久しぶりの夫婦登山は・・・
再び白老川流域も 白老岳を目指そう!
・・・のはずだった
■ 山 行 日 2020年8月19日(水) 日帰り
■ ル ー ト 白老川本流315二股~白老川ルートC460大滝まで
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №24
■ 登 山 形 態 沢登り
■ 地 形 図 1/25000地形図 「白老岳」「徳舜瞥山」
■ 三角点・点名 二等三角点 「点名 白老岳 シラオイダケ」
■ コースタイム 登り C460大滝まで 2時間50分 下り(林道使用) 1時間30分
<登り>
08:45 P帯出発
08:57 白老岳橋(入渓)
09:10 315二股(ザックデポ)
白老滝往復
~09:25 315二股
10:00 336地点
林道偵察あり
11:15 C440付近 休憩
11:35 C460付近 大滝で遡行中止
<下り>
11:50 下山開始
12:35 C360付近 林道出合 休憩
12:55 白老岳橋
13:15 道道出合
13:20 P帯着
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GPSログから手書きで地形図に移行したものです・・・
★ ヌビナイ川以来・・・
夫婦登山としては、7月26日以降約3週間ぶりとなる。この間まったくチャンスが無かった訳ではないが、
ボランティア活動や家族キャンプ、お盆のお墓参りなど予め予定が決まっていた事も理由の一つではある。
しかし、行けるチャンスがあったとしても夫婦共々「空気の抜けた風船」のように飛ぶに飛べないボウとした
状態で「山に登りたいモード」に切り替えられなかった事が本当の理由かも知れない。
3日間連続のハード山行は恐らく初めての事。
初日から10時間を超える山行をやり遂げ、2日目未踏だった「ピリカヌプリ」と「ソエマツ岳」を踏破した
感動も15時間に及ぶ山行だった。ヘッドランプを点けてテン場に戻った時は本当にホッとして安堵感に溢れ
グループリーダーたちへの感謝で一杯だった。それは帰宅してからも達成感がいつまでも癒えずに脳裏から離
れないでいた。だから次の山など考えられずの日々が過ぎたと思う・・・。
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森野トンネル手前の駐車帯から少し戻るように歩くと「白老岳林道」の出合がある
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以前はゲートなどしていなかったが、昨日重機で工事が行われていて林道が整備されていた
★ 白老岳を目指せ・・・
昨日は、白老滝より下流域で遊ばせてもらったが、今日はまだ行ったことが無い上流域の中の白老岳ピークへ
繋がる白老川上流を辿ることにした。
白老岳橋から入渓し、そのすぐ下流に「白老滝」がある。チーヤンがまだ見たことが無いのでその迫力ある滝
上からの絶景を見に行った。315二股にザックをデポして往復15分ほどだったが、滝下から見上げる絶景
よりも滝上から見下ろす高度感が一見の価値ありである。ただ写真が上手く撮れず後悔が残った・・・。
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白老岳橋
★ 315二股から100mが核心部・・・
ganさんの沢本には「315右股からの100mで疲労こんぱい」という見出しで紹介されていた。
また初心者なら白老岳林道の終点から入渓すると核心部を越えた場所に出るのでここからスタートするとよい
とも書かれていたので二者択一ではあったが、少なくとも初心者ではないと自負しているので核心部から挑戦
する気持ちで臨んだ。
右股に入ってすぐ沢は狭まり谷間に大きな函が現れた。左岸は垂直の壁、右岸も同じだが辛うじて高巻ける細
い踏み跡を見付ける。函は深そうで入る気にはなれなかった。なんとかクリアするとすぐに次の小滝と函状の
釜が現れる。ここは高巻くルートが無く左岸の微妙なヘツリしかルートは無かった。沢床が角張った石で滑り
やすくホールドも固定していない石ばかり。足を滑らせれば深い釜で泳ぐことになりそうな場所だ。
慎重に少しずつ足を前に運びクリア・・同じようなところがもう一ヶ所あって気は抜けなかった。
しかし、過ぎて見ればである。
「えっ?」これで核心部は終わり?・・・
GPSを見ると核心部は越えたようで通過に30分と掛からなかった。
ganさんが疲労困憊と言っていたのは、初心者を共にしたグループ山行なら一人を通過させるだけでもロープを
使ったりフォローしたりで時間も掛かるし疲労も溜まるかもと思うのでこの見出しの意味を理解した。
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核心部への入口
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左岸の微妙なヘツリ・・・
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上の写真のズーム
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最後の核心部は難しくはなかった・・・
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核心部を終えて靴を直すチーヤン・・・
★ 小滝・小釜の連続も・・・
核心部を過ぎた途端、平凡な沢になって急にテンションが下がって来た。
ただ、時々釜を持つ小滝が連続して現れるのでその時は少しだけ楽しさが戻るが、緊張するような滝は以降現
れず高度がほとんど上がっていないのに時間だけが過ぎているように思うと段々つまらない沢に思えて来た。
