雌阿寒岳周辺の未踏峰へ・・・
雌阿寒岳(1499m)
~剣ヶ峰(1328m)~中雌山(なかめやま 1278m)
■ 山 行 日 2019年10月17日(木) 野中温泉登山口前泊
■ ル ー ト 野中温泉コース 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №32
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「雌阿寒岳」
■ 三角点・点名 雌阿寒岳、剣ヶ峰、中雌山 標高点のみ三角点無し
■ コースタイム 登り 登山口~雌阿寒岳 2時間20分
雌阿寒岳~剣ヶ峰 47分
剣ヶ峰~中雌山 22分
下り 中雌山~雌阿寒岳 1時間
雌阿寒岳~登山口 1時間25分
<登り>
08:10 登山口出発
09:20~25 5合目 C1100
09:55~10:00 西山 (C1300)
10:30~33 雌阿寒岳頂上
11:20~25 剣ヶ峰頂上
11:47 中雌山頂上(中マチネシリ)
<下り>
12:00 下山開始
13:00 雌阿寒岳
13:15 西山
13:35~45 5合目
14:25 登山口

GPSログを元に地形図に移行したルート図です・・・

2017.6に雌阿寒岳から撮影した剣ヶ峰と中雌山(写真の山名より約300m西側(左)です・・)
★ 2年ぶりの再訪・・・
道東方面の1000m超峰は知床連山を除くと14座を数える。(道東全29座)
今年の2月にサマッケヌプリ山(1062m)とフレベツ岳(1225m)に登り11座目だった。
残り3座は、雌阿寒岳周辺の火山帯に位置する「剣ヶ峰」と「中雌山(中マチネシリ)」
そして、斜里岳の南東に位置する「俣落岳(1004m)」となった。
2年前の6月に会社の山岳部で雌阿寒岳に登った時、この2座の偵察をする予定だっ
たが、雌阿寒岳の頂上から見下ろし位置とルートを確認するに終わっていた。(上の写真)
再訪するときは、相方チーヤンと2座にゆっくり登りたいとチャンスを伺っていた。
それがようやく叶いそうと計画を練り始める・・・。
中雌山は通称名で地形図には山名が載っていない。また火山群では中マチネシリと呼
ばれていて、剣ヶ峰はマチネシリ、雌阿寒岳はポンマチネシリと言う名が付いている。
他にも北山、西山、東山、南岳、瘤山(こぶやま)など名の付いた1000m超峰の山
があるようだが、いずれも山名辞典や地形図には記載されていないのでカウントする
山からは除外している。中雌山は三省堂の「コンサイス日本山名辞典」に山名の記載
があるらしく(確認はしていませんが)カウントすることにしている。
★ 背中押されて・・・
ある意味情けない話かも知れないが、未踏峰の選択は他人の情報を元に選んでいる事
が多い。他人と言っても山仲間であったりYAMAPのフォロワーから頂戴した情報
のパクリなのだが、登っていない山の登行記録には注視している。そして、その情報
が私の背中を押すように「行ってこい!」と檄を飛ばされているような気がして計画
してしまうのだ。他力本願と言う言葉はよく使うが、何百と言う山に登るためには、
全ての山に対し地形図を見ながらいつ、どこから、どのように・・なんて思案してい
る時間はない。
そしてまた、自分をフォロー(言い訳)するようだが、情報だけあっても自分たちが簡
単に計画通り登れるとは限らず、それなりに苦労して登っている事で満足と充実感は
得られているから救われている・・。
加齢も加わり年々体力もスピードも落ちているし、日帰りで登れる山も少なくなって
時間と経費だけが増して行く感じだ。それでも、一座ずつ登頂出来れば一座ずつ減っ
ている事も事実でその先に必ずゴールがあると信じて続けているのだ。
★ 決行・・・
9/17を決行日と決める。
気温はもう高くないが、風も弱く天気もまぁまぁの予報だった。
出発は前日の夜である。相方の仕事の関係で昼間に出発出来なかったので、仕事を終
えて帰宅すると同時に出る事にした。
いつも前置きが長く恐縮だが勘弁して欲しい。これを書かないと前に進めない気がし
てペンが止まってしまうのだ。
★ ナイトドライブ250キロ・・・
前泊は足寄の道の駅と決めて、自宅を出る。
日勝峠を越えて順調に走り、着いたのは23:25だった。約3時間半のナイトドラ
イブ距離は約250キロだったが着いてしまえば短く早く感じ、早々の安着が嬉しか
ったし、旨かった。
0:30就寝は、明日の事を考えれば仕方なく輝く星を見上げて爆睡する。
★ 30分だった・・・
足寄から野中温泉まで30分で着いてしまった・・・。
駐車場の近くにはログの立派なトイレもあり、これなら昨夜ここまで来れば良かった
なぁ~と少し後悔する。
平日でも人気の山を思わせる登山者がすでに何組か来ていた。
私たちが入林ポストに記入した時は、4番目で私たちの後からも何組か準備をしてい
たからちょっと意外だった・・・。1番目に記入していたのは外国(アジア系)から来
ていた男女6名の若者だった。7合目付近で休んでいた時に追い付き私たちが先頭に
なってしまったようだ。
8合目位から上はガスの中となり景色は無くなってしまった。その中で登る前から気
になっていたピークが「西山」である。地形図には山名が載っていないし、登山道の
途中にそのピークを示す標識も無いが、いわゆる火山界の中では山名がありGPSで
位置確認して1300m地点を西山と勝手に限定し写真を撮った・・・

