12月の夏道を求めて・・・ ペ ラ リ 山 (718.7m)
■ 山 行 日 2013年12月05日(木) 日帰り
■ コ ー ス 西尾根コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山№15
■ 登 行 形 態 登山道 (スパイク長靴)
■ 地 形 図 1/25000地形図 「ペラリ山」
■ 三角点・点名 一等三角点・点名「比裸騾山(ペララヤマ)」
■ コースタイム 登り 50分 下り 25分
<登り>
登山口8:40---504ピーク8:55---頂上9:30
<下り>
下山開始9:45---504ピーク10:00---登山口10:10
HP「一人歩きの北海道山紀行」函館@sakagさんのGPSトラックログをお借りし編集しました。
登山口へ向かう途中、豊畑地区の牧場から望む「ペラリ山」
★ 1日2山行を目指した出発・・・
最近になってようやく低山の魅力を感じ始め、これまで中途半端だった11月~12月の山行に
弾みが付いて来た。同様に思うHYMLの岳友札幌@山ちゃんや大先輩の函館@sakagさんも
この時期日高や道南の低山狙いで山行を重ねHPにアップしている。
札幌@山ちゃんのHPはこちら→ 「ゆっくり歩きで低山を楽しむ」
函館@sakagさんのHPはこちら→ 「一人歩きの北海道山紀行」
これまで1000m超峰に拘り過ぎて11月と12月は、登る山の選択を見失いまた天候にも恵ま
れない中で登れた山は僅かだった。
しかし、道の無い藪山でも晩秋や初冬となると広葉樹は落葉し笹薮も薄くどこからでも登り易い
状況になることを再認識する。また、藪山好きの仲間から「スパイク長靴」や「スパイク地下足袋」
の存在が最強の登行グッツである事を知ってしまった私がそれを実行しない訳がなかった。
今日は、12月最後の夏山狙いを兼ねて1日2山行を目論み、最初に「ペラリ山」次に「椴山~
ボキャップ山」の計画を立てて出発する事にした。
★ ペラリ山・・・
先日の「賀張山」もそうだったが一等三角点の山を選んだのは偶然の事である。
この山の歴史的な紹介については、是非sakagさんのHPを参照して頂きたいと思います。
私は割愛させて頂きつつ先人たちの測量がいかに大変だったのかその労苦に心から敬意を
表したいとだけ添えておこう。
ペラリ山の登山道は、10年ほど前に整備されて以来あまり手が加えられていない様で特に
登山口までのアプローチが少し複雑で分かり難いのが難点だ。
幸いsakagさんの記録が参考となったがそれでも少し迷った末の登山口だった。
やはり標識の少ないのは始めて訪れる登山者にとっては不安なアプローチだ。
何日か前に降った雪が早朝の林道に積もり、慎重に運転しつつ登山口を探していた。
下の写真「ペラリ山登山口入口」標識を見つけた時はホッとしたが、その先が道悪な林道の
入口で更なる慎重さが求められる。コピーしたGPSトラックログと25000地形図を片手に
狭く道悪な道を登って行く。
★ 登山口まで2キロ・・・
エバ車は4WDのハイエースだが、RV車では無い。
一般乗用車より何センチか車高が高いだけで決して無理の利く車では無い。
登山口入口標識の立つ林道分岐から右折してどんどん高度を稼ぎながら登って行くと364
ピークの小山をトラバースするように回り込み進んでいく。
林道が登り~下りに差し掛かる頃注視すると左手に「ペラリ山登山口」の標識が見えた。
直進出来るその先は、地形図には載っていない林道が更に続き、ペラリ山の南側の山は
伐採されたはげ山状態で無残な姿を露呈していた。
取りあえず登山口に辿り着けてホッと胸を撫で下ろす・・。
ここまで約2キロのアプローチだったが、下から歩くと1時間は掛かるかも知れない。
駐車した登山口にはあと2台程停められるスペースはあった。
★ 急登・・・
登山開始 8:40
チーヤンは登山靴、エバはスパイク長靴のいでたちで出発する。
曇り空も暖かく5度前後はあったと思う。
薄らと積もった雪は2~3cm、なんとなく登山道らしき踏み跡を辿って低い笹薮から最初の
504ピークを目指した。登山口の標高は約400mなので僅か100mの標高差もいきなりの
急登で息が切れて汗が出る。
それでも15分で504ピークに到着。
歩き始めてすぐの登山道の様子・・・
504中腹から望む前方のペラリ山を望む・・・
★ 西尾根まっすぐ・・・
504ピーク 8:55
504で高度計を合わせ登山路はペラリ山の西尾根に掛かる。
一旦20mほど降りて西尾根の取付きとなりルート上はなんとなくの登山道に積雪がマークに
なって確認出来る。登山路には少し古い人の踏み跡と真新しい鹿の踏み跡が混線している。
目の前にピークも見えているので迷う事は無い。ただ古い伐採道が所々登山道と交差して