GPSで現在地を知ると意外に距離は稼げてなく、この先の距離と最後の藪漕ぎを思うとすっかり気抜けして
しまった。これが初ピークを目指す山行ならもう少し力も入るのだろうが、里山的白老岳には何度も登頂して
いるので「今日登らなくても・・」とつい考えしまった。
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平凡な沢歩き・・・
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小滝も連続するもときめかず・・・
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2mの滝も簡単直登・・・
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滑沢の釜もきれいだが、ヌビナイを見た後だし・・・
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一枚岩の白い滑床もここでは何度も見ているし・・・
★ もういいかな?って・・・
どこで止めようかとブツブツ言いながら遡行は続けていたが、C460付近の大滝に来て決心がつく。
釜を持つ8m程の滝でこの沢の最大級らしいが、やはり直登も可能でドキドキするような滝ではなかった。
釜の手前で休憩しながら、「まずは滝上まで行ってみるか・・」と簡単に登ってしまうとその先の渓相を
見ながら「もういいかな・・」と妻に伝える。
今日は始めての白老川上流域に入り、核心部と言われる難所もクリア出来たことが大きな収穫だった。
また、白老岳林道の終点を確認出来た事も今後のバリエーションに役立てられれば来た甲斐があったと納得
である。
下りは、核心部には行かず林道出合に繋がるC360付近にはピンテが付けられてすぐに分かった。軽い藪
を漕ぐと整備されたばかりの林道終点に出られ今日の沢を終える。
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C460付近の大滝に来て、「もういいかな・・」と登行を中止した。
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釜を持つ8mの滝はこの沢では最大らしい・・・滝上まで登ったがその先も平凡に見えてしまった
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こんな時こそ花には癒される想いだ・・・ガクアジサイ
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キオン
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林道終点まで整備された白老岳林道・・・なんの目的で?でも助かったが。
再び白老川流域も 白老岳を目指そう!
・・・のはずだった
■ 山 行 日 2020年8月19日(水) 日帰り
■ ル ー ト 白老川本流315二股~白老川ルートC460大滝まで
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №24
■ 登 山 形 態 沢登り
■ 地 形 図 1/25000地形図 「白老岳」「徳舜瞥山」
■ 三角点・点名 二等三角点 「点名 白老岳 シラオイダケ」
■ コースタイム 登り C460大滝まで 2時間50分 下り(林道使用) 1時間30分
<登り>
08:45 P帯出発
08:57 白老岳橋(入渓)
09:10 315二股(ザックデポ)
白老滝往復
~09:25 315二股
10:00 336地点
林道偵察あり
11:15 C440付近 休憩
11:35 C460付近 大滝で遡行中止
<下り>
11:50 下山開始
12:35 C360付近 林道出合 休憩
12:55 白老岳橋
13:15 道道出合
13:20 P帯着
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GPSログから手書きで地形図に移行したものです・・・
★ ヌビナイ川以来・・・
夫婦登山としては、7月26日以降約3週間ぶりとなる。この間まったくチャンスが無かった訳ではないが、
ボランティア活動や家族キャンプ、お盆のお墓参りなど予め予定が決まっていた事も理由の一つではある。
しかし、行けるチャンスがあったとしても夫婦共々「空気の抜けた風船」のように飛ぶに飛べないボウとした
状態で「山に登りたいモード」に切り替えられなかった事が本当の理由かも知れない。
3日間連続のハード山行は恐らく初めての事。
初日から10時間を超える山行をやり遂げ、2日目未踏だった「ピリカヌプリ」と「ソエマツ岳」を踏破した
感動も15時間に及ぶ山行だった。ヘッドランプを点けてテン場に戻った時は本当にホッとして安堵感に溢れ
グループリーダーたちへの感謝で一杯だった。それは帰宅してからも達成感がいつまでも癒えずに脳裏から離
れないでいた。だから次の山など考えられずの日々が過ぎたと思う・・・。
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森野トンネル手前の駐車帯から少し戻るように歩くと「白老岳林道」の出合がある
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以前はゲートなどしていなかったが、昨日重機で工事が行われていて林道が整備されていた
★ 白老岳を目指せ・・・
昨日は、白老滝より下流域で遊ばせてもらったが、今日はまだ行ったことが無い上流域の中の白老岳ピークへ
繋がる白老川上流を辿ることにした。
白老岳橋から入渓し、そのすぐ下流に「白老滝」がある。チーヤンがまだ見たことが無いのでその迫力ある滝
