コンビニ人間 (文春文庫) 2019.12.12読了。
村田 沙耶香 (著)
「いらっしゃいませー!」お客様がたてる音に負けじと、私は叫ぶ。古倉恵子、コンビニバイト歴18年。彼氏なしの36歳。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。ある日婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて…。現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。
これはかなり読む人によって賛否両論だろうな。自分は面白かったし、小説として成り立っていれば、こういうのもありなんだなと思った。時代的にも感慨深いし。
マニュアル至上主義のコンビニでは店員になりきり、そして優秀な店員になりすまし、幸福な生活を送っている。が、その他ほとんど病人。廃人。だから、コンビニの店員を辞めた途端、生きる気力を失いほぼ廃人にもどる。そういう病気があるのかもしれないがまさにこの主人公はコンビニ人間という種族。新種?
この設定はすばらしいんじゃないだろうか? 小説界にはこういう新しい衝撃波も必要だろう。だから芥川賞なんだろう。…7点。
村田 沙耶香 (著)
「いらっしゃいませー!」お客様がたてる音に負けじと、私は叫ぶ。古倉恵子、コンビニバイト歴18年。彼氏なしの36歳。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。ある日婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて…。現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。
これはかなり読む人によって賛否両論だろうな。自分は面白かったし、小説として成り立っていれば、こういうのもありなんだなと思った。時代的にも感慨深いし。
マニュアル至上主義のコンビニでは店員になりきり、そして優秀な店員になりすまし、幸福な生活を送っている。が、その他ほとんど病人。廃人。だから、コンビニの店員を辞めた途端、生きる気力を失いほぼ廃人にもどる。そういう病気があるのかもしれないがまさにこの主人公はコンビニ人間という種族。新種?
この設定はすばらしいんじゃないだろうか? 小説界にはこういう新しい衝撃波も必要だろう。だから芥川賞なんだろう。…7点。