくと進んでいきます。

境内を流れる「瀬見の小川」にかかる
「あけ橋」を渡り、
祓い清められていきます。



これは、最近では道明寺、
橿原神宮などにもあった
「さざれ石」ですね。



え~、細かい石も
長く努力すれば大きな石になるという
例のあれですね。

では本殿の中に入っていきましょう。



入口の看板には
こんなことが書かれています。



「賀茂御祖神社のかもはかつての国の名であり・・」
と書かれています。

まあ、大きく言えば
そういうことなんでしょうねえ。

そして御神域として、
縁結び、安産もあるところから
たまたまこの日もあるカップルが、
結婚式に備えてなんでしょう、
カップルでの撮影会を
やっていたようです。



参道で見つめあって、
カメラマンから
「はい、しっかり幸せそうに見つめあって、
静かに笑ってください」なんて
声を掛けられています。

いやあ、doironだったら
思いっきり笑ってしまいそうですねえ。

舞殿を通じて本殿を眺めます。



この神社も、21年の式年遷宮が
上賀茂神社同様に行われました。

施設の修復など、
これもお金がかかることですし、
遷宮に合わせて様々な神事が
色々と行われたみたいで
さぞや大変だったろうと思われます。

上賀茂では「立て砂」のように
「砂」が関連していましたが、
ここでは本殿前に敷かれてある
「石」が一つの役割を果たしています。

昔は賀茂川などで拾い集めた
丸石を敷き詰めていたそうですが、
いろんな制約の中で
それも禁止されていろいろと
工夫がなされているようです。

境内にはそのお白石も飾られてありました。



さあ、大体これで尋ねてみたかった
「カモ」の神社2社を回りました。

以前から行ってみたいと思いつつ、
ようやく訪ねて葛城古道で見た
「鴨」の人たちの活躍の場を
見ることができました。

まだまだ日本には「鴨」の名の付く
主要な個所はいろいろあるようですが、
機会ごとに紹介することにしましょう。

さて、ここから車のある場所まで
帰らねばなりません。

上賀茂社にはあんな大きな
バス停流所があったくらいですから、
きっとバスが通っているのでしょう。

ではどのバスに乗ればいいか、
どなたかに聞いてみましょうと思いつつ、
下鴨神社の駐車場の管理をしていた人に
聞いてみるとこれが大正解。

乗る停留所の位置と
乗るバスの番号などを
的確に教えてくれました。

いやあ、これはもうばっちりの
聞く人選択でしたな。

10分くらいでやってきた
バスに乗って上賀茂に戻り、



今回の旅を終えることができました。

ナビは、どうも調子が悪く
うまくとれていません。
何か操作を間違っているのかなあ。

確認しておかなくてはなりませんな。

京都からは第二名神のおかげで
短時間で帰ってこれました。

やっぱり京都は楽しいですねえ。
これからは行く機会が
さらに増えそうな気がしています。

では、念願だった2件の「鴨」神社を訪ねての旅、

これにて終了。


京都に行ったカモ~ 4

2016年05月07日 21時09分58秒 | ウォーキング

コースは河川敷の中を
ずっと歩いていきました。
この川から見た比叡山が素敵です。



北山大橋のところまできて
ふと思い出したのが
川の向こう側の賀茂川中学校のあたりに
あの豊臣秀吉が作ったという
「御土居」が残っていることでした。



でもここからだとかなり戻らないといけません。

残念ながら今回はその遺跡は
見逃してしまいました。

北山大橋を渡って北山駅の
ほうへと向かっていきましょう。



そして駅前から向かい側にある
京都府立植物園のほうへと入っていきましょう。

中に入ると、
若干の花が咲いているくらいでしたなあ。



おっ、水琴窟もあるようです



こうして公園内をプラプラあるいてから、



再び賀茂川の方へと出ていきました。



しかし、この公園内の散歩道には
様々な人がいましたね~。



ベンチに仲良く座っているアベック、
元気に歩いている高齢者、
走り回る子供たち、
そしてものすごいスピードで
ランニングをしている
アスリートランナーも結構いました。