登山口からエゾアカマツの展示林が3合目まで続く・・・

新しくなった標識は8合目まであった。9合目は古い標識だった。

3合目~7合目まではハイ松と大岩の混じる登山道が続く・・・

5合目付近から振り返る景色を一望しオンネトー湖も見えて来る・・

オンネトー湖

素晴らしき紅葉・・・とは言えないが、大地を感じる壮大な景色が良い・・・

登山道の途中、標高1300m地点の岩場を勝手に「西山」と称し写真を撮る・・

★ ガスの中の雌阿寒岳も・・・
誰も居ない頂上に着いたのは、10:30だった。
体感温度は氷点下を感じるほど寒く、コースロープも凍れて樹氷化していたのが物語る。
私は5度目、チーヤンは2度目の登頂となったが、こんな天気では記念写真はスルーし
ようかと思ったが、一応撮ってから剣ヶ峰を目指す事にした。
剣ヶ峰までのルートは、阿寒富士までの火口沿いの登山道を少し降りると「阿寒湖畔コ
ース」の登山道分岐があり左折する。比較的明瞭な踏み跡と赤いペンキでコースの案内
をしてくれているのでガスの中でもなんとか歩けるだろう。注意するのは中マチネシリ
火口から吹き上げているガスで風向きによって辛いものがありそうだ。
少し降りるとガスの下に来たのか視界が広がり始め目指す剣ヶ峰や中雌山も見えて来た。
次第に頂上付近のガスも消えて雌阿寒岳周辺の展望が開け、全体を見渡す景色に変わっ
た。一方、どんどん降りている自分たちに気が付く。そしてその登り返しを思い出して
しまい愕然と力が落ちる心境になった。一気に標高差250mを降りて80mほど登る
と念願の剣ヶ峰だったが、喜び半分の登頂だった・・・。でも、予報通り風も弱く見渡
す景色のご褒美は何よりだった。写真だけ撮ってすぐに中雌山を目指す。

こんな天気で登ったのは初めてかも知れないが、今回は通過点の雌阿寒岳だった・・・

写真中央の奥が剣ヶ峰・・・その奥に雄阿寒岳が見えていた

遠くに見えていた剣ヶ峰も意外に近かった・・・

火山の探知装置と思えるソーラーパネルと蓄電装置があった。ここからピークまでは踏み跡を辿る

剣ヶ峰のコルから望む中雌山の尾根・・・(左のポコがピーク)

剣ヶ峰までのルート

2019.10.17 剣ヶ峰(1328m)初登頂
★ 未踏の2座踏破・・・
剣ヶ峰の半減した登頂劇もあったが、まだ先があると落ち着かないエバ夫婦である。
とにかくピークは踏んだし写真も撮った・・・だから、次に行こうである。
と言うのも考えていたタイムテーブルより時間が押していて帰路の時間的な余裕がなく
なっていた。早く中雌山の登頂を済ましてしまいたいと楽しむ登山ではなかったかも知
れないのが、ちょっと反省。
天候が回復し、目指す最後の中雌山が見えている内に行こうと足早になる。
広く歩き易い尾根上もガスって視界の無い時は要注意かも知れない。
右に雄阿寒岳や阿寒湖そして温泉街の建物を見ながら軽快に足取りは軽い。
剣ヶ峰から僅か22分で中雌山に着いてしまった・・・。
本日最後の目標を達成し、夫婦も握手で登頂を喜ぶ。ましてや天候も回復し360度の
景色は本当に嬉しかった。長い距離を運転し、未踏峰を目指して登って来てもガスの中
だったり、雨や吹雪では記憶から遠のくただのピークハントで終わる。でもこうして景
色を望み見る登頂は一味違うものだ。

