台風接近も3年連続で再々チャレンジ・・・
奥深き日高の静峰・・・下 川 山 (1011m)
■ 山 行 日 2017年9月17日(日) 日帰り
■ ル ー ト パンケアブカサンベ林道~シュンベツ川支流西沢~南西尾根 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №17
■ 登 山 形 態 林道歩き~沢登り~尾根笹藪漕ぎ (スパイク長靴)
■ 地 形 図 1/25000地形図 「日高大山」「岩清水」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「下川山シモカワヤマ」
■ コースタイム 登り 4時間55分 下り 3時間35分
<登り>
06:20 ゲート出発
06:35 盤渓橋
07:20 280二股
07:30 入渓
08:10 400二股
08:35 470二股
08:50~09:00 520二股右股へ
10:00 800~尾根へ
10:35~40 900南西尾根上
11:15 頂上
<下り>
11:35 下山開始
11:55 900尾根上
12:10 800沢出合
12:55~13:00 520二股出合
14:00 入渓地点(c290)
14:05 280二股
15:10 ゲート P

GPSを元に作成したルート図(赤い点線)です

上の地形図をズームアップしたもの・・

実際のGPSログです(頂上付近のみ)
★ 三回目のチャレンジ・・・ (昨年の紀行文をかなり引用し、一部編集しています)
<一回目>
一昨年(2015)12月に臨んだ下川山は、登山口へ通じる林道「春別農屋線」に入って約3㎞地点で敗退していた。
林道は途中から凍結状態。
アップダウン、急カーブ、片側崖状でスタッドレスタイヤ装着もスベスベ路面に恐怖で走れ無かったのが原因だ。
登山口にも辿り着けず悔しい思いで敗退しただけに翌年の再チャレンジに気合が入ったのは、言うまでもない。
一回目の挑戦2015.12.10はこちら
<二回目>
天気は快晴・微風で絶好の登山日和だったが、計画した以上に時間を要し下川山の南西尾根880m付近で
タイムアウトとなり登行を中止して下山となってしまった。(登行を続けていたらあと1時間ほどで登頂出来ると
読んでいたが帰路の時間を計算すると日没ギリギリとなるので中止する事にした。)
しかし、臨んだことで大きな成果もあり再び来季へのメドが立ったので次は必ず初登頂出来ると確信している。
下川山のある日高山脈の中部は、名峰「カムイエクウチカウシ山1979m」を盟主に南西陵シカシナイ山1628m、
南に西川岳1362m、東に中の峰1341mやイドンナップ岳1752mそして、その南に日高大山1361mと
下川山1011m、パンベツ山1336mなどが点在する。
いずれの山々も日高山系の奥深き静峰と名付けたくなる遠きマイナーな山たちだ。
カムエクとイドンナップは登頂済みだが、他は全て未踏の1000m超峰。
一座の踏破に最低2泊は掛かるだろうと思ってつい後回しになっているが、下川山だけは晩秋の小沢と
尾根を使う事で日帰りも可能と分かり一昨年から狙っていた山ではあったが・・・。
三回も足を運ぶ事になろうとは思わなかった・・・私たちらしいと言えば納得もするが。
二回目の挑戦2016.10.25はこちら
<三回目>
アプローチについては昨年の紀行を参考にしてほしいので割愛します。

道々111号線から約100mの位置に春別農屋線の林道入口ゲートがある (昨年撮影)

