前夜のものがたり (講談社文庫) 2021.7.8読了。
藤田 宜永 (著)
明日、答えが出るのにじっとしていられず、バーの扉を押し開けた。53歳にして私は、竹馬の友を相手にこの店の女主人を取り合うことになり…(「蘭の前夜」)。三角関係、熟年夫婦の危機、家出した娘に許しを請う旅ーー中年男性が折々に迎える人生の転機を、ほろ苦い思いとともに切り取った作品集、全8話。
なんか、たぶん再読。なんだけど、まったくおぼえてない。
この小説、ラストはないので読者に丸投げってやつで。
オチ無し、どんでん返し無しなんで、かなりそこまでで読ませないといけないから、大変だと思うんだよね。
無理にこんなハンデしょってまで小説書かなくてもよさそうなものだが。
まあ、ラストは丸投げでも自分は面白く読めたけど、藤田さんの文体がわりと好きなんで。あと主人公が全部50過ぎのオッサンというのもよかった。でもやっぱ小説はラストがちゃんとあった方が好きだな。6点。
藤田 宜永 (著)
明日、答えが出るのにじっとしていられず、バーの扉を押し開けた。53歳にして私は、竹馬の友を相手にこの店の女主人を取り合うことになり…(「蘭の前夜」)。三角関係、熟年夫婦の危機、家出した娘に許しを請う旅ーー中年男性が折々に迎える人生の転機を、ほろ苦い思いとともに切り取った作品集、全8話。
なんか、たぶん再読。なんだけど、まったくおぼえてない。
この小説、ラストはないので読者に丸投げってやつで。
オチ無し、どんでん返し無しなんで、かなりそこまでで読ませないといけないから、大変だと思うんだよね。
無理にこんなハンデしょってまで小説書かなくてもよさそうなものだが。
まあ、ラストは丸投げでも自分は面白く読めたけど、藤田さんの文体がわりと好きなんで。あと主人公が全部50過ぎのオッサンというのもよかった。でもやっぱ小説はラストがちゃんとあった方が好きだな。6点。