ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「歌うクジラ」 村上 龍 読了!

2014年05月15日 14時37分25秒 | 作家 ま行
「歌うクジラ」(上・下) [講談社文庫] 村上 龍 (著) 2014.5.14読了 。

二〇二二年、ハワイの海底を泳ぐザトウクジラから、人類は遂に不老不死遺伝子を発見する。だがその百年後、人間は徹底的に階層化され、政府の管理下に置かれていた。流刑地に住む十五歳の少年アキラは、人類の秘密を握るデータを託され、悪夢のような社会を創造した人物に出会うため、壮絶な旅に出る。毎日芸術賞受賞作。


なぜ、自分は村上龍さんの小説を読むのか? たぶんそれは、自分の考えがまったく及ぶことのない、異質の次元を体験できるから。そんなことができるのは、小説を、村上龍さんの小説を読む以外に方法を知らない。こんな疲れる(凄い?)小説を読まずにいられるなら、それはそれでいいのかもしれないが、村上龍さんの小説を知ってしまった僕にはとても我慢することはできない。と、村上さんの小説を読み終わるといつも考えるのでした。

最後に主人公のセリフ。
「生きる上で意味を持つのは、他人との出会いだけだ。そして移動しなければ出会いはない。移動が、すべてを生み出すのだ。」←またしても極論だよな。
…村上さんの小説に点数をつけるなんてアホな