注意していないと伐採道に誘われてルートを見失う事も考えられる。
504ピークを背に西尾根の登山道を辿る・・・
常に南隣の山には切りきざれたはげ山と伐採道が露わに望み痛々しい限りだ。
頂上直下、600m付近の緩い尾根道・・・
★ 着いて見れば・・・
頂上 9:30
最後の急登を踏ん張って登り切るとすぐに観測点の台座が目に飛び込む。
そしてすぐ向こうに一等三角点と頂上標識が確認出来た。
南側と東側が比較的眺望が良いが、北と西側は灌木帯に阻まれて展望は良くない。
ただこの日は、遠望が利かない曇り空と遠方のガスがあったので好天なら視界が変わるの
かも知れない。
それにしても着いて見れば登り50分で登頂してしまい、正直物足りないエバ夫婦だった。
いつもなら登頂を祝う「頂上コーラ」で乾杯のところも今日は次の山も控えているので
コーラはお預けとし、暖かいカフェオレとおにぎりという異色の行動食を食べてひと時の
山頂気分に慕っていた。
頂上の観測点台座とチーヤン
一等三角点と頂上標識
10年以上の風雪に耐えて来た頂上標識もかなり風化してしまった・・・
幸先の良い登頂で次の山にも弾みが付きそう・・・・
時おり日差しと青空も顔を出し東に望む太平洋が眩しく見えた・・。
登山口の豊畑地区の牧場や民家を見下ろす・・・
★ 次なる低山へ・・・
登山口 10:10
スパイク長靴でも滑る急傾斜の尾根は駆け下りる格好で時短モード。
ソールの減った登山靴でも負けじと着いてくるチーヤンはすぐ後ろに位置していた。
あっという間の下山は僅か25分だった。
次を登るにも力余る早い下山である。
登山口から往路を辿り御園橋を渡って道道に出る。
その後は桜並木で有名な二十軒道路を跨いで隣町新冠町太陽地区へ。
しかし・・・・
地形図を読み違え何度か迷って周辺を行ったり来たりした。
ロスタイムは30分位かと思うが、気持ちの余裕が無くなり更にフロントガラスに
雨粒が落ちて来た。その雨は本降りとなりワイパーはフル稼働する。
ようやく登山口への林道を確認するもこの雨では登る気になれず、次のリベンジを
誓って中止を決めた。
林道入口にはゲートがあったが開放状態だったので次にも期待するところだ。
★ 感謝とお礼・・・
今回の山行を含めて低山へのアプローチやルート図などに関して
札幌@山ちゃんと函館@sakagさんに改めて情報提供に感謝しお礼申し上げたいと思います。
本当にありがとうごさいました。
■ 山 行 日 2013年12月05日(木) 日帰り
■ コ ー ス 西尾根コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山№15
■ 登 行 形 態 登山道 (スパイク長靴)
■ 地 形 図 1/25000地形図 「ペラリ山」
■ 三角点・点名 一等三角点・点名「比裸騾山(ペララヤマ)」
■ コースタイム 登り 50分 下り 25分
<登り>
登山口8:40---504ピーク8:55---頂上9:30
<下り>
下山開始9:45---504ピーク10:00---登山口10:10
HP「一人歩きの北海道山紀行」函館@sakagさんのGPSトラックログをお借りし編集しました。
登山口へ向かう途中、豊畑地区の牧場から望む「ペラリ山」
★ 1日2山行を目指した出発・・・
最近になってようやく低山の魅力を感じ始め、これまで中途半端だった11月~12月の山行に
弾みが付いて来た。同様に思うHYMLの岳友札幌@山ちゃんや大先輩の函館@sakagさんも
この時期日高や道南の低山狙いで山行を重ねHPにアップしている。
札幌@山ちゃんのHPはこちら→ 「ゆっくり歩きで低山を楽しむ」
函館@sakagさんのHPはこちら→ 「一人歩きの北海道山紀行」
これまで1000m超峰に拘り過ぎて11月と12月は、登る山の選択を見失いまた天候にも恵ま
れない中で登れた山は僅かだった。
しかし、道の無い藪山でも晩秋や初冬となると広葉樹は落葉し笹薮も薄くどこからでも登り易い
状況になることを再認識する。また、藪山好きの仲間から「スパイク長靴」や「スパイク地下足袋」
の存在が最強の登行グッツである事を知ってしまった私がそれを実行しない訳がなかった。
今日は、12月最後の夏山狙いを兼ねて1日2山行を目論み、最初に「ペラリ山」次に「椴山~
ボキャップ山」の計画を立てて出発する事にした。
★ ペラリ山・・・
先日の「賀張山」もそうだったが一等三角点の山を選んだのは偶然の事である。
この山の歴史的な紹介については、是非sakagさんのHPを参照して頂きたいと思います。
私は割愛させて頂きつつ先人たちの測量がいかに大変だったのかその労苦に心から敬意を
表したいとだけ添えておこう。
ペラリ山の登山道は、10年ほど前に整備されて以来あまり手が加えられていない様で特に
