ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「終わった人」 内館 牧子読了!

2018年05月29日 13時15分41秒 | 作家 あ行
終わった人 単行本 2018.5.28読了。
内館 牧子 (著)

大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。妻は夫との旅行などに乗り気ではない。「まだ俺は成仏していない。どんな仕事でもいいから働きたい」と職探しをするが、取り立てて特技もない定年後の男に職などそうない。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す―。



最初、おもしろかった。
途中、ふつうになった。
後半からラスト、なんかイライラしてきて、腹が立っておしまい。

前半が面白いだけに、騙された感じ。

まあ、感情移入しにくいんだよね、
悠々自適の老後の資金、満額の退職金、持ち家、健康、一流企業の元エリート、東大卒。
何から何まで、自分なんかの老後と違いすぎてて。
あまりにも、恵まれていて、何もしなくていいのに、退屈になって、メチャメチャやってみたくなっちゃうだけだもん。
もっと、老後には切実な問題があるだろうに、リアルには。ま、これが小説ってやつだ。…5点。