一口に砥石と言っても、荒砥から仕上げ砥まで粗さや密度、品質など様々だ。安いものもあれば、びっくりするほど高級な砥石まである。今まで、鎌を研ぐ、荒砥と中砥の張り合わせたものは持っていたのだが、ちゃんとした砥石は持っていなかった。買ったことはあるのだが、引越しの時に置き忘れたり、あげてしまったりしていた。仕上げ度は買ったことがなかった。何しろ、高いものだから、まあ、どうしても必要というわけでもなかったので、欲しいと思っても買うまでには至らなかったというのが正直な話だ。
ただ、出刃包丁や小出刃、柳刃などがずっと研がずに使っていたので、そろそろ研がなくてはならないと常々思っていたところだ。砥石をネットで検索していたところ、中砥と仕上砥を張り合わせたものが比較的安価で売り出されていたので、購入した次第だ。中砥は1000番、仕上砥は5000番と使い勝手が良さそうだ。商品が届いて、開けてみると、包丁研ぎホルダーと修正砥石、滑り止めゴムがセットになっていて、これはとても便利そうだ。
早速、小出刃を仕上砥を使って研いでみると、綺麗な刃が簡単について、切れ味も良さそうで、なかなかの研ぎ具合だ。しばらく小出刃で練習し、ゆくゆくは出刃包丁もちゃんと研げるようにしようと思う。
包丁を研いでいるときは、気持ちもそれに集中できるので、とても気持ちが落ち着くので、包丁が切れるようになるというメリットの外に、研ぐという行為自体意味あるように思う。まあ、ケガをしないように気持ちを込めて、さあ、頑張るぞ!