米、NTT中期経営戦略を「経営一体化」と批判 (朝日新聞) - goo ニュース
米軍再編関連法案の検討を表明 首相、防衛庁長官 (朝日新聞) - goo ニュース
こういうニュースを聞くたびに、アメリカに引きずられる日本を感じる。BSE関連の牛肉輸入問題でも書いたが、日本政府はアメリカに頭が上がらない。日本の車産業が進出していたアメリカの街で、個人的には本当に良いアメリカ人とお付き合いしていたが、日本の存在は目にも入らない程度である。
IBMが日本に上陸してきた前後などを読むと構図がわかって面白い。
日本のコンピューター発達史 第二章 第一節 コンピュータ業界の再編
(前略)この背景にはアメリカ経済がECや日本の追い上げを受け、またベトナム戦争による軍事支出などの増大により国際収支が非常に悪化してきたことがある。そこでアメリカはその改善策として、日本には繊維の輸出自主規制やそれまでの貿易自由化、資本自由化で除外されていたコンピュータについても自由化を要求してきたのである。(後略)
情報産業の歴史
(前略)さすがにこれにIBMが怒り、アメリカ政府を動かし、日本に外圧をかけソフトウエアを守るように著作権法を改正させた。(後略)
で、さらに気になるのが・・
「共謀罪」、衆院法務委で審議入り 日弁連は反対声明 (朝日新聞) - goo ニュース
もちろん、気になるのはその内容なのだが、ちょっと横にそれてさらに気になったのが、
盗聴法(組織的犯罪対策法)に反対する市民連絡会
(前略)この共謀罪が新たに設けられたならば、反原発や自然保護、平和や食の安全を求める運動体、組合や政党などが、たとえば米軍基地や食品会社の前でやむにやまれぬ思いで「座りこみをしよう」と議論や合意しただけで、実行されなくとも会議などの参加者全員が共謀罪で処罰されます。この共謀罪の新設は新たな団体規制法の性格を強くもつものです。(後略)
何故、こんなに急ぐのかと思うほど、来週には与党は採決に持っていこうとしている。こういうのって裏から外圧がかかっていたりするんじゃないかと疑いたくなる。アメリカのの影は~~ネットニュースも共謀罪に関してはとても静かな感じがしているのだけれど。
以前住んでいた国だから、アメリカって他の外国とは違う拠り所を感じる存在なのだが、心の中を知っているだけに、noと言えずに引きずられる政府を見ていると、もっと対等になって踏ん張りなさいよって叱責したくなってしまうのは私だけなのでしょうか・・
IBMあまり詳しく読めていないのですが、とにかく努力、精進の北風体質の日本企業ですよね。それに比べて、規制緩和は全てアメリカのためという小泉批判も聞かれますが政府はnoと言えずに引きずられているだけではなく、自ら尾をふっていると言えないこともないのかも。そこに「戦略」があれば良いのでしょうが・・・
共謀罪、怖いですよね。でも一番怖いのはみんな怖いなぁと思いつつ、私も含めてなかなか声を上げて行動するってことがないんですよね。先日の衆院法務委員会で櫻井よし子さんが、共謀罪の危険性を指摘して、「いったんこうですよと決めたらばーっとその方向にいってしまう癖(へき)がこの国の国民にはある」と毅然とおしゃっていましたが、まったく同感でした。最近の彼女の中国に対する毅然とした態度には少々閉口していた私ですが・・・たくさん書きすぎた?
改めて考えるとなるほど、そうだなあと思います。尾をふりながら、いつの間にか檻に追い込まれていたりして。。引きずられて檻に入るのと同じかもしれませんが、そこに戦略があれば、確かに檻ではない、意図したところに行き着くかもしれません。
竹島問題の櫻井よし子さんの発言も中々だったなあと思い出します。