剣ヶ峰から中雌山へ目指す下りは急だった・・・

奥のポコが中雌山。比較的広い尾根上は歩きやすいが視界が無い時は注意だ

中雌山への途中、剣ヶ峰を背に・・・

中雌山頂上、間もなく・・・

2019.10.17 中雌山(1278m)頂上 初登頂

中雌山頂上にて・・・雄阿寒岳と阿寒湖を背に

中雌山頂上から中マチネシリ火口と雌阿寒岳

下りは、剣ヶ峰の下をトラバースして時短・・・今回の写真の中でお気に入りの一枚です
★ 次は無いが・・・
満足の登頂も下り250mの登り返しを考えると、そもそも選んだコースが間違いか?
と帰宅してから見直して見た。すると未踏の2座だけが目的なら阿寒湖畔コースを辿る
のがベストだったと反省した。まぁ~次に来る事はない2座ではあるが、これもまたエ
バ夫婦の単純さである。

唯一雌阿寒岳からの下りで撮った一枚・・・
★ 何故か沙流川温泉・・・
辛い250mの登り返しも下山開始から1時間で雌阿寒岳に戻った。
再びガスの中に包まれた雌阿寒岳だったが、少し降りるとガスから解放され快適な下り
となった。後続から登っていたと思われるパーティーの何組かを追い抜き登山口までほ
とんど休まず降りて14:25の登山口だった。
いつもの満足感と充実感に浸りながらさぁ温泉・・・だったが、何度か入っている野中
温泉はビーズナブルだけに石鹸とシャンプーが無く洗い場も無い。それがちょっと・・
で今回スルーしてしまった。
結局日高町まで戻って沙流川温泉高原荘で汗を流し、20:00無事帰宅した。
※ 10/19 ようやくアップ終了です・・・
雌阿寒岳(1499m)
~剣ヶ峰(1328m)~中雌山(なかめやま 1278m)
■ 山 行 日 2019年10月17日(木) 野中温泉登山口前泊
■ ル ー ト 野中温泉コース 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №32
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「雌阿寒岳」
■ 三角点・点名 雌阿寒岳、剣ヶ峰、中雌山 標高点のみ三角点無し
■ コースタイム 登り 登山口~雌阿寒岳 2時間20分
雌阿寒岳~剣ヶ峰 47分
剣ヶ峰~中雌山 22分
下り 中雌山~雌阿寒岳 1時間
雌阿寒岳~登山口 1時間25分
<登り>
08:10 登山口出発
09:20~25 5合目 C1100
09:55~10:00 西山 (C1300)
10:30~33 雌阿寒岳頂上
11:20~25 剣ヶ峰頂上
11:47 中雌山頂上(中マチネシリ)
<下り>
12:00 下山開始
13:00 雌阿寒岳
13:15 西山
13:35~45 5合目
14:25 登山口