道々から約15.8km「パンケアブカサンべ林道」出合い (昨年撮影)
★ 夫婦登山約3ヶ月ぶりの再開・・・
夫婦登山としては、去る6月28日に出掛けた白老川遡行以来となり約3ヶ月ぶりだ。
理由としては、二人の勤務調整が出来ない月があった事、悪天による中止、そして娘の出産などである。
娘は第三子となる男の子を8月11日に無事出産し、その後わが家で休養し8月末に帰宅した。
その間、私自身は何度か山に出掛ける機会を得ていたが、妻は娘や孫たちの面倒を見る事に専念する
こととなり山がお預けとなってしまった。
夫婦登山の再開は、9月に入り休みの調整も出来幾つかの計画を立てていた。
当初は、9月17日~19日の3日間を利用して未踏になっている「ピリガイ山」と「ウチイチ山」の
登頂を狙いペテカリ山荘をベースキャンプとする2泊の計画を立て準備をしていた。
しかし、台風18号の接近で18日の道内は大荒れの予報となり計画は敢え無く中止。
ただ、17日と19日は晴れる予報だったのでそれぞれ行ける山を選択し再度計画を立て直した。
★ 台風接近前の17日・・・
大型で強い勢力を持つ台風18号は、17日暴風雨を伴って九州から四国に上陸し大きな被害をもたらしていた。
進路は速度を上げながら東北・北海道を直撃する日本縦断型の台風で18日の北海道は大荒れ予報だ。
しかし、前日の17日はその影響を受けず道内各地「晴れ」予報だったので日帰り出来る未踏峰を探した。
その一つが今回の下川山である。
三度目の正直で何としても初登頂し、終わらせたい山である。
★ 昨年の教訓から・・・
昨年敗退の原因は、タイムアウト。
10月の晩秋は落葉し歩き易い反面、日が短く行動時間の制約があった。
早朝登山口出発が第一条件として前夜から新冠町の道の駅で車中泊する事にした。
17日5時、道の駅を出発し、登山口となる「パンケアブカサンべ林道」には6時に着いた。
予想を超える好天も冷え込んで靄が立ち込め登山口での空は曇っていた・・。
出合から整備された林道(春別農屋線)の15.8キロは少し長く感じるも昨年の記憶は鮮明で
地形図やナビを見る事もなく約30分で登山口ゲート前に着き駐車した。
早々、準備を終えて6:20に出発出来たのは昨年の教訓が生かされている。

ゲートから約15分でシュンベツ川に架かる盤渓橋を渡る・・・

橋を渡って間もなく林道が崩壊していたかもという場所があったがキレイに修復されていた
★ 仮名・西沢はほぼ河原歩き・・・
6:30 入渓
昨年同様に約2.7キロの林道と踏み跡を約1時間10分歩きC290付近から入渓する。
以降は、何度も渡渉はするがそれ以外はほとんど右岸・左岸の河原歩きとなり鹿道と思える踏み跡を辿った。
昨年と違うのは、携帯のGPSを利用している事で地図とコンパス+GPSの組合せは何とも心強い。
支流に出合うたびに読図で確認し更にGPSで納得する。現在地が分かる安心感は大きいものだ。
そして、昨年意図的に残していったピンテも健在で渡渉場面やルート取りに役立ってくれた。
(下山には、出来るだけ回収してます・・)
目安にしている各支流沢の出合でタイムチェックしながらほとんど休む事無く歩いた。
昨年選んだ直登沢となるC520二股出合には8:50に到着しようやく休憩を取った。

仮名・西沢は小沢で水量が少ない清流。ゴツゴツした石が多く歩き難い場所も多い。

C520二股~から右股へ進むと下川山への直登沢になっている。

直登沢C700付近で8m程の滝が現れ形状から「一筋沢」と命名し直登した。
★ 核心部・・・
C520二股を右股へ進むと下川山への直登沢になっている。
昨年はこの直登沢のC630二股から更に右股へ進んだがC750付近で源頭となりそのまま笹薮の
急斜面に取付いた。C880南東尾根のコルに着いた時点でタイムアウトとなり下山したところだ。
今回は、直登沢のC630二股を超えて更に上部まで登ってみた。
C700付近で8mの滝と出合、何とか直登して滝上に出た。そして、800付近まで登ったところで
右の斜面に取付き笹を両手で握りながら攀じ登る感じだ。途中から小尾根を見付け低い笹と灌木に
掴まりながらなんとか尾根上に出る事が出来た。GPSで確認すると昨年より頂上寄りのC900付近
と分かり頂上までは300mほどの南西尾根上だった。笹は膝下位で明瞭な鹿道が尾根上にあり
かなり助けられた。しかし、頂上直下になると笹は背丈以上となり踏み跡も不明瞭となったが頂上部を
見ながら笹を分け入りると程なく頂上となる三角点に辿り着いた。
核心部はC520二股から尾根上までで尾根上から頂上までは鹿道と踏み跡を辿れば笹薮はそれほど
苦慮する事なく進むことが出来ると思う。

