ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「僕のなかの壊れていない部分」 白石一文

2024年03月22日 17時28分04秒 | 作家 さ行
僕のなかの壊れていない部分  文春文庫 2024.3
白石 一文 (著)

美しい恋人・枝里子をサプライズで京都に誘った。それは、
昔の男が住む京都で枝里子の反応を見ようという悪意だった――。
東大卒出版社勤務、驚異的な記憶力を持つ「僕」は、同時に
3人の女性と関係を持ちながら、誰とも深いつながりを
結ぼうとしない。その「理屈っぽく嫌味な」言動の奥にあるのは、
絶望なのか渇望なのか。彼の特異な過去を知った枝里子は。
「自分の人生にとって本質的なことからは決して逃れられない」



きっと、読む人を選ぶ。でも傑作。8点。


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