ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「メタボラ」 桐野夏生 読了!

2011年05月20日 20時11分00秒 | 作家 か行
メタボラ(上・下)桐野夏生 朝日文庫 2011.5.19読了。


●勝手に採点8点(10点満点)


●おおざっぱなあらすじ

記憶喪失のギンジと訓練所から逃げたジェイクが
沖縄で出会い、新たな人生をふみだすが、
現代の若者を取り巻く数々の問題(家族崩壊、ワーキングプア、派遣社員の現状等等)に
翻弄される。
記憶を取り戻すギンジとホストになったジェイクは…。


●感想

後半、引きずり込まれる。
ギンジが取り戻すあまりにも過酷な自らの記憶。
なんかつらかったよ。救いがないんだもんな。

あと、ちょっと意外なラストだった。そうきたかと言う感じ。
ここに書きたいけどこれから読む人のためにも書かないでおこう!

とにかくつらおも(つらく、そして面白い?←普通は「つらく、重い」だろっ)な作品だった。後半のみなら満点だよ!