「殺人出産」[単行本] 村田 沙耶香 (著) 2014.10.22読了 。
「産み人」となり、10人産めば、1人殺してもいい―。そんな「殺人出産制度」が認められた世界では、「産み人」は命を作る尊い存在として崇められていた。育子の職場でも、またひとり「産み人」となり、人々の賞賛を浴びていた。素晴らしい行為をたたえながらも、どこか複雑な思いを抱く育子。それは、彼女が抱える、人には言えないある秘密のせいなのかもしれない…。三人での交際が流行する、奇妙な世界を描いた「トリプル」など、短篇3作も併録。普遍の価値観を揺さぶる挑戦的作品集。
「殺人出産」、「トリプル」、「清潔な結婚」、「余命」の4篇を収録。
10人産めば、1人殺してもいい。という帯の文句にひかれて読んでみた。
確かに今の常識は、100年後は非常識かもしれないし、何が褒め称えられる行為で、何が蔑まれる行為なのかは、その時代の価値観や、道徳観で変わっていくんだろうなとは確かに思わされたが。
すんごく面白そうな設定のわりに、盛り上がりにかけた印象。
この方の小説初めて読んだので…。こういう雰囲気の作家さんなのかもしれないが。…5点
「産み人」となり、10人産めば、1人殺してもいい―。そんな「殺人出産制度」が認められた世界では、「産み人」は命を作る尊い存在として崇められていた。育子の職場でも、またひとり「産み人」となり、人々の賞賛を浴びていた。素晴らしい行為をたたえながらも、どこか複雑な思いを抱く育子。それは、彼女が抱える、人には言えないある秘密のせいなのかもしれない…。三人での交際が流行する、奇妙な世界を描いた「トリプル」など、短篇3作も併録。普遍の価値観を揺さぶる挑戦的作品集。
「殺人出産」、「トリプル」、「清潔な結婚」、「余命」の4篇を収録。
10人産めば、1人殺してもいい。という帯の文句にひかれて読んでみた。
確かに今の常識は、100年後は非常識かもしれないし、何が褒め称えられる行為で、何が蔑まれる行為なのかは、その時代の価値観や、道徳観で変わっていくんだろうなとは確かに思わされたが。
すんごく面白そうな設定のわりに、盛り上がりにかけた印象。
この方の小説初めて読んだので…。こういう雰囲気の作家さんなのかもしれないが。…5点