第13回
「山のトイレを考えるフォーラム」に、はじめて参加しました・・・
テーマ 「北海道の山トイレ 今私達にできること」
主催 山のトイレを考える会
日時 平成24年3月10日(土) 13:30~17:00
会場 札幌エルプラザ「2階環境研究室2」 (札幌市北8条西3丁目)
★ すばらしい大自然を次世代へ・・思いはひとつ
山のトイレを考える会が発足したのは12年前の2000年(平成12年)と聞く。
エバはまだ40代前半で山をはじめて10年が経った頃です。なりふり構わず誘われる山に狂ったように登
っていたなぁ~と今は懐かしく思い出します。
当時は丁度「登山ブーム」が始まったころでもあり深田久弥の「日本百名山」が特に人気となり一段落した
団塊の世代と言われる中高年層の登山者が一気に増えた時期でもありました。そんなこととも知らずに
「我が道を行く・・」的、エバの山登りでしたが同時に「山のトイレ・・・」なんて考えた事もありませんでした。
北海道で選ばられた百名山は旭岳、トムラウシ山、幌尻岳、羅臼岳、斜里岳、阿寒岳、羊蹄山、利尻岳、
十勝岳の9座。登山者からすればどの山も憧れる遠き山であったでしょうが、ツアー登山も盛んとなり高
額のガイド料にも関わらず大勢の参加者で押しかけるように増えて来たのも事実でしょう。静かな山が突
然銀座の街化し、賑やかになっては自然界の中に於いて影響が出ない訳はありませんでした。
いわゆる「オーバーユース問題」です。そして「トイレ問題」です。
・・・こうした事がキッカケとなり「山のトイレを考える会」が発足したものと思いますが、試行錯誤を繰り返し
ても今なお解決には程遠い難題が山積みのようでした。
会代表の岩村和彦さん通称ganさんが挨拶の中で、地道な活動を続けながらもこの北海道のすばらしい
大自然を次世代に引き継ぐことが私たちの責務であり義務である・・とお話していました。
微力ながらエバも夕張岳の自然保護活動に関わり、いつまでもこの自然を次世代に残そう・・という同じ
思いは、初めて参加したフォーラムで強く印象に残っています。

開催前の会場の様子・・開催後はほぼ満席でした。

開催のあいさつをする代表の岩村和彦さん ganさんです。
★ お馴染み・・・
参加者は総勢で40名強だったと思います。
小さな会場でしたが扇型に椅子が配置されほぼ満席状態でした。これまでと志向を変えた内容らしく
参加者による討論会的形式で生の声を出し合って今後の活動の一助に出来れば・・という事でした。
はじめて参加したエバですが、参加者の中には何人も馴染みの顔があり緊張感なく和やかにでも真剣に
皆さんのお話を聞く事が出来て充実した時間でした。
★ コザクラの会を代表して・・・
わが会(ユウパリコザクラの会)の長老的存在の河健さんこと河村 健さんが「夕張岳ヒュッテ トイレ
の現状」と題してお話をする機会を得ました。
築40数年の老朽化した夕張岳ヒュッテのトイレ事情・・・
新設した自作のバイオトイレの解説・・・
そして新ヒュッテ建替えに対する募金の更なる依頼・・・
などを資料集に掲載された写真を元に分かり易く説明してくれました。
夕張岳ヒュッテには年間約400名の登山者が宿泊し、トイレも使用します。日帰り登山者も利用するトイ
レは、自作の固液分離式便器で大便はバクテリヤ処理により分解凝固させ臭いもほとんど出ません。
使用2シーズンを終え約800名の利用がありましたが500Lのポリタンクに溜まった大便はまだ4分の1
程度しかありません。
山小屋のトイレとしては、現在のところ成功している例になると思います。
健さん 発表ご苦労様でした。