上からの絶景を見に行った。315二股にザックをデポして往復15分ほどだったが、滝下から見上げる絶景
よりも滝上から見下ろす高度感が一見の価値ありである。ただ写真が上手く撮れず後悔が残った・・・。
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白老岳橋
★ 315二股から100mが核心部・・・
ganさんの沢本には「315右股からの100mで疲労こんぱい」という見出しで紹介されていた。
また初心者なら白老岳林道の終点から入渓すると核心部を越えた場所に出るのでここからスタートするとよい
とも書かれていたので二者択一ではあったが、少なくとも初心者ではないと自負しているので核心部から挑戦
する気持ちで臨んだ。
右股に入ってすぐ沢は狭まり谷間に大きな函が現れた。左岸は垂直の壁、右岸も同じだが辛うじて高巻ける細
い踏み跡を見付ける。函は深そうで入る気にはなれなかった。なんとかクリアするとすぐに次の小滝と函状の
釜が現れる。ここは高巻くルートが無く左岸の微妙なヘツリしかルートは無かった。沢床が角張った石で滑り
やすくホールドも固定していない石ばかり。足を滑らせれば深い釜で泳ぐことになりそうな場所だ。
慎重に少しずつ足を前に運びクリア・・同じようなところがもう一ヶ所あって気は抜けなかった。
しかし、過ぎて見ればである。
「えっ?」これで核心部は終わり?・・・
GPSを見ると核心部は越えたようで通過に30分と掛からなかった。
ganさんが疲労困憊と言っていたのは、初心者を共にしたグループ山行なら一人を通過させるだけでもロープを
使ったりフォローしたりで時間も掛かるし疲労も溜まるかもと思うのでこの見出しの意味を理解した。
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核心部への入口
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左岸の微妙なヘツリ・・・
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上の写真のズーム
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最後の核心部は難しくはなかった・・・
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核心部を終えて靴を直すチーヤン・・・
★ 小滝・小釜の連続も・・・
核心部を過ぎた途端、平凡な沢になって急にテンションが下がって来た。
ただ、時々釜を持つ小滝が連続して現れるのでその時は少しだけ楽しさが戻るが、緊張するような滝は以降現
れず高度がほとんど上がっていないのに時間だけが過ぎているように思うと段々つまらない沢に思えて来た。
GPSで現在地を知ると意外に距離は稼げてなく、この先の距離と最後の藪漕ぎを思うとすっかり気抜けして
しまった。これが初ピークを目指す山行ならもう少し力も入るのだろうが、里山的白老岳には何度も登頂して
いるので「今日登らなくても・・」とつい考えしまった。
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平凡な沢歩き・・・
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小滝も連続するもときめかず・・・
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2mの滝も簡単直登・・・
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滑沢の釜もきれいだが、ヌビナイを見た後だし・・・
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一枚岩の白い滑床もここでは何度も見ているし・・・
★ もういいかな?って・・・
どこで止めようかとブツブツ言いながら遡行は続けていたが、C460付近の大滝に来て決心がつく。
釜を持つ8m程の滝でこの沢の最大級らしいが、やはり直登も可能でドキドキするような滝ではなかった。
釜の手前で休憩しながら、「まずは滝上まで行ってみるか・・」と簡単に登ってしまうとその先の渓相を
見ながら「もういいかな・・」と妻に伝える。
今日は始めての白老川上流域に入り、核心部と言われる難所もクリア出来たことが大きな収穫だった。
また、白老岳林道の終点を確認出来た事も今後のバリエーションに役立てられれば来た甲斐があったと納得
である。
下りは、核心部には行かず林道出合に繋がるC360付近にはピンテが付けられてすぐに分かった。軽い藪
を漕ぐと整備されたばかりの林道終点に出られ今日の沢を終える。
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C460付近の大滝に来て、「もういいかな・・」と登行を中止した。
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釜を持つ8mの滝はこの沢では最大らしい・・・滝上まで登ったがその先も平凡に見えてしまった
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こんな時こそ花には癒される想いだ・・・ガクアジサイ
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キオン
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林道終点まで整備された白老岳林道・・・なんの目的で?でも助かったが。