おもかげ 単行本 2021.5.5読了。
浅田 次郎 (著)
商社マンとして定年を迎えた竹脇正一は、送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、集中治療室に運びこまれた。
今や社長となった同期の嘆き、妻や娘婿の心配、幼なじみらの思いをよそに、竹脇の意識は戻らない。
一方で、竹脇本人はベッドに横たわる自分の体を横目に、奇妙な体験を重ねていた。
やがて、自らの過去を彷徨う竹脇の目に映ったものは――。
読者の年代や立場によって感じることはそれぞれだろう。自分はそれもこれもたぶんど真ん中。衝撃的なぐらいに感情移入してしまった。読みながら色々と心が痛い。毎度そうだけど面白ければ、単行本の厚さも重さも気にならない。9点。
浅田 次郎 (著)
商社マンとして定年を迎えた竹脇正一は、送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、集中治療室に運びこまれた。
今や社長となった同期の嘆き、妻や娘婿の心配、幼なじみらの思いをよそに、竹脇の意識は戻らない。
一方で、竹脇本人はベッドに横たわる自分の体を横目に、奇妙な体験を重ねていた。
やがて、自らの過去を彷徨う竹脇の目に映ったものは――。
読者の年代や立場によって感じることはそれぞれだろう。自分はそれもこれもたぶんど真ん中。衝撃的なぐらいに感情移入してしまった。読みながら色々と心が痛い。毎度そうだけど面白ければ、単行本の厚さも重さも気にならない。9点。