ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「連続殺人鬼カエル男」 中山七里

2022年06月13日 15時53分58秒 | 作家 な行
連続殺人鬼カエル男 (宝島社文庫) 2022.6.10読了。
中山七里 (著)

マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは?どんでん返しにつぐどんでん返し。最後の一行まで目が離せない。



どんでん返しものの多くは、後半だけが面白く、程度の差こそあれ途中までだらだらと読み進めるものも多いが、これは違う。ちゃんと序盤から物語に没入できる。主人公やその上司など、キャラもたっていて、一人の若い刑事の成長物語としても面白い。もちろん最後はどんでん返しの連続でほんとに最後まで気が抜けない。7点。


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