登山口までのアプローチが少し複雑で分かり難いのが難点だ。
幸いsakagさんの記録が参考となったがそれでも少し迷った末の登山口だった。
やはり標識の少ないのは始めて訪れる登山者にとっては不安なアプローチだ。
何日か前に降った雪が早朝の林道に積もり、慎重に運転しつつ登山口を探していた。
下の写真「ペラリ山登山口入口」標識を見つけた時はホッとしたが、その先が道悪な林道の
入口で更なる慎重さが求められる。コピーしたGPSトラックログと25000地形図を片手に
狭く道悪な道を登って行く。
★ 登山口まで2キロ・・・
エバ車は4WDのハイエースだが、RV車では無い。
一般乗用車より何センチか車高が高いだけで決して無理の利く車では無い。
登山口入口標識の立つ林道分岐から右折してどんどん高度を稼ぎながら登って行くと364
ピークの小山をトラバースするように回り込み進んでいく。
林道が登り~下りに差し掛かる頃注視すると左手に「ペラリ山登山口」の標識が見えた。
直進出来るその先は、地形図には載っていない林道が更に続き、ペラリ山の南側の山は
伐採されたはげ山状態で無残な姿を露呈していた。
取りあえず登山口に辿り着けてホッと胸を撫で下ろす・・。
ここまで約2キロのアプローチだったが、下から歩くと1時間は掛かるかも知れない。
駐車した登山口にはあと2台程停められるスペースはあった。
★ 急登・・・
登山開始 8:40
チーヤンは登山靴、エバはスパイク長靴のいでたちで出発する。
曇り空も暖かく5度前後はあったと思う。
薄らと積もった雪は2~3cm、なんとなく登山道らしき踏み跡を辿って低い笹薮から最初の
504ピークを目指した。登山口の標高は約400mなので僅か100mの標高差もいきなりの
急登で息が切れて汗が出る。
それでも15分で504ピークに到着。
歩き始めてすぐの登山道の様子・・・
504中腹から望む前方のペラリ山を望む・・・
★ 西尾根まっすぐ・・・
504ピーク 8:55
504で高度計を合わせ登山路はペラリ山の西尾根に掛かる。
一旦20mほど降りて西尾根の取付きとなりルート上はなんとなくの登山道に積雪がマークに
なって確認出来る。登山路には少し古い人の踏み跡と真新しい鹿の踏み跡が混線している。
目の前にピークも見えているので迷う事は無い。ただ古い伐採道が所々登山道と交差して
注意していないと伐採道に誘われてルートを見失う事も考えられる。
504ピークを背に西尾根の登山道を辿る・・・
常に南隣の山には切りきざれたはげ山と伐採道が露わに望み痛々しい限りだ。
頂上直下、600m付近の緩い尾根道・・・
★ 着いて見れば・・・
頂上 9:30
最後の急登を踏ん張って登り切るとすぐに観測点の台座が目に飛び込む。
そしてすぐ向こうに一等三角点と頂上標識が確認出来た。
南側と東側が比較的眺望が良いが、北と西側は灌木帯に阻まれて展望は良くない。
ただこの日は、遠望が利かない曇り空と遠方のガスがあったので好天なら視界が変わるの
かも知れない。
それにしても着いて見れば登り50分で登頂してしまい、正直物足りないエバ夫婦だった。
いつもなら登頂を祝う「頂上コーラ」で乾杯のところも今日は次の山も控えているので
コーラはお預けとし、暖かいカフェオレとおにぎりという異色の行動食を食べてひと時の
山頂気分に慕っていた。
頂上の観測点台座とチーヤン
一等三角点と頂上標識
10年以上の風雪に耐えて来た頂上標識もかなり風化してしまった・・・
幸先の良い登頂で次の山にも弾みが付きそう・・・・
時おり日差しと青空も顔を出し東に望む太平洋が眩しく見えた・・。
登山口の豊畑地区の牧場や民家を見下ろす・・・
★ 次なる低山へ・・・
登山口 10:10
スパイク長靴でも滑る急傾斜の尾根は駆け下りる格好で時短モード。
ソールの減った登山靴でも負けじと着いてくるチーヤンはすぐ後ろに位置していた。
あっという間の下山は僅か25分だった。
次を登るにも力余る早い下山である。
登山口から往路を辿り御園橋を渡って道道に出る。
その後は桜並木で有名な二十軒道路を跨いで隣町新冠町太陽地区へ。
しかし・・・・
地形図を読み違え何度か迷って周辺を行ったり来たりした。
ロスタイムは30分位かと思うが、気持ちの余裕が無くなり更にフロントガラスに
雨粒が落ちて来た。その雨は本降りとなりワイパーはフル稼働する。
ようやく登山口への林道を確認するもこの雨では登る気になれず、次のリベンジを
誓って中止を決めた。
林道入口にはゲートがあったが開放状態だったので次にも期待するところだ。
★ 感謝とお礼・・・
今回の山行を含めて低山へのアプローチやルート図などに関して
札幌@山ちゃんと函館@sakagさんに改めて情報提供に感謝しお礼申し上げたいと思います。
本当にありがとうごさいました。