ある事象を見ると
即座にSOAPが頭を走ります・・
なので、
ぐちゃぐちゃのプレゼンされると、
心も頭もぐちゃっ・・となってしまいます。
「いやいやそれは、大丈夫です。
〇〇なんですよ~(おわり)」
なんてプレゼンされると、
(大丈夫というAだけ???
〇〇の根拠は?客観的な情報は?
で、Pは・・・・)
「〇〇だと言っていた患者さんが
〇〇だから、〇〇なので、〇〇して・・・」
(Sばっかり・・・だから、何か言いたいの?
Oは?でAは?それでどうするの・・P??)
ちなみに
S;Subject(患者さんの主観的な事象、話した言葉そのまま、態度そのものなど)
O;Object(客観的情報、血圧、脈拍、意識レベル、身体所見、嗜好、環境情報、家族情報など)
A;Assesment(問題点の列挙とその評価)
P;Plan(何をするか、プラクティカルな・実行性のある計画)
こうなると、
問題点は何???
それで、どうしようと思ってる?
一般的には・・・・って言われるでしょ。
ちょっとこれ読んでみて・・・
と、畳み掛けてしまう・・・
これが速いと攻め込んでいるようになってしまう・・・
研修医教育は、私の所属している大学病院は
私が今まで働いたことがあるどの施設より、
とても充実しています。
社会的な評判などから、えっ?っと思われるかもしれませんが、
定期的なFD(教員教育)がよく、
基本的な態度や方略をスキルアップしていく道筋があります。
本来、とても優秀な若手医師ばかりなら、
改めて教えようとしなくても
自ら学ぶ方法を身に着けていくのですが、
私学では、中々そうはいかないため、
兎に角、手をかけた教育ができるよう
教員が鍛えられます。
ですから、
医師教育や医療教育はまだよいのですが、多職種で、
特に、その職種が活躍する分野が医療だけではないものでは
改めて、卒後の医学教育が必要なのだろうと
ひしひしと感じることがあります。
また、教育病院ではない病院では
意識の差が大きいのは
いたしかたないことです。
ああ・・・自戒を込めて・・・
今一度、おさらい・・
Six Micro-skills
1.研修者の考えを聴く
「〇〇さんは、どう考える?」
2.研修者が述べる根拠を聴く
「なぜ、そう考えたのかな?」
3.一般論を示す
「ここで大事なことは・・・」
4.できたことを褒めて強化
「特に、・・・したことは良かったね」
5.誤りを正す
「今度は・・・しようね」
6.さらなる学習を勧める
「ちょうど良い機会だから、
・・・・・(これを読んでみて)
(この論文を読んでみて)」
大学では、この6つのステップを書いた紙が
私の白衣に入っているのですが、
入っているだけではだめで、
実行しないとですね・・・
今日は、17時から管理当直なので、
白衣から出して、きちんと眺めて心に刻もうと思います。
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