最初の尾根上はまだ低い笹薮で明瞭な鹿道もあった・・・

尾根上から頂上部を見ると笹薮と白樺林が目に付く

頂上らしき高みを望むも次第に笹薮が深くなってくる・・

チーヤンの頭がようやく見える笹薮を登る・・・

正面の高みが頂上・・・手前から望む笹山だ!
★ 念願の一座を踏破・・・
11:15 頂上
C900付近の尾根上から頂上までは約35分だった。
笹が根曲がり竹でない事と鹿道に助けられ、笹薮としては軽度な藪漕ぎで済んだ。
天候は晴れでほぼ無風状態。気温も適度に高くまったく寒くは無かった。
ただ四方の景色は白樺の木々に遮られあまり望めないが、南東600mに位置する1020ポコは
この山の最高点と呼ぶ岳人も居て望むことが出来た。また、北東に位置する未踏の大山1361mが
木々の合間から垣間見て近くも遠い未踏の山に指をくわえる思いだった。
頂上では、いつもの山頂コーラで乾杯し、台風前の登頂に喜んだ。
三度目の正直は現実となりもう二度と訪れる事はないかも知れない奥深い日高の静峰に一礼し
別れを告げた。

辿り着いた下川山の三角点

9/17 初登頂 下川山1011m頂上にて

頂上の立ち木に付けられたピンテ

下山開始・・・下りは楽だ

往路を辿り再び沢へ・・・滝はすでにクリアーして核心部はクリアーした

鬱蒼とした直登沢ももう少しで終了する・・・

左岸の広い河原が出て来ると入渓点が近い
★ ピンテ回収、往路を下山・・・
11:35 下山開始
多少苦労した笹薮も下りでは楽出来るのが嬉しい。
テープの回収もあるので復路は往路を辿ることにして下山を開始した。
核心部の始まりであるC520二股に着くとホッと安堵し、休憩する。
日差しが暑いくらいで着ていたカッパをようやく脱いだ。
昨年残したピンテも出来るだけ回収しながら下山の一途となる。
登りもそうだったが鹿との遭遇や甲高い威嚇の鳴き声にビックリもしたが、オヤジに遭わないだけ
運が良いと足取り軽い。
林道からは何気ない夫婦の会話を交え、山道脇の山ぶどうに目が留まるもまだ早く、落ちた胡桃の実を
拾いながら下山した。

登山口に到着・・・
奥深き日高の静峰・・・下 川 山 (1011m)
■ 山 行 日 2017年9月17日(日) 日帰り
■ ル ー ト パンケアブカサンベ林道~シュンベツ川支流西沢~南西尾根 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №17
■ 登 山 形 態 林道歩き~沢登り~尾根笹藪漕ぎ (スパイク長靴)
■ 地 形 図 1/25000地形図 「日高大山」「岩清水」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「下川山シモカワヤマ」
■ コースタイム 登り 4時間55分 下り 3時間35分
<登り>
06:20 ゲート出発
06:35 盤渓橋
07:20 280二股
07:30 入渓
08:10 400二股
08:35 470二股
08:50~09:00 520二股右股へ
10:00 800~尾根へ
10:35~40 900南西尾根上
11:15 頂上
<下り>
11:35 下山開始
11:55 900尾根上
12:10 800沢出合
12:55~13:00 520二股出合
14:00 入渓地点(c290)
14:05 280二股
15:10 ゲート P