GPSログを元に地形図に移行したルート図です・・・

2017.6に雌阿寒岳から撮影した剣ヶ峰と中雌山(写真の山名より約300m西側(左)です・・)
★ 2年ぶりの再訪・・・
道東方面の1000m超峰は知床連山を除くと14座を数える。(道東全29座)
今年の2月にサマッケヌプリ山(1062m)とフレベツ岳(1225m)に登り11座目だった。
残り3座は、雌阿寒岳周辺の火山帯に位置する「剣ヶ峰」と「中雌山(中マチネシリ)」
そして、斜里岳の南東に位置する「俣落岳(1004m)」となった。
2年前の6月に会社の山岳部で雌阿寒岳に登った時、この2座の偵察をする予定だっ
たが、雌阿寒岳の頂上から見下ろし位置とルートを確認するに終わっていた。(上の写真)
再訪するときは、相方チーヤンと2座にゆっくり登りたいとチャンスを伺っていた。
それがようやく叶いそうと計画を練り始める・・・。
中雌山は通称名で地形図には山名が載っていない。また火山群では中マチネシリと呼
ばれていて、剣ヶ峰はマチネシリ、雌阿寒岳はポンマチネシリと言う名が付いている。
他にも北山、西山、東山、南岳、瘤山(こぶやま)など名の付いた1000m超峰の山
があるようだが、いずれも山名辞典や地形図には記載されていないのでカウントする
山からは除外している。中雌山は三省堂の「コンサイス日本山名辞典」に山名の記載
があるらしく(確認はしていませんが)カウントすることにしている。
★ 背中押されて・・・
ある意味情けない話かも知れないが、未踏峰の選択は他人の情報を元に選んでいる事
が多い。他人と言っても山仲間であったりYAMAPのフォロワーから頂戴した情報
のパクリなのだが、登っていない山の登行記録には注視している。そして、その情報
が私の背中を押すように「行ってこい!」と檄を飛ばされているような気がして計画
してしまうのだ。他力本願と言う言葉はよく使うが、何百と言う山に登るためには、
全ての山に対し地形図を見ながらいつ、どこから、どのように・・なんて思案してい
る時間はない。
そしてまた、自分をフォロー(言い訳)するようだが、情報だけあっても自分たちが簡
単に計画通り登れるとは限らず、それなりに苦労して登っている事で満足と充実感は
得られているから救われている・・。
加齢も加わり年々体力もスピードも落ちているし、日帰りで登れる山も少なくなって
時間と経費だけが増して行く感じだ。それでも、一座ずつ登頂出来れば一座ずつ減っ
ている事も事実でその先に必ずゴールがあると信じて続けているのだ。
★ 決行・・・
9/17を決行日と決める。
気温はもう高くないが、風も弱く天気もまぁまぁの予報だった。
出発は前日の夜である。相方の仕事の関係で昼間に出発出来なかったので、仕事を終
えて帰宅すると同時に出る事にした。
いつも前置きが長く恐縮だが勘弁して欲しい。これを書かないと前に進めない気がし
てペンが止まってしまうのだ。
★ ナイトドライブ250キロ・・・
前泊は足寄の道の駅と決めて、自宅を出る。
日勝峠を越えて順調に走り、着いたのは23:25だった。約3時間半のナイトドラ
イブ距離は約250キロだったが着いてしまえば短く早く感じ、早々の安着が嬉しか
ったし、旨かった。
0:30就寝は、明日の事を考えれば仕方なく輝く星を見上げて爆睡する。
★ 30分だった・・・
足寄から野中温泉まで30分で着いてしまった・・・。
駐車場の近くにはログの立派なトイレもあり、これなら昨夜ここまで来れば良かった
なぁ~と少し後悔する。
平日でも人気の山を思わせる登山者がすでに何組か来ていた。
私たちが入林ポストに記入した時は、4番目で私たちの後からも何組か準備をしてい
たからちょっと意外だった・・・。1番目に記入していたのは外国(アジア系)から来
ていた男女6名の若者だった。7合目付近で休んでいた時に追い付き私たちが先頭に
なってしまったようだ。
8合目位から上はガスの中となり景色は無くなってしまった。その中で登る前から気
になっていたピークが「西山」である。地形図には山名が載っていないし、登山道の
途中にそのピークを示す標識も無いが、いわゆる火山界の中では山名がありGPSで
位置確認して1300m地点を西山と勝手に限定し写真を撮った・・・

登山口からエゾアカマツの展示林が3合目まで続く・・・

新しくなった標識は8合目まであった。9合目は古い標識だった。

3合目~7合目まではハイ松と大岩の混じる登山道が続く・・・

5合目付近から振り返る景色を一望しオンネトー湖も見えて来る・・

オンネトー湖

素晴らしき紅葉・・・とは言えないが、大地を感じる壮大な景色が良い・・・

登山道の途中、標高1300m地点の岩場を勝手に「西山」と称し写真を撮る・・

★ ガスの中の雌阿寒岳も・・・
誰も居ない頂上に着いたのは、10:30だった。
体感温度は氷点下を感じるほど寒く、コースロープも凍れて樹氷化していたのが物語る。
私は5度目、チーヤンは2度目の登頂となったが、こんな天気では記念写真はスルーし
ようかと思ったが、一応撮ってから剣ヶ峰を目指す事にした。
剣ヶ峰までのルートは、阿寒富士までの火口沿いの登山道を少し降りると「阿寒湖畔コ
ース」の登山道分岐があり左折する。比較的明瞭な踏み跡と赤いペンキでコースの案内
をしてくれているのでガスの中でもなんとか歩けるだろう。注意するのは中マチネシリ
火口から吹き上げているガスで風向きによって辛いものがありそうだ。
少し降りるとガスの下に来たのか視界が広がり始め目指す剣ヶ峰や中雌山も見えて来た。
次第に頂上付近のガスも消えて雌阿寒岳周辺の展望が開け、全体を見渡す景色に変わっ
た。一方、どんどん降りている自分たちに気が付く。そしてその登り返しを思い出して
しまい愕然と力が落ちる心境になった。一気に標高差250mを降りて80mほど登る
と念願の剣ヶ峰だったが、喜び半分の登頂だった・・・。でも、予報通り風も弱く見渡
す景色のご褒美は何よりだった。写真だけ撮ってすぐに中雌山を目指す。

