「絶対貧困の光景 夢見ることを許されない女たち」 単行本 鈴木 傾城 (著) 2015.6.10読了 。
インド・コルカタの旅。鳴り響くクラクションの音、物乞いたちの執拗な無心、寝そべっているホームレスの姿、街角でたむろする売春女性たちの鋭い視線。喧騒とうだるような暑さの中で、かつてみた10年前と同じ「貧困の現実」。
貧困地獄から這い上がれない底辺で生きる女性たちとの邂逅は、「絶対貧困の正体」と向き合う旅でもあった。グローバル化で「富める者」と「貧する者」が2分化された世界。果たしてインドの絶対貧困の光景は、過去の「日本」なのか、それとも未来の「日本」なのか!
この著者が、インドで見てきたものは、はたして、日本の過去だったのか日本の未来なのか?
確かに日本の過去にも、こんな光景はあったのだろう? なにしろ戦争でなにもかにも失ったのだから。
しかし、そんじゃー、絶対過去なのか? もうほんとに日本ではこんな光景は未来永劫金輪際見ることはないのか? と問われれば自信がない。
日本も格差がどんどん広がっていく傾向にある。
今後、インドのような超格差社会に絶対ならないとは言い切れない。怖いけどそれが現実なんだろう。…6.5点。
インド・コルカタの旅。鳴り響くクラクションの音、物乞いたちの執拗な無心、寝そべっているホームレスの姿、街角でたむろする売春女性たちの鋭い視線。喧騒とうだるような暑さの中で、かつてみた10年前と同じ「貧困の現実」。
貧困地獄から這い上がれない底辺で生きる女性たちとの邂逅は、「絶対貧困の正体」と向き合う旅でもあった。グローバル化で「富める者」と「貧する者」が2分化された世界。果たしてインドの絶対貧困の光景は、過去の「日本」なのか、それとも未来の「日本」なのか!
この著者が、インドで見てきたものは、はたして、日本の過去だったのか日本の未来なのか?
確かに日本の過去にも、こんな光景はあったのだろう? なにしろ戦争でなにもかにも失ったのだから。
しかし、そんじゃー、絶対過去なのか? もうほんとに日本ではこんな光景は未来永劫金輪際見ることはないのか? と問われれば自信がない。
日本も格差がどんどん広がっていく傾向にある。
今後、インドのような超格差社会に絶対ならないとは言い切れない。怖いけどそれが現実なんだろう。…6.5点。