GPSを元に作成したルート図(赤い点線)です

上の地形図をズームアップしたもの・・

実際のGPSログです(頂上付近のみ)
★ 三回目のチャレンジ・・・ (昨年の紀行文をかなり引用し、一部編集しています)
<一回目>
一昨年(2015)12月に臨んだ下川山は、登山口へ通じる林道「春別農屋線」に入って約3㎞地点で敗退していた。
林道は途中から凍結状態。
アップダウン、急カーブ、片側崖状でスタッドレスタイヤ装着もスベスベ路面に恐怖で走れ無かったのが原因だ。
登山口にも辿り着けず悔しい思いで敗退しただけに翌年の再チャレンジに気合が入ったのは、言うまでもない。
一回目の挑戦2015.12.10はこちら
<二回目>
天気は快晴・微風で絶好の登山日和だったが、計画した以上に時間を要し下川山の南西尾根880m付近で
タイムアウトとなり登行を中止して下山となってしまった。(登行を続けていたらあと1時間ほどで登頂出来ると
読んでいたが帰路の時間を計算すると日没ギリギリとなるので中止する事にした。)
しかし、臨んだことで大きな成果もあり再び来季へのメドが立ったので次は必ず初登頂出来ると確信している。
下川山のある日高山脈の中部は、名峰「カムイエクウチカウシ山1979m」を盟主に南西陵シカシナイ山1628m、
南に西川岳1362m、東に中の峰1341mやイドンナップ岳1752mそして、その南に日高大山1361mと
下川山1011m、パンベツ山1336mなどが点在する。
いずれの山々も日高山系の奥深き静峰と名付けたくなる遠きマイナーな山たちだ。
カムエクとイドンナップは登頂済みだが、他は全て未踏の1000m超峰。
一座の踏破に最低2泊は掛かるだろうと思ってつい後回しになっているが、下川山だけは晩秋の小沢と
尾根を使う事で日帰りも可能と分かり一昨年から狙っていた山ではあったが・・・。
三回も足を運ぶ事になろうとは思わなかった・・・私たちらしいと言えば納得もするが。
二回目の挑戦2016.10.25はこちら
<三回目>
アプローチについては昨年の紀行を参考にしてほしいので割愛します。

道々111号線から約100mの位置に春別農屋線の林道入口ゲートがある (昨年撮影)

道々から約15.8km「パンケアブカサンべ林道」出合い (昨年撮影)
★ 夫婦登山約3ヶ月ぶりの再開・・・
夫婦登山としては、去る6月28日に出掛けた白老川遡行以来となり約3ヶ月ぶりだ。
理由としては、二人の勤務調整が出来ない月があった事、悪天による中止、そして娘の出産などである。
娘は第三子となる男の子を8月11日に無事出産し、その後わが家で休養し8月末に帰宅した。
その間、私自身は何度か山に出掛ける機会を得ていたが、妻は娘や孫たちの面倒を見る事に専念する
こととなり山がお預けとなってしまった。
夫婦登山の再開は、9月に入り休みの調整も出来幾つかの計画を立てていた。
当初は、9月17日~19日の3日間を利用して未踏になっている「ピリガイ山」と「ウチイチ山」の
登頂を狙いペテカリ山荘をベースキャンプとする2泊の計画を立て準備をしていた。
しかし、台風18号の接近で18日の道内は大荒れの予報となり計画は敢え無く中止。
ただ、17日と19日は晴れる予報だったのでそれぞれ行ける山を選択し再度計画を立て直した。
★ 台風接近前の17日・・・
大型で強い勢力を持つ台風18号は、17日暴風雨を伴って九州から四国に上陸し大きな被害をもたらしていた。
進路は速度を上げながら東北・北海道を直撃する日本縦断型の台風で18日の北海道は大荒れ予報だ。
しかし、前日の17日はその影響を受けず道内各地「晴れ」予報だったので日帰り出来る未踏峰を探した。
その一つが今回の下川山である。
三度目の正直で何としても初登頂し、終わらせたい山である。
★ 昨年の教訓から・・・
昨年敗退の原因は、タイムアウト。
10月の晩秋は落葉し歩き易い反面、日が短く行動時間の制約があった。
早朝登山口出発が第一条件として前夜から新冠町の道の駅で車中泊する事にした。
17日5時、道の駅を出発し、登山口となる「パンケアブカサンべ林道」には6時に着いた。
予想を超える好天も冷え込んで靄が立ち込め登山口での空は曇っていた・・。
出合から整備された林道(春別農屋線)の15.8キロは少し長く感じるも昨年の記憶は鮮明で
地形図やナビを見る事もなく約30分で登山口ゲート前に着き駐車した。
早々、準備を終えて6:20に出発出来たのは昨年の教訓が生かされている。

ゲートから約15分でシュンベツ川に架かる盤渓橋を渡る・・・

橋を渡って間もなく林道が崩壊していたかもという場所があったがキレイに修復されていた
★ 仮名・西沢はほぼ河原歩き・・・
6:30 入渓
昨年同様に約2.7キロの林道と踏み跡を約1時間10分歩きC290付近から入渓する。
以降は、何度も渡渉はするがそれ以外はほとんど右岸・左岸の河原歩きとなり鹿道と思える踏み跡を辿った。
昨年と違うのは、携帯のGPSを利用している事で地図とコンパス+GPSの組合せは何とも心強い。
支流に出合うたびに読図で確認し更にGPSで納得する。現在地が分かる安心感は大きいものだ。
そして、昨年意図的に残していったピンテも健在で渡渉場面やルート取りに役立ってくれた。
(下山には、出来るだけ回収してます・・)
目安にしている各支流沢の出合でタイムチェックしながらほとんど休む事無く歩いた。
昨年選んだ直登沢となるC520二股出合には8:50に到着しようやく休憩を取った。