こんな天気で登ったのは初めてかも知れないが、今回は通過点の雌阿寒岳だった・・・

写真中央の奥が剣ヶ峰・・・その奥に雄阿寒岳が見えていた

遠くに見えていた剣ヶ峰も意外に近かった・・・

火山の探知装置と思えるソーラーパネルと蓄電装置があった。ここからピークまでは踏み跡を辿る

剣ヶ峰のコルから望む中雌山の尾根・・・(左のポコがピーク)

剣ヶ峰までのルート

2019.10.17 剣ヶ峰(1328m)初登頂
★ 未踏の2座踏破・・・
剣ヶ峰の半減した登頂劇もあったが、まだ先があると落ち着かないエバ夫婦である。
とにかくピークは踏んだし写真も撮った・・・だから、次に行こうである。
と言うのも考えていたタイムテーブルより時間が押していて帰路の時間的な余裕がなく
なっていた。早く中雌山の登頂を済ましてしまいたいと楽しむ登山ではなかったかも知
れないのが、ちょっと反省。
天候が回復し、目指す最後の中雌山が見えている内に行こうと足早になる。
広く歩き易い尾根上もガスって視界の無い時は要注意かも知れない。
右に雄阿寒岳や阿寒湖そして温泉街の建物を見ながら軽快に足取りは軽い。
剣ヶ峰から僅か22分で中雌山に着いてしまった・・・。
本日最後の目標を達成し、夫婦も握手で登頂を喜ぶ。ましてや天候も回復し360度の
景色は本当に嬉しかった。長い距離を運転し、未踏峰を目指して登って来てもガスの中
だったり、雨や吹雪では記憶から遠のくただのピークハントで終わる。でもこうして景
色を望み見る登頂は一味違うものだ。

剣ヶ峰から中雌山へ目指す下りは急だった・・・

奥のポコが中雌山。比較的広い尾根上は歩きやすいが視界が無い時は注意だ

中雌山への途中、剣ヶ峰を背に・・・

中雌山頂上、間もなく・・・

2019.10.17 中雌山(1278m)頂上 初登頂

中雌山頂上にて・・・雄阿寒岳と阿寒湖を背に

中雌山頂上から中マチネシリ火口と雌阿寒岳

下りは、剣ヶ峰の下をトラバースして時短・・・今回の写真の中でお気に入りの一枚です
★ 次は無いが・・・
満足の登頂も下り250mの登り返しを考えると、そもそも選んだコースが間違いか?
と帰宅してから見直して見た。すると未踏の2座だけが目的なら阿寒湖畔コースを辿る
のがベストだったと反省した。まぁ~次に来る事はない2座ではあるが、これもまたエ
バ夫婦の単純さである。

唯一雌阿寒岳からの下りで撮った一枚・・・
★ 何故か沙流川温泉・・・
辛い250mの登り返しも下山開始から1時間で雌阿寒岳に戻った。
再びガスの中に包まれた雌阿寒岳だったが、少し降りるとガスから解放され快適な下り
となった。後続から登っていたと思われるパーティーの何組かを追い抜き登山口までほ
とんど休まず降りて14:25の登山口だった。
いつもの満足感と充実感に浸りながらさぁ温泉・・・だったが、何度か入っている野中
温泉はビーズナブルだけに石鹸とシャンプーが無く洗い場も無い。それがちょっと・・
で今回スルーしてしまった。
結局日高町まで戻って沙流川温泉高原荘で汗を流し、20:00無事帰宅した。
※ 10/19 ようやくアップ終了です・・・
なかなか行く気にはなれないが、4度その辺りを登った。
しかしその中の「剣ヶ峰」他には意識がなかったので、今度行く機会があったら歩いてみようと思う。
歳とともに運転がきつくなったよなあ?
でもハイエースは比較的楽な車かも知れないよ(他の車で長時間乗った事ないれどね・・)
以前より時間に余裕が出来て来たので、辛い時はホテルハイエースで最低1泊が基本。
雨が降っても雪が降っても快適なホテルハイエース、良いよね。
剣ヶ峰と中雌山は、当初私も意識は無かったよ。何かを意識しないと登る山の対象にはならないと思うよ。
でもまぁ~今度挑戦して見て下さいね。