ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「武装酒場」樋口 明雄 2011.10.18読了

2011年10月19日 18時17分22秒 | 作家 は行
「武装酒場」樋口 明雄 (ハルキ文庫)

阿佐ヶ谷のガード下にある居酒屋「善次郎」。妻を絞め殺したと思いこんだ男、借金の取り立てから追われる男、その他、様々な窮地に立たされた常連客たちが、己の苦境から現実逃避するために、偶然この店に集まってしまった。一方、別の事件で警察が「善次郎」の向かいの店にパトカーで出動。サイレンの音を聞いた常連客たちは、それぞれが自分を捕まえにきたと思いこみ、事態は立て篭もり事件にエスカレートしてしまうのだが…。抱腹絶倒のスラップスティック小説の金寺塔。

人情がらみもまたよし! なんかここんとこおもしろい本にあたってる俺。ふむ。しあわせ。飲みたくなったぜー! 

8点(10点満点)