仮名・西沢は小沢で水量が少ない清流。ゴツゴツした石が多く歩き難い場所も多い。

C520二股~から右股へ進むと下川山への直登沢になっている。

直登沢C700付近で8m程の滝が現れ形状から「一筋沢」と命名し直登した。
★ 核心部・・・
C520二股を右股へ進むと下川山への直登沢になっている。
昨年はこの直登沢のC630二股から更に右股へ進んだがC750付近で源頭となりそのまま笹薮の
急斜面に取付いた。C880南東尾根のコルに着いた時点でタイムアウトとなり下山したところだ。
今回は、直登沢のC630二股を超えて更に上部まで登ってみた。
C700付近で8mの滝と出合、何とか直登して滝上に出た。そして、800付近まで登ったところで
右の斜面に取付き笹を両手で握りながら攀じ登る感じだ。途中から小尾根を見付け低い笹と灌木に
掴まりながらなんとか尾根上に出る事が出来た。GPSで確認すると昨年より頂上寄りのC900付近
と分かり頂上までは300mほどの南西尾根上だった。笹は膝下位で明瞭な鹿道が尾根上にあり
かなり助けられた。しかし、頂上直下になると笹は背丈以上となり踏み跡も不明瞭となったが頂上部を
見ながら笹を分け入りると程なく頂上となる三角点に辿り着いた。
核心部はC520二股から尾根上までで尾根上から頂上までは鹿道と踏み跡を辿れば笹薮はそれほど
苦慮する事なく進むことが出来ると思う。

最初の尾根上はまだ低い笹薮で明瞭な鹿道もあった・・・

尾根上から頂上部を見ると笹薮と白樺林が目に付く

頂上らしき高みを望むも次第に笹薮が深くなってくる・・

チーヤンの頭がようやく見える笹薮を登る・・・

正面の高みが頂上・・・手前から望む笹山だ!
★ 念願の一座を踏破・・・
11:15 頂上
C900付近の尾根上から頂上までは約35分だった。
笹が根曲がり竹でない事と鹿道に助けられ、笹薮としては軽度な藪漕ぎで済んだ。
天候は晴れでほぼ無風状態。気温も適度に高くまったく寒くは無かった。
ただ四方の景色は白樺の木々に遮られあまり望めないが、南東600mに位置する1020ポコは
この山の最高点と呼ぶ岳人も居て望むことが出来た。また、北東に位置する未踏の大山1361mが
木々の合間から垣間見て近くも遠い未踏の山に指をくわえる思いだった。
頂上では、いつもの山頂コーラで乾杯し、台風前の登頂に喜んだ。
三度目の正直は現実となりもう二度と訪れる事はないかも知れない奥深い日高の静峰に一礼し
別れを告げた。

辿り着いた下川山の三角点

9/17 初登頂 下川山1011m頂上にて

頂上の立ち木に付けられたピンテ

下山開始・・・下りは楽だ

往路を辿り再び沢へ・・・滝はすでにクリアーして核心部はクリアーした

鬱蒼とした直登沢ももう少しで終了する・・・

左岸の広い河原が出て来ると入渓点が近い
★ ピンテ回収、往路を下山・・・
11:35 下山開始
多少苦労した笹薮も下りでは楽出来るのが嬉しい。
テープの回収もあるので復路は往路を辿ることにして下山を開始した。
核心部の始まりであるC520二股に着くとホッと安堵し、休憩する。
日差しが暑いくらいで着ていたカッパをようやく脱いだ。
昨年残したピンテも出来るだけ回収しながら下山の一途となる。
登りもそうだったが鹿との遭遇や甲高い威嚇の鳴き声にビックリもしたが、オヤジに遭わないだけ
運が良いと足取り軽い。
林道からは何気ない夫婦の会話を交え、山道脇の山ぶどうに目が留まるもまだ早く、落ちた胡桃の実を
拾いながら下山した。

登山口に到着・・・