会場で発表する健さん・・・
★ 山のトイレ問題・・・
多くの関係者がこの問題に対して意見を出し合いました。
黒岳の石室にあるバイオトイレは処理能力を超える利用で機能ストップ・・
幌尻山荘のトイレ問題と山岳環境保全・・・
トムラウシ山南沼キャンプ指定地や美瑛避難小屋でのトイレ問題・・・
携帯トイレの普及について・・・
知床トイレ用ブースの導入・設置について・・・
そして山岳トイレ事情と改善に向けた官民の取り組み等々・・・でした。
最近自分が登っている山は、人っ子ひとり来ないマイナーな山ばかりで「山のトイレ」とは無関係な環境
にいるとずっと他人事として捕えていました。しかし、皆さんの色々な意見や自分自身の夕張岳に関す
る山のトイレ事情を改めて考える機会となり今後は夕張岳登山道におけるトイレ問題についても真剣に
議論をしていきたいと思いました。
快晴の10日・・・
山の報告もたくさん届いていますが、たまにはこうしたフォーラムに参加して自分自身を見つめ直すのも
いいか・・・と思いました。
以上
「山のトイレを考えるフォーラム」に、はじめて参加しました・・・
テーマ 「北海道の山トイレ 今私達にできること」
主催 山のトイレを考える会
日時 平成24年3月10日(土) 13:30~17:00
会場 札幌エルプラザ「2階環境研究室2」 (札幌市北8条西3丁目)
★ すばらしい大自然を次世代へ・・思いはひとつ
山のトイレを考える会が発足したのは12年前の2000年(平成12年)と聞く。
エバはまだ40代前半で山をはじめて10年が経った頃です。なりふり構わず誘われる山に狂ったように登
っていたなぁ~と今は懐かしく思い出します。
当時は丁度「登山ブーム」が始まったころでもあり深田久弥の「日本百名山」が特に人気となり一段落した
団塊の世代と言われる中高年層の登山者が一気に増えた時期でもありました。そんなこととも知らずに
「我が道を行く・・」的、エバの山登りでしたが同時に「山のトイレ・・・」なんて考えた事もありませんでした。
北海道で選ばられた百名山は旭岳、トムラウシ山、幌尻岳、羅臼岳、斜里岳、阿寒岳、羊蹄山、利尻岳、
十勝岳の9座。登山者からすればどの山も憧れる遠き山であったでしょうが、ツアー登山も盛んとなり高
額のガイド料にも関わらず大勢の参加者で押しかけるように増えて来たのも事実でしょう。静かな山が突
然銀座の街化し、賑やかになっては自然界の中に於いて影響が出ない訳はありませんでした。
いわゆる「オーバーユース問題」です。そして「トイレ問題」です。
・・・こうした事がキッカケとなり「山のトイレを考える会」が発足したものと思いますが、試行錯誤を繰り返し
ても今なお解決には程遠い難題が山積みのようでした。
会代表の岩村和彦さん通称ganさんが挨拶の中で、地道な活動を続けながらもこの北海道のすばらしい
大自然を次世代に引き継ぐことが私たちの責務であり義務である・・とお話していました。
微力ながらエバも夕張岳の自然保護活動に関わり、いつまでもこの自然を次世代に残そう・・という同じ
思いは、初めて参加したフォーラムで強く印象に残っています。

開催前の会場の様子・・開催後はほぼ満席でした。

開催のあいさつをする代表の岩村和彦さん ganさんです。
★ お馴染み・・・
参加者は総勢で40名強だったと思います。
小さな会場でしたが扇型に椅子が配置されほぼ満席状態でした。これまでと志向を変えた内容らしく
参加者による討論会的形式で生の声を出し合って今後の活動の一助に出来れば・・という事でした。
はじめて参加したエバですが、参加者の中には何人も馴染みの顔があり緊張感なく和やかにでも真剣に
皆さんのお話を聞く事が出来て充実した時間でした。
★ コザクラの会を代表して・・・
わが会(ユウパリコザクラの会)の長老的存在の河健さんこと河村 健さんが「夕張岳ヒュッテ トイレ
の現状」と題してお話をする機会を得ました。
築40数年の老朽化した夕張岳ヒュッテのトイレ事情・・・
新設した自作のバイオトイレの解説・・・
そして新ヒュッテ建替えに対する募金の更なる依頼・・・
などを資料集に掲載された写真を元に分かり易く説明してくれました。
夕張岳ヒュッテには年間約400名の登山者が宿泊し、トイレも使用します。日帰り登山者も利用するトイ
レは、自作の固液分離式便器で大便はバクテリヤ処理により分解凝固させ臭いもほとんど出ません。
使用2シーズンを終え約800名の利用がありましたが500Lのポリタンクに溜まった大便はまだ4分の1
程度しかありません。
山小屋のトイレとしては、現在のところ成功している例になると思います。
健さん 発表ご苦労様でした。

会場で発表する健さん・・・
★ 山のトイレ問題・・・
多くの関係者がこの問題に対して意見を出し合いました。
黒岳の石室にあるバイオトイレは処理能力を超える利用で機能ストップ・・
幌尻山荘のトイレ問題と山岳環境保全・・・
トムラウシ山南沼キャンプ指定地や美瑛避難小屋でのトイレ問題・・・
携帯トイレの普及について・・・
知床トイレ用ブースの導入・設置について・・・
そして山岳トイレ事情と改善に向けた官民の取り組み等々・・・でした。
最近自分が登っている山は、人っ子ひとり来ないマイナーな山ばかりで「山のトイレ」とは無関係な環境
にいるとずっと他人事として捕えていました。しかし、皆さんの色々な意見や自分自身の夕張岳に関す
る山のトイレ事情を改めて考える機会となり今後は夕張岳登山道におけるトイレ問題についても真剣に
議論をしていきたいと思いました。
快晴の10日・・・
山の報告もたくさん届いていますが、たまにはこうしたフォーラムに参加して自分自身を見つめ直すのも
いいか・・・と思いました。
以上