このあたりの大学の陸上部
とかそんなんですね。

そんな河原の右岸、左岸を
1時間ほど歩き、葵橋のところで
次の目的地である下鴨神社へと
向かうことにしました。

この神社ももちろん、
このブログの一話目に書いたように、
上賀茂と同様に「鴨族」に起因する
神社の一つです。

ご祭神が、
賀茂建角身命 (かもたけつぬみのみこと)
で上賀茂神社祭神の祖父にあたります。

川を離れて町の中を抜けていきますと、
深そうな緑の森の入り口に到着です。



下鴨神社にある「糺(ただ)すの森」の入り口です。

ここは東京ドームの3倍の面積を持つ
下鴨神社の社叢林で、
山城の国の過去の植層を残している
として有名な森です。

神域全体が国の史跡として
指定を受けて保存されているそうです。

ではなぜ、「糺すの森」という名前なのか。

まあ、これについては
様々な説があります。

一つが「偽りを糺す」。
まあ、これは神域の森ということで
自然な命名ですね。

清水の湧き出ることから「直済」、

多多須玉依姫の神名に由来する
という説などほかにも
いろいろあるようです。

京都の神社の中でも
最も古いほうの神社ですから、
長い歴史を持つことが
そんな命名由来の多さからもわかります。

では入っていきましょう。

まず最初にあらわれるのが

「河合神社」です。



下鴨神社の摂社の一つで、
この神社の禰宜の家系として有名な
鴨族の「鴨長明」がいます。



賀茂御祖神社の神事を
統率する禰宜の鴨長継の次男
として京都で生まれた、
まあ今でいう「芸術家」
といったところの人でした。

鴨一族で有名な人をあげなさい
といったら、たいていこの人の名前が
上がるでしょうね。

彼は歌や楽器の演奏なども上手でした。

しかし、神社の奉職などには
なかなか恵まれず、
様々な機会で出世の道を絶たれています。

まあ、そういう意味では
なかなか大変な人生だったでしょうね。

その後、晩年公職を退いた後にかいた
「方丈記」が彼の名前を有名にしましたね。

最近は九州の地震が大変そうですね。
早く落ち着くことを願っていますが、
彼の書いた方丈記は、

「ゆく河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず。」
の書き出しで始まっています。

そして「地震」のことや「竜巻」、
「大火事」のことなど当時の
災害時の様子が細かく記されており、
貴重な歴史資料であるとともに、
当時の様子をよく表しているそうです。

で、神社内にあるここが
この人の往時の居間ともいうべき
「方丈」を再現しているところです。



神社本殿の周りにシートが張られているのは、
昨年の下鴨神社の
式年遷宮の名残でしょうねえ。

ずらっと参拝して、
さあ下鴨神社の本殿のほうへと向かいつつ、



続きます。


京都に行ったカモ~ 3

2016年05月06日 21時18分53秒 | ウォーキング

ほかにもこの上賀茂神社には
様々なお参りどころがあります。

古社であるがゆえに、
それらにのこる様々な
いわれもまた多いでしょう。

じっと回りつつ眺めていたら
なかなか回り切れません。

今回のことを機にまたここへ
行かれることがあれば、
じっくり眺めて楽しんでもらえたらと思います。

では、この神社を出て次に、
向かうのが「大田神社」です。

この地に鴨一族がやってきて、
当時の支配者らに取り上げられて
「かも神社」を作ったことは
前に書いたとおりです。
でもその前にもこの地に住む
人々がいたはずです。

その人らが祀り、
長寿福禄を信じていた場所が、

「大田神社」です。

この神社を訪れてみましょう。

バス停のところまで戻り、
賀茂川の方とは逆の東のほうへと
道を取ります。

あ~、古い町ですねえ。



上賀茂神社内では「ならの小川」と
言われていた川が、
この辺りでは「明神川」と
名前を変えて流れています。
その流れに沿って上賀茂神社に
奉職した神官たちの家が並んでいます。



この辺りは「社家の家並み」と言われて、
京都市が保存を図っている地域です。

土塀と川の流れがとても風情があって、
よく見てみると土塀の下には
水の取り入れ口があって、



家の中に引き入れた水が
景観やあるいは実用的な水として
活用されているんでしょう。

この明神川の守護神として、
この大きなクスノキに
上賀茂神社の末社として
「藤木神社」と名付けて
まとっているとのことです。



そんな道を400mくらい行くと、
「大田神社」の看板が見えてきます。



神山の南の端に社を設けているこの神社。
社はうっそうとした森の中に
ひっそりと建てられていました。



鴨氏以前からの古社であることのほか、
この神社の見ごろは何といっても
参道入り口横のこのカキツバタ園でしょう。





ここには平安時代から
カキツバタが先ほこっていて
名勝となっていたようでした。

まだ季節が速いので
一論も咲いていませんでしたが。
これだけの数カキツバタが咲くと
さぞや見事な景色となることでしょう。

「神山や 大田の沢のかきつばた 
ふかきたのみは 色にみゆらむ」

と読まれた古歌があったりするそうです。

この大田神社の参道入口の所に
立っているのが京都の芸術家

「北大路魯山人」

が生まれたところであるとの碑です。



美しいものにはどんどん心を
惹かれていったが、
自分の社会的な位置づけなんかには
全く興味を持たなかった人だったそうです。

ああ、そういう人が芸術家として
大成するんでしょうねえ。

はい、ではまた上賀茂神社の方に
戻りましょう。

ぼちぼちおなかもすいてきました。
今回はお湯を沸かす道具なども
持ってきていませんでした。

まあ、京都の市内だし、
京都でしか食べられないような
何かあるだろうと見込んでのことです。

で結局、上賀茂神社まで戻ったところで、
その参道のお店に入りました。

いただいたのは「みそぎそば」。



ちょっと変わった色のそばでした。

で、おなか一杯になったところで、
では下鴨神社まで歩いていきましょう。

コースは、車の通らない
賀茂川の河川敷を中心に進んでいきます。

上賀茂神社から川に向かって進んでいきますと、
「御園橋」に出ますので、



それを渡ります。

そしてすぐに河原へと降りていきます。



この辺の鴨川には生活排水が
流れ込んでいないので、
水質もなかなかのもの。

河原にはそんな水質の中で泳ぐ魚や
昆虫を餌にしようとたくさんの鳥も
集まっています。



また周辺には古い街の河川敷にふさわしく、
古くて大きな木がずーっと続けて植えられています。



ここが京都の恋人たちの
散歩道なんでしょうかねえっと、続きます。


京都に行ったカモ~ 2

2016年05月05日 20時57分24秒 | ウォーキング

二の鳥居の先で細殿の前に、
2つの砂の山があります。



この砂山も、ただ単なる飾りではなく
意味があります。

名前は「立て砂」といいます。

「立て」というのが「神」を
指しているそうです。

通常の説明では、この砂山は
この社の北側にある「神山」を
模したものであり、
ここに神が降臨してくるもの
と説明されています。

でもなぜ二つあるのでしょう。

その辺から考えると、
この砂山にはちょっとここには
書ききれないほどの深い意味が
含まれています。

二つあるのはこの砂山が
左右で陰と陽を表しているもの
という意味を持っています。

陰陽説とでも申しましょうか。

社に向かって左が「陰」で、
右が「陽」であるといわれています。

このことは、京都とこの社の位置関係など、
いろんな面での関係を
表しているそうです。

その説明は難しく、
わかりにくいのでdoironも書けません。

まあ、それはそれとしておきましょう。
でもここに行ったら、
砂山の一番先っちょを見ておきましょう。



右の山、すなわち「陽」の山には
日本の二本の松葉が刺されていますが、
左の「陰」の山には
三本場の松が差されています。

まあ、これも陰陽的に
意味があるそうなんですが、
実はこの3本の松葉というのが、
一つの三本葉松の葉なんです。

この寺のどこかに3本葉の
松が植わっており
それをここにさしているそうです。



通常松葉は二本というのが普通です。

でも三本葉の松というのもあるんです。

例えば、山好きの人なら
知っているかと思いますが、
高山の山頂付近に生える
「ハイマツ」は五本葉の松なんです。



で、その三本松葉が
「奇数」ということで良く
「陰」の松に刺してある
といわれています。

この上賀茂神社に来た人は
一度その三本松葉の木を
探してみるのも面白いかもしれませんね。

ただ、いま日本にある三本松は
もともと日本にあったものが絶滅しており、
アメリカ原産の松が多いんだそうです。

砂の盛り方が高いというのは、
安息角が大きいといいます。

doironの大学卒論は
この辺と関係しています。

安息角が大きいというのは
粘着性の高い砂のことを表します。

この上賀茂の砂は鬼門にまく
清めの砂として使われることが
多いということです。

それにしても、この安息角の大きな見事な
砂山を作るのはむつかしくないのでしょうか。

いくら粘土が高い砂でも
ここまで高い安息角に
仕上げるのには技術がいるでしょうねえ。

砂の粒をそろえる、
ごみをしっかりと取り除く
なども絶対必要だと思います。

まさか、固めるのに
「ボンド」を使ったりは
していないでしょうねえ。

一度作り上げているのを
見てみたい気がします。

そんな砂山を眺めて、
さらに境内を回りましょう。

ここが貴殿を流れる川にかかる
重要文化財の「玉橋」。



この境内を流れる川で、



「玉依日売」という女神が
川で矢を広いそれを
寝室に置いたところで生まれたのが、
この神社の祭神である
「賀茂別雷大神」だといわれています。

なんだかいろんなことを
想像してしまういわれですねえ。

ほかにも、様々な人を祭神とする
他社もいろいろと合祀をしています。

その加茂別雷大神の母である
玉依日売を祭神とする「片岡社」
もこの境内にあります。



ここは、縁結びに良いとされています。

そうですねえ。
ひろった矢で子供を作った
日売ですからねえ。

そういう神社ということで、
さすがにここは古社。
この片岡神宮には、
あの源氏物語の作者である
紫式部も縁結びで
お参りをしているそうだ。

新古今和歌集には

「ほととぎす 声まつほどは 片岡の 
もりのしづくに 立ちやぬれまし」

が載っています。

紫式部がお参りした熱~い神社です。

と、続く。


京都に行ったカモ~ 1

2016年05月04日 20時45分14秒 | ウォーキング

京都の東側を南北に流れるのが

「鴨川」



出町柳で高野川と合流するまでは
「賀茂川」と呼ばれている。

いずれにも「かも」という読み仮名がつく。

この「かも」という名前の
もとになったのが、
昨春歩いた葛城古道に本貫を持つ
「鴨族」なのである。

当時、葛城族がいなくなった後、
神の声を聴くシャーマン
として栄えたのですが、
後に氏族となって
全国に散らばりあちこちに
「カモ」の字を残しています。



このカモ川もそのうちの一つです。
「鴨」は「神」からきた言葉。
洛西に住む「秦族」とともに
統治を束ねていた洛東の鴨族を訪ね、
時の支配者は京の平安を
作り出していったのです。

その鴨族を神として祀り、
賀茂建角身命 (かもたけつぬみのみこと)を
下鴨神社の祭神とするとともに、
その孫である賀茂別雷大神を
上賀茂神社の祭神として、
二つの神社を「賀茂川」沿いに
配置しました。

「上賀茂」と「下鴨」と書くが、
長い間に漢字が変遷したもので、
元は同じ「鴨族」なのである。

この二つの神社を結ぶ道は
「加茂街道」と言われているが、
この日はその街道周辺の道を、
歩きやすい賀茂川沿いを中心に
選んでそこを歩いてみた。

昨年以来ずっとこの道を歩きたい
と考えつつ、ようやく1年後に
その希望がかなったということだ。

上賀茂神社は、京都の東の北の方。
賀茂別雷大神がおられたという
山裾をちょろっと抜けると、
あの比叡山の借景の美しい
「圓通寺」につくというような位置だ。



京都駅西の県道を
まっすぐ北に上がり、
加茂川に突き当たった
と思ったらすぐに右折して
「御園橋」を渡ると、
山城の国一ノ宮である
上賀茂神社の大きなバス停が見えてくる。

その一番奥に駐車場があるので、



そこに車を駐めて歩きだすことにした。

まあまあ料金もさほど高くもない。

では歩く姿に軽く衣装替えをし、
ナビもセットして、
入り口の一の鳥居である
赤鳥居に向かおう。



鳥居は普通の明神鳥居。

その中にまず芝生の広場がある。



この日は、地元の幼稚園?
の子供たちでにぎわっていた。

むむー、世界遺産であり
歴史的保存地区の桜の根元で
遊ぶとは贅沢であるなあ。

この一の鳥居から二の鳥居の間には、
長い1本道があり、
本日子供らが遊んでいる場所では、
競馬会(くらべうま)神事が
毎年5月5日に行われる。

二頭の馬の競争を
何回も行うものだが、
昔衣装した騎手とか、
勝った馬の騎手に
与えられる白い切れとかを
振り回すのが、
なんとも情緒があっていい
とかよく言われている。

これが済まないと、
5月中旬の葵祭が


始まらないといわれている。

そう競馬会の会場で
「埒」が空いて競馬会の馬が出ないと
物事がうまくいかない
というような意味である。

現代日本語の「埒があかない」
と葵祭はどうもいかない
というところから、
この競馬絵が「埒が明かない」の
語源になっているそうです。

二の鳥居のところには
こんな看板が立てられている。



そう、昨年の秋からこの神社は
「式年遷宮」の年になっている。

敬神崇祖、不易流行などの趣旨に基づき、
21年に一度の行事である。

奈良時代から数えて
42回目に当たるそうだ。

国宝建物などの檜皮の吹き替え、
欠損個所の補修、
金属類の磨き、
そして各種行事もあわせて
13億以上ものお金をかけて
行われるそうだ。

神も仏も人々の心から
希薄になったこの時代に
きっと大変な事業になるんでしょうなあ。

当時、この地に住み
神の言葉を放っていた鴨族。

あの葛城古道歴史の町から
いつここに進出してきたんでしょうね。



この神社にはまだまだ
興味のあるところがいくつかあります。

それをもう少し説明してまいりましょう。

では~っと、続く。


GW真っただ中に

2016年05月03日 20時33分02秒 | 生活

え~っと、世間はもうとっくにGWです。

doironにとっては
あまり普段の日々と
変わりがないんですが、
周りが休みの人が多いので
少しずつ勝手が違います。

近所の友達、マラソンの友達など
みんな休みなのでいろいろと声がかかります。
でもねえ、まあ、こんな時は
できるだけおとなしくしときましょう。

みんな忙しいだろうからね。
僕はいつでも会えますからね~。

それに、まず第一に
出かけるのにもいろいろと気遣ってしまいます。
どこも混んでますからね。

今回は淀川歩きに出かけたくらいで、
GWはいつもの日々よりは
おとなしくしています。

そんなGWに息子が
休暇を利用して帰ってきました。

ここんとこ、親のことや
こちら地元の友達の結婚式などで、
よく帰ってきていますのですが
まあ、今回はいろいろと思惑がありました。

で、帰ってきた翌日の晩御飯について、
息子に選択させました。

doironは先日新しいコンロで
焼き肉をしたばかりだったのですが、
息子に与えた選択は、

1.自宅で普通に食べる。

2.寿司屋に行く

3.焼肉屋に行く

4.エイに行く

を選択させたところ、
「では、間違いなく焼肉」
との回答を得たので、
近所の焼肉屋さんに
行くことになったのです。

行ってみると、
単品コースと食べ放題コースがあります。
たいていは単品コースで
十分だったのですが、
まあこの日はいろいろと話もしようかと
「食べ放題コース」を選んだのでした。

それに年代が60代の人だと
一段と食べ放題値段が安くなるのです。
先日還暦を迎えたばかりなので、
それを初めていかせましたね。

むむ~60台になったことで
これからこんなお得なことが
ほかにもあるかもしれませんね。

そして、結局食べ放題とわかると、
貧乏性のdoironは
エキサイティングして注文してしまいます。

やっぱり、いつもの1.3倍は
食べてしまったような気がしますね。

日々ダイエットしてますが
ちょくちょくこうして
努力を無駄にしてしまいます。

でもまあ仕方ありませんね。

久しぶりの息子との食事です。
頑張ってしまいました。

おかげで息子との話も弾みました。

実は、GW後半になって、
休みになる彼女を大阪に
連れてくることにしていたので、
その話でもちきりでした。

「え~っと、その彼女の
1000mのベストタイムは?」とか
「250km走れるのか」とかではありません。

うんと基本的な彼女のことを
できるだけ聞かせてもらいました。

そして、そんなBBQを終えて2日後、
その長野県に住む彼女が
大阪にやってきたのです。
生まれて大阪に来たのは初めてのようです。

こちらに来る前に
たこ焼き食べたり
グリコの看板見物にも
行ってきたようです。

前から彼女がいることは
聞いていたのですが、
映像等はまだ見せてもらっていませんでした。
なので、どんな彼女がやってくるのか、
かなり不安に思っていたのです。

それが本日、初顔合わせだったわけです。

我が家にやってきた彼女は、
それはそれは良さそうな娘でした。
もうそれだけで、
こちらとしてはずっと気になっていた
背中の荷物をよっこらしょと
安心しておろすことができたほどです。

自分の息子がねえ、
あんないい子を選ぶとは
大したものですな。

彼らは、次には私らと
向こうの親のあいさつを
段取りしているようです。

いいですよ。
いつでも行きますよ。

観光半分で楽しんで行かせていただきます。

でもまあ、これまで危機も何度か
ありましたが
生きて息子の嫁候補に会えたのは
よかったとしか言いようがないですね。

嫌なことがあっても
嫁さんはじめ、友達や同僚など
ほかの人が楽しく暮らせるように
努力してあげてほしいと思います。

なんにしてもまあ、
息子が満足して
幸せにしてくれることが一番ですね。

今年のGWはそんなニュースで
盛り上がったdoiron家なのでした。


麻雀、持ち点ゼロをハコテンという

2016年05月02日 20時45分03秒 | 最近の出来事

この春に背割堤に花見に行った時です。

ござを広げて座っていると、
隣に若いお母さんたちの
グループがやって来ました。

なんか荷物が多くて、
どんな花見をするのか
と思っていたところ、
バーベキューを始めるようです。

うわあ、賑やかそう
と思ってちらちら見ていると、
ちょっと変わったコンロが出てきました。

カセットガスボンベを突き刺して使う、
使いやすそうなコンロです。
そこであっという間に火をつけて、
あれよあれよと肉や野菜を焼き始め、
いきなりBBQが始まりました。

へ~、これはとても便利そうです。

早速、帰宅してから
近所のお店に行き
こういうコンロを探してみたんですが、
なかなかありません。

で、ネット探ったら出てきました。

これです。



これは買わなくてはならんでしょう。
さっそく発注したところ、
すぐに送ってこられました。



やったあ、そしたらさっそくこれでBBQです。

食材とカセットコンロを買い出しに行って
メンバーは、いつもリハビリ麻雀に
読んでくれる近所のお友達を
ご招待しました。



我が家の軽自動車の駐車場に
テーブル等を置いて、
ワイワイと始めます。



こういうビールも最近は出ていたりして、
結構飲んだりしましたな。



サザエなど前日に仕入れた
海の幸なんかも焼きながら
いつもは牌をつかんでいる手で
みんな箸を振り回します。

いやあ、カセットガスコンロの
バーベキュー大宴会は
かなりの盛り上がりです。

最後のほうは一人なんかは
もうぼろぼろ状態。
役満を振り込んだみたいですな。

理性の点棒がもう空っぽです。

いやあ、子供の時からの
友人たちはほんまに
心のままに遊んで
最高に酔っぱらって帰りました。

まあ、みんな家が近所だし、
村の中全体が家のようなもんやからね。

結局みんなハコテンみたいな
状態になってふらふらと
酔っぱらった足を引きずりながら
